NISHISAITAMA PROJECT

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水間鉄道&阪堺電車を乗りつぶし

前回からの続きです。

水間観音駅の時刻表を確認してみると、ちょうど良い具合に貝塚行きの電車に乗ることができそうだったので、急いで駅へと戻り、水間鉄道に乗り込みます。



後々知ったのですが、日曜日に限り、あらかじめ予約しておくと追加料金無しで自転車ごと電車に乗ることができるサイクルトレインをやっていたそうで、それを利用してみるのもありだったかもしれません(貝塚駅から、そのまま南海電鉄に乗り換えるからそんなに意味は無いんだけど)。




駅構内には無数の苔玉がぶら下がっています。



今回乗車するのは、昔の東急で走っていたような感じの電車。



そしてなぜか、側面には「KONAN TETSUDO」。弘南鉄道といえば青森を走るローカル私鉄ですね。なぜゆえ青森の電車がこんなところに・・・?



ちゃんと交通系ICカードにも対応しています。ただし、途中駅では駅構内でタッチするのでは無く、電車の中でタッチする、バスや路面電車のような運用でした。

水間鉄道水間線水間観音駅からまっすぐ貝塚駅まで向かう5.5km程度の短い路線。でも、距離の割には10駅と、意外と駅が多く、それこそ路面電車の郊外線のような、あるいは地方のローカル線のような乗り心地の電車でした。先ほど乗った泉北高速鉄道とは対極にあるような路線でしたね。

・・・

定刻通りに貝塚駅に到着。

貝塚駅もとい貝塚市と言えば、それこそ10年以上前に仕事でやってきた以来の街で、どことなく駅前の感じなどかすかに覚えてはいるのですが、当時は夕方来て駅前のビジホに泊まって、翌日は早朝から仕事だったゆえ、それほど思い出らしい思い出も無く・・・・なので、そのまま南海本線へ乗り換えて大阪方面へ。



このとき、時間的にはまだかなり余裕があり、さらに天気も良かったので大阪方面ではなく和歌山方面へと向かい、南海多奈川線加太線を一気に乗り潰しつつ、鉄道の無い区間をdoveplusで走り抜けてみる案も思いつくも、さすがに厳しそうだったため断念。

というわけで、当初の予定通りに浜寺公園駅まで移動します。



浜寺公園駅は文字通り、浜寺公園の目の前にある駅で、ほとんどの人は改札を抜けたら浜寺公園まで一直線に向かっていましたが、私は別の目的がありここで下車しました。

 

それは何かというと・・・



阪堺電車

今でも大阪に唯一残る路面電車ですね。



もちろん輪行するので、始発駅かつ、乗客の少ない時間帯を狙ってやってきました。

乗車したら一番後ろの運転席横の区画を確保し、後ろの風景を見ながら終点の天王寺駅前まで向かいます。



浜寺駅前を出たらすぐに南海本線を乗り越えつつも、南海本線に付かず離れずといった具合に並行して進んでいきます。



堺市内を抜け、大阪市住吉区に入ると、住吉大社の横を通過していきます。そういえばこの辺にはつい最近まで住吉公園停留所に行く支線のような路線がありました。10年以上前に貝塚の時とは別件の仕事でこの辺に来たとき、その存在は認知しつつも乗っておかなかったことが今になって悔やまれます(あの頃は私鉄の乗りつぶしは積極的にやっていなかった・・・それ以前に、そもそも出張中で自由がきかなかったというのもある)。



住吉大社のすぐ先で阪堺電車は二手に分かれ、乗っている電車は阪堺線から上町線へと入っていきます。なぜかメインの阪堺線の方が支線扱いされているのが不思議な感じですが、おそらく上町線は終点が天王寺でこちらの方が利用客が多いからなのでしょう。

ちなみに上にある写真の右中央にちらっと見えるタイムズのコインパーキングが、かつての住吉公園へ向かっていた廃線跡になります。線路が無いのに架線が残っているのが確認できますね。

・・・

上町線へと入った電車は引き続き大阪の下町のようなところをゆっくりと進み、終点の天王寺駅前へ到着しました。阪堺電車は、専用軌道と併用軌道が半々ぐらいで、地方のローカル私鉄のような感じで民家の軒先を走ったかと思えば、大都会の大通りのど真ん中や住宅地の生活道路をバスのような感じで走り抜けたりと、変化に富んだ楽しい路線でしたね(都電荒川線に比べると併用軌道の区間が多かった感じ)。

今回乗る事ができなかった阪堺線の残りの区間も近いうちに乗ってみたいところではあります(こちらは西成区の中心という大阪でもかなりディープなところを走るのでそれはそれで面白そうです)。

 



あんまり目立たない天王寺駅前の電停。

そして見上げれば・・・



あべのハルカスが! デカい!

少し長くなってきたので、続きは次回へ。

 

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