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再び湯来温泉へ

2年ほど前の真冬の時期に一度訪問したことのある湯来温泉にまた行ってみたくなったので、今回はいつものミニベロこと、DAHON DovePlusに乗って行ってみることにしました。これなら自転車で汗をかいて温泉に向かい、風呂上がりのビールを飲んだあとバスで帰ることができるのでなかなか良さそうです。

ic-yas.hatenablog.com

↑前回の訪問記録

 


三次→広島やしまなみ海道を制覇している実績を考えれば、太田川沿いに片道43kmの道のりならそれほど苦ではない距離ではありますが、思い立ったこの日の天気は午前中は雨というイマイチな天候。昼過ぎに自宅を出てから向かうと、最終バスに間に合うかどうかというギリギリのレベルになってしまうということを考え、自宅最寄りから出ている路線バスで途中をショートカットして、距離を大幅に稼いでみることにしました。



三段峡行きの可部線廃止代替バスに乗って太田川をさかのぼります。

このバスは可部駅を出ると、可部線の線路沿いではなく、いったん広島北インターを経由し、飯室を抜けてから太田川へと向かうルートで進んでいきます。おそらくこちらの方が道路が広く、人口も多いので乗客を拾いやすいのでしょう・・・ということを考えても、可部線の廃止区間はそういう人の流れを無視した路線だったのだと思います。



広電バスの安佐出張所はちょっとしたバスターミナルになっています。近くに大きなスーパーなどもあるためか、ここから乗ってくる乗客もちらほらいます。



旧・安芸飯室駅から先は太田川沿いに進んでいきます。途中には可部線廃線跡が随所に見られるので、廃線を追いかけている人ならば楽しめる路線だと思いますね。

安芸太田町に入ってすぐ、かつての安野駅でバスを降ります。



当初の予定では、水内駅付近で下車する予定でしたが、予想に反して天気は大雨。この先、雨宿りができるバス停があるかどうかも怪しかったということもあり、頑丈な屋根が付いている安野駅で少し時間をつぶすことにしたのです。

20分ほど待機していると駅前商店の人が出てきて「そこで休憩するぐらいなら、うちの休憩室使って良いですよ!」とお声が掛かったのでありがたく屋根と壁のある部屋へ移動し、さらに20分ほど待機すると雨が完全にやんだので、やっと出発することができました。

休憩室提供のお礼をかねて自販機で缶コーヒーを買って気合いをいれたら出発です!



山には靄も掛かっていたりして雰囲気も良いですね。雨上がり直後の風景は狙ってみることが難しいので、午前中が雨だったのはそれはそれで良かった気がします。

旧・湯来町に入ると、太田川の支流である水内川に沿って国道433号線が分岐するので、そちらへと進みます。



国道433号線といえば、酷道区間を持つ荒々しい国道として一部のマニアに有名であっても、国道191号線から分岐して湯来温泉の少し先までの区間に関していえば、車道も歩道も余裕を持った直線的な道路が整備されているので、自動車にとっても自転車にとってもとても走りやすい道になっています(488号線が合流してからは歩道がなくなるところもありますが・・・)。



だんだん山深くなってきました。この辺まで来ると歩道もなくなる箇所も増えてくるため、注意しながら進みましょう。交通量は温泉目当ての地元車でそこそこ多めです。



前回訪問したときは「ここまで自宅からチャリで行けたら最高なんだけどな~」なんて思っていましたが、あっさりその夢が叶ってしまいました(厳密には違うような気がしますけど)。



今回もお世話になります、湯来ロッジ。日帰り入浴での利用です。

・・・

温泉で一汗流したあとは、お待ちかねのビールタイム。



河原に降りてビールを飲みつつ、バスが来るまで時間をつぶし・・・



バスで帰りました。今回も無事に、チャリ→温泉→ビール→路線バスというスーパーコンボを決めることができ、大満足です!

こんな感じで広島周辺の山間部にある温泉にチャリで訪問して鉄道やバスで帰るようなことをもっとやってみたいんですが、残念なことに広島県はこういう山間の温泉地というのが他県に比べて少ないのが惜しいんですよねぇ・・・広島以外の中国地方や対岸の愛媛県だと県庁所在地に温泉があったり、山の中に有名温泉地を抱えている県ばかりなのに、広島だけそれがないのが惜しいところ。まあ、電車なり高速バスなりでちょろっと移動すればすぐ近くまで到達できると思えば恵まれているのかもしれません。

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