NISHISAITAMA PROJECT

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親父山・障子岳登山

このゴールデンウィーク、わざわざ宮崎まで行って自転車だけ乗り回していただけではなく、それ以外にもあれこれやっていました。そのうちの一つが登山です。

今回の目的地は、大分と宮崎の県境にそびえ立つ障子岳という標高1703メートルの山です。広島近辺にいると鳥取の大山(Daisen)を除けば、高くてもせいぜい標高1300メートル程度の山しか無く、ここまで標高の高い山は久しぶりになるのですが、宮崎県側の登山口自体がわりと標高の高いところにあるため、案外あっさり登ることができました(むしろ、昨年登った広島市の白木山の方がキツかったかも)。

ic-yas.hatenablog.com

今回の行程はこんな感じです。


※最近、iPad+ApplePencilを買ったので、早速活用してみました笑


まずは宮崎県側の登山口がある高千穂町へと向かいます。高千穂町の街の中を抜け、四季見原登山口まで一気に車で行き、登山口近くの駐車場っぽい広場に車を止めて、ここから親父山を経由して障子岳を目指します。



林道自体は登山口からからに先へと続いていますが、オフロード車や軽トラでも無い限り、走ることは難しそうなぐらいには荒れています。もっとも、ゲートがあるので営林署の車以外は入れないと思いますが。

しばらく林道を進み、それから山の中へと入っていきます。



標高が高いためか、まだまだ葉の色が若いですね。ところどころにアケボノツツジの花も咲いていて、雰囲気も良いです(って、いかにも花の名前を知ってますよ~的に書いてますけど、直前でNHKでやっていた登山番組で紹介されていたため、たまたま名前を知っていただけだったりします)。



シャクナゲも咲いています。シャクナゲって東日本だと梅雨の時期前後に咲く花だった気がするし、見た目も微妙に違うので、もしかすると自分が知っているシャクナゲとは違う種類なのかもしれません。

原生林の中の急登を1時間半ぐらいかけてゆっくり登っていくと、最初の目的地の親父山の山頂に到着できます。



ゴールデンウィーク真っ只中ということもあり、それなりに混雑していました。なので、軽く写真を撮って、そのまま障子岳へと向かいます。

親父山から先は比較的なだらかな稜線を行くようになり、精神的にも肉体的にもかなり余裕が出てきますね。眺めも良く、歩いていて気持ちの良いコースです。

親父山からすぐ下りたところに、こんな看板が掲げてありました。



戦後すぐ、ここにアメリカ軍の爆撃機B-29が墜落したらしいです。今でもこの周辺に当時のB-29の部品が落ちているみたいなことを通りがかりのおっさんが話していました。



高千穂方面を眺めている図。どこまで行っても山が連なってます・・・ちょうど中央部分の山の裏側辺りに、前回記事にした椎葉村の中心地があります。



少し荒れてる枯れ木の先に見えるピークが、障子岳のピーク。



そして、障子岳山頂に到達です! もう少し時間があれば、この地域を代表する祖母山まで行ってみても良かったのですが、時間の都合上、ここで引き返すことに・・・もし本気でやるなら高千穂か竹田あたりで前泊するしかなさそうな予感。



手前に見える山が(たぶん)祖母山で、その少し遠く、ちょうど同じぐらいの高さのところに阿蘇山の山々が見えます。最近はしょっちゅう噴火しているイメージのある阿蘇山ですが、今は落ち着いているように見えます。



こちらは東側、傾山方面ですね。テント持って大崩山方面まで縦走するのも面白そうではあります。最近はあんまり登山をやっていないので、もしやるならある程度近場の山で訓練してからにした方が良さそうですけどね。この辺の山は標高の割に遭難者も出ているようですし。

しかしまあ、いつかは歩けるところまで歩いてみたいですねぇ・・・

・・・

さて、あとは下山するだけです。来た道をそのまま引き返し登山口まで戻り、車に乗って向かった先は・・・



日之影温泉駅です。



時刻表や料金表もあって、鉄道がやってきそうな雰囲気がありますが、ここは2003年頃に廃止になってしまった高千穂鉄道の旧駅舎で、現在は駅舎に併設されていた温泉と売店だけが営業しています。



高千穂鉄道で走っていた車両もあり、知らない人が見たら現役の鉄道駅に見えなくもないですね。ちなみにこの車両、寝台車ではない無い普通の気動車ですが、現在は宿泊施設になっているらしく、中で寝泊まりすることができるとのこと。

それはともかく、今回の目的は温泉です。早速温泉へ入ってみましょう。

日之影温泉はアルカリ性の少しぬめり気のある温泉で、この近辺だと美郷町の南郷温泉に似たような泉質でした。建物自体はローカル線途中駅の駅舎の2階という、決して広くはない場所なのに大浴場や洗い場もそこそこ余裕のある造りで、連休中で混雑していたにもかかわらず、ゆったり入ることができました。

普通のマンションのベランダのようなところに作られた露天風呂が小さめなのが残念ではありますが、足湯に浸かりながら五ヶ瀬川を眺めてると思えば問題なしです。最も混雑しているシーズンであろう、ゴールデンウィークの夕方ぐらいにこの程度の混雑度ならば、普段ならもっとゆっくりできるだろうし、ここはまた高千穂方面に出掛けたときにでも立ち寄って見たいですね!

という感じで、がっつり温泉を楽しみ、そのまま帰ったのでした。

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