NISHISAITAMA PROJECT

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江波皿山に登って江波線で輪行

前回からの続きです。

宇品からまっすぐ西へと向かい、やってきたのはここ、江波(eba)。広電江波線の終点でもあります。



線路の向かいにプラットフォームが見えます。

あれが江波電停の乗り場なのですが、道路の歩道も兼ねているので普通に地元のおばちゃんがチャリに乗ってホームの上を我が物顔で走っていたりします。都電荒川線のホームでもそんな光景見た記憶がないですね(実際にOKなところもあるのかもしれないけど)。



反対側に目をやれば江波車庫が見えます。

広電本線宇品線でよく見られる、長い連接車は原則こちらにはやってこないので、1両編成の単行車もしくは少しコンパクトな連接車しかいないようです。広電の車庫にしてはわりとシンプルな感じ。

では、ここまで来たついでに、江波車庫の後ろに見える山、江波皿山に登ってみましょう。



現在は何の変哲も無い小さい丘のような山ですが、元々は海に浮かぶ離島だった江波皿山。広島の市街地にはこんな感じの元離島の山がいくつかあります。

そんな江波皿山の山頂へと続く道は、doveplusでは登ることのできない急登が続きますが・・・まあ、小さい山なので5分も歩けば山頂です。



少し登れば、江波車庫を裏から見下ろすことができる裏スポット。電車とバスが共有している車庫でもあるので、同じ敷地内にはバスもたくさん停車しています。

さらに登っていけば、山頂に到達!



桜も見事に満開(天気が悪いのが残念)。それでいて、こんなに街中なのに花見客が一人もいない! ここはもしや穴場では・・・?



来週には散ってしまってそうな雰囲気・・・

しばし桜を眺め、そろそろ戻ろうかと広場の中央を見ると、不思議な物を発見。



明治12年に設置された測点。

簡単に説明すれば、どうやら今で言う三角点の先祖のようなものらしいのですが、紆余曲折あって使用されなくなった物とのこと。それなので、国土地理院の地図を見ても三角点としては表記されていないのですね。



実際に国土地理院の地図を見ても、三角点表記はありません。

 

・・・


今回はdoveplusで来ているので、帰りは輪行で帰ってみましょうか。

江波から自転車で帰る場合は2号線バイパス下の旭橋から太田川放水路の河川敷に降りて、そのあと一気に北上すれば、ほぼ信号に遭遇することも無く帰ることもできてしまうため、何らかのトラブルが発生したときでも無い限りは輪行する意味はほとんど無いのですが、良い機会なので乗っておきましょう。



冒頭で紹介した、歩道も兼ねているホーム。輪行袋にdoveplusもツッコミ乗車準備完了。

江波電停は始発駅ですが、鉄道でよくある始発駅での長時間停車せず、中間駅のように電車が停止したらすぐに乗らないと発車してしまうことがあるので、写真などを撮りたいときは要注意です。

というわけで、広島行きを見送ったあと、次に来た単行車に乗って横川駅へと向かいましょう。



PASPYが近い将来廃止になる代わりに、新たなQRコード決済の機器が設置されています。個人的に、あれこれ新しい仕組みを作るぐらいなら、初めから共通の交通系ICカードや既存のキャッシュレス決済に統一してしまえば良いのでは?とも思うところなのですが、どうでしょうか(予算的な問題があるんだろうけど)。



広電の中では比較的乗客の少ない江波線でも、途中からは立ち客も出るくらいには混み合うので、車内の写真を撮るなら江波電停を出た直後に撮りまくっておきましょう。

江波線から横川線へとそのまま直通し、終点の横川駅に到着。



横川駅と言えば、関東民にとっては軽井沢の一つ手前、信越本線の横川駅の方を釜飯とともに思い浮かべる方が多いと思いますが、広島で横川駅といえばこの駅。読み方もイントネーションも異なり、YokokawaではなくYokogawa。

さらに横川駅から可部線に乗って自宅最寄りまで向かいたいところ、可部線の本数は広電の路面電車よりも少ないし、可部線自体はよく乗ってる路線でもあるので、ここから先は自宅までdoveplusで戻ることに。



そして来た道を戻って自宅へと帰ったのでした。

 

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