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広島の新交通システム乗りつぶし

今年度から日本各地はもとより世界各地の最前線で作業をするような現場第一主義の部署から社内の間接部署へと異動となってしまい、出張など無縁の生活になってしまったかと思われていたのですが、運良く(?)広島へと出張となったので、そのついでに乗ったことのない路線を乗りつぶししてきました。

 

ちなみに広島ですが、まともに訪問したのが大学生の頃に1回だけで、あとはせいぜい広島駅の乗り換え程度ぐらいしかお立寄りしていなかったので、鉄道的にはほとんど乗りつぶししていなかったのです。

 

なので、出張帰りの貴重な自由時間を使って、関東在住者にはちょっと乗りつぶししづらい路線を2つほど乗車してきました。

 

 

 

まず1つめは、瀬野駅から出ているスカイレールサービス広島短距離交通瀬野線

 

 

鉄道よりもむしろスキー場や遊園地のゴンドラをイメージした方がわかりやすいかもしれません。これは、瀬野駅の裏の山腹に広がっているニュータウンにアクセスするためだけに作られた乗り物で、一切観光要素などありませんが、これが実に楽しい乗り物だったのです。

 

広島短距離交通瀬野線.mp4

 

普通の鉄道やモノレールではあり得ないような急勾配を一気に登っていくので見てて面白いです。

 

 

見た感じがロープウェイのゴンドラなので揺れがあるのかと思いきや、そんなことは決してなく乗り心地もグッド。8人分が座れる座席がある程度の小さい乗り物ですが、元々地方のニュータウンのための乗り物なのでこの程度でも十分やっていけるようです。

 

そしてあっという間に終点のみどり中央駅に到着です。

 

 

駅前には自販機と小さい公園がある程度のニュータウンの中にある小さい駅といった感じで他に見所などありません。住宅地ゆえ当てもなくさまよっていると怪しまれてしまいかねないので、さっさと戻りましょう(別に大丈夫だとは思いますが!!)。

 

 

もし首都圏にあったら、千葉都市モノレール湘南モノレールのような車両が走っていたのではないかな。

 

スカイレールサービスに満足した俺様御一行が次に向かったのはJR広島駅の隣の新白島駅。完成したのは2015年3月というできたてほやほやの新駅です!

 

ここで広島高速交通広島新交通1号線というか、アストラムラインにお乗り換えです。

 

アストラムラインは広島の繁華街と安佐南区の山の中を結ぶ新交通システムで、こちらは先ほどのスカイレールサービスとは違って、6両編成ぐらいの車両が走る立派な鉄道路線となっています。しかも、新白島から本通駅までは地下鉄になっていて、なんでも中国地方唯一の地下鉄だとか(正確には県庁前から本通までだそうですが)。

 

ただ、広島駅に接続せず根無し草のような路線(2014年頃までは山陽本線と接続していなかった)だったため、ちょっと乗るのが難しい路線だったのですが、やっとこさ乗る事ができました。

 

そもそも、広島以外の人から見ると、なぜゆえ広島駅に接続していないんだよばかじゃないの?とか思うのですが、広島という街は広島駅よりも県庁や原爆ドームがある本通駅周辺が最も発展している場所であるため、市民のためのことを思えばこちらの方が都合が良かったようですね。

 

いったん本通駅まで行ってから終点の広域公園前駅を目指します。

 

しばらく地下鉄区間を走行後、先ほど乗車した新白島駅を越えると地上に出ます。

 

 

多くの乗客を捌くためのロングシートなので車窓は眺めにくいのですが、大町駅あたりまでは広島の市街地を通り、そこからは徐々に丘陵地帯へと入っていくので、車窓を眺めてても楽しいです。ロングシートですけど。

 

 

そして40分ほど乗り通すと終点の広域公園前駅に到着です。意外と遠い。

 

 

ホームからだと車両が見づらいうえ地下区間もあるので、ここにきてやっと車両の写真が撮れました。

 

 

アストラムラインはこんな感じに「?」のような路線なので、終点付近の人はバスでまっすぐ広島市内へ行く人も多そうです。

 

で、俺もそれにならってバスで市内へ戻ろうとしたのですが、どのバスに乗って良いのかイマイチわからずというか、そもそもバス停を見つけることができなかったのでアストラムラインで引き返しました。

 

アストラムラインは広域公園のような中途半端な場所を終着点とせず、そのまま南下して山陽本線と接続させた方が便利になるんじゃないかなとか思って調べてみたら、そういう計画は実際にあるらしく、今後にご期待だそうです!

 

この手の地方路線が延伸開業するってことは滅多にないですが、どうなることでしょうか。

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