先日、昔から付き合いのある大阪の友人らと会って夕食でも食べようかという話になり、そのついでにdoveplusを持って大阪の、それもあまり訪問したことのなかった南の方、いわゆる和泉国あたりを駆け巡ってみることにしました。
まずは広島から新幹線で新大阪まで移動し、そこから御堂筋線で終点の「なかもず駅」まで移動してみます。切符的には大阪市内まで同一料金なのでJRを使った方が安上がりなのですが、御堂筋線は心斎橋から先に乗ったことが無いのと、自転車というそれなりにサイズのある荷物を持って何度も電車を乗り換えるのがめんどくさかったなどの理由で、地下鉄で向かってみることにします。
ところで御堂筋線の新大阪駅には、こんなスペースがあるのですね。
ホームの外から江坂駅方面を眺めることができるデッキ(?)。御堂筋線は本数も多く、暇なときはここでベンチに座って電車でも眺めながら休憩するのは、それはそれでありかもしれません。
さて、御堂筋線は大阪の地下鉄の中では最も利用客が多い路線で、東京メトロのメジャーな路線と同じぐらいのレベルで混雑します。そんな地下鉄にあえてdoveplusを持ち込んで輪行などやってみようかと思った理由としては、将来的に関東に戻ったとき、首都圏の混雑する路線でチャリ抱えて輪行したときにどうなるかという状況を体験してみたかったというのもあります。
今回は日曜朝9時の10両編成の10両目の一番端っこというポジションで移動しましたが、まあまあ大変ですね。JR中央線のように終日混雑している路線で途中駅から乗車の輪行は大変そうだし、関東に戻る場合はそういう混雑度も考慮して部屋探しをした方が良いかもしれません(それ以前に関東に戻ること無く関西や九州にでも移住しようかと思っているところですけど)。
そんな御堂筋線に乗る事50分ほどで終点のなかもず駅に到着。ここで外に出てから、今度は隣接する中百舌鳥駅から泉北高速鉄道に乗車します。
こちらも初めて乗る路線です。
泉北高速鉄道は泉北ニュータウンという巨大なニュータウンのど真ん中を突っ切っていて、関東で言うところの北総線のような路線です。鉄道が街の中心をまっすぐ走り、その両側に高速道路のような幅の広い道路が上下線それぞれ整備されている感じは、北総線の千葉ニュータウン付近と非常に似ています。
あんまりまともな写真を撮っていないのでアレですが・・・比較的新しい路線(とはいえ開通してから50年ぐらい)で駅も少なく、各駅停車であってもわりとあっという間に終点の和泉中央駅に到着。
線路はここで途切れているので鉄道の旅は一旦打ち止めとし、この先はdoveplusで移動します。泉北高速鉄道は熊取町方面まで延伸する計画もあるらしく(ただし、可能性は限りなく0らしい)、そのような未成線を自転車で走ってみることにしましょう。
駅前でdoveplusを展開したら出発。
左手には延伸するかもしれない線路が一部続いていますが、すぐその先で線路は終わっています。
泉北ニュータウンは多摩ニュータウンのように丘陵地帯に造成された街で、なだらかな坂が多く、doveplus的には少し厳しい道が続いていますが、それでも大通り沿いは歩道も広めに整備されているし、押して登らなければならないような急な坂はそんなにないので、気軽にポタリングするにはちょうど良いかもしれません。
和泉中央駅から4kmほど進んだところで、眺めの良い高台に出たので少し休憩。
この辺はニュータウンが造成中で、最寄り駅は和泉中央駅よりJR阪和線の下松駅あたりになるのかも。駅から遠いとは言え大阪市内ではなく、近隣の工業団地にある工場に車通勤するならそれほど暮らすには不自由しないのかもしれません。それに、限りなく可能性は低めですが、泉北高速鉄道が延伸してくる計画もあります。
大阪外環状線という、首都圏でいうところの国道16号線のようなポジションである国道170号線バイパスを走っていると、貝塚市が見えてきました。
さらにバイパスを進んで行くと・・・
水間鉄道の電車が止まっています。調べてみれば、すぐそこに水間観音駅があり、その先には水間寺もあるようなので、ご挨拶がてら行ってみましょう。
チャリで入って良いかどうか不明だったので、doveplusは駐車場の脇のフェンスにくくりつけ、改めて中へ・・・
水間寺は近木川(こぎがわ)と秬谷川(きびたにがわ)が合流する地点にある風水的に見ても良さそうなばお寺で、本堂も三重塔もなかなか立派。
写真だとちょっと分かりにくいですが、本堂の裏を流れる秬谷川には降臨の滝というありがたい滝もあります。
・・・と、キリが良いので続きは次回。
ちなみに今回の工程はこんな感じです。
大阪だとGoogleマップのサイクリングモードが使えるんですね!(広島市内は2023年現在非対応)