広島県南西部にある大竹市には、隣接する廿日市市付近に飛び地がいくつかあります。この飛び地は1つや2つではなく、地図で確認すると大小合わせて8カ所ぐらいあり、全国的に見てもこんなに分散している飛び地群はそこそこ珍しいように見えます(自分が知らないだけで他にもありそうですけど)。
そんな飛び地が実際にどうなっているか見てみたくなったので、その飛び地の近くにある渡ノ瀬ダムとセットでまとめて訪問してみることにしました。
スカイレールサービスで交通系ICカードを買って輪行
前回からの続きです。
瀬野駅に接続しているスカイレールサービスの駅、みどり口駅からスカイレールサービスに乗ってみる前に、そもそもなんでこんなところまでやってきたのかという理由を説明しましょう。
瀬野八の裏側を自転車で下ってみる
広島には全国でもここにしか存在していない、スカイレールサービスという交通機関が存在しています。これは、簡単に言えば、遊園地とかスキー場にあるゴンドラのような乗り物であり、れっきとした公共交通機関になります。
ちなみに数年前、当時東京在住だった頃、出張ついでに乗りに来たことがありました。
当時はまだ、広島に関連する仕事を始めたばかりで、まさか転勤で広島在住になるとは夢にも思いませんでしたね。
まあ、それはともかく、6年ぶりぐらいに乗ってみることにしました。
芸備線などに乗って三次の先へ移動するだけのお話
先日、お仕事やプライベートの厄介ごと(=TOEIC試験)が一段落した記念に、平日のど真ん中の水曜日に休暇を取得し、芸備線の三次より東側へDAHON DovePlusを持って行ってみることにしました。
広島市内から三次や庄原方面へ公共交通機関を使って行くとなると、三次までは高速バスや芸備線がそれなりの本数が確保されているため無計画で行ってもどうにでもなるのですが、それより奥の庄原方面となると高速バスはともかく、芸備線については本数が激減してしまうのです。
しかも学校が休みとなる休日はさらに本数が減らされ、広島駅始発の5:43に乗っても、日曜日だと最速でも山奥の備後落合駅はおろか、庄原市の中心にある備後庄原駅ですら到着が13時をすぎるという、JR西が乗客を乗せるのを拒んでいるんのではないかと勘ぐってしまうレベルの使い勝手の悪さがあり、だからといって誰も使っていないかというと、「乗り鉄」の皆さんが特定の列車のみ大勢乗っていて、自転車なんて持っていたら下手すると乗車拒否される次元の大混雑の噂もあり、休みの日には正直なところ乗りたいとは思えなかったのですね。
なので、庄原方面の芸備線に乗るなら「シーズンオフのド・平日しかない!」と前々から狙っていたのでした。
グリーン車で行く宮崎と、一ツ葉有料道路サイクリング
今年のゴールデンウィークは久しぶりに宮崎に行ってきました。もちろん、前回と同様に今回も折りたたみ自転車のDAHON doveplusを持っていっての、いわゆる遠征のような感じです。
いつもはレンタカーを手配して広島から車で片道450kmほどの道のりを高速を飛ばして行くのですが、今年はいろんな外的要因とやらで、ガソリン代が高騰&ETC割が対象外&規制なし大型連休というウルトラコンボが炸裂したおかげでレンタカーでの移動を諦め、山陽新幹線→日豊本線という鉄道で向かうことにしてみました。
しかしながら鉄道移動、大型連休ということで新幹線はともかく、在来線(特に特急ソニック)は大混雑することは容易に想像できるため、あらかじめ指定席を確保しようと思ったらほぼ満席・・・ただ、もう少し調べてみたらグリーン車は空いていたので、人生初の在来線特急グリーン車で移動することとなりました。
廃村・高山集落探訪
中四国地方最大の都市である広島市の北部にある安佐北区は、可部周辺や高陽ニュータウンなどの一部の地域を除くと、政令指定都市とは思えないほどの農村地帯や山岳地帯が広がっており、その中にはあまりの不自由さに先祖代々住んでいたであろう歴史ある集落を捨てて離村してしまったような地域も点在しています。
そんな安佐北区の地図を眺めていたら、自宅からそれほど遠くないところに「高山」「丹原」という廃集落を見つけたので、行ってみることにしました。
この高山や丹原という集落は、広島市内から太田川に沿って30kmほど遡った宇賀という地区から山の中へ10kmほど入ったところにあり、地図で見る限りでは山奥の秘境という感じは無いのですが、実際に行ってみると「なぜゆえ、こんなところ不便な場所で暮らしていたんだ!?」と思わざる得ないぐらいには山奥の秘境感あふれる場所でした。