NISHISAITAMA PROJECT

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神戸の新交通システム&阪急乗りつぶし

9月下旬の金曜日、Gotoトラベルキャンペーンで東京が対象になる前に、一発どこかに行っておきたいと思ったので、1泊2日で関西旅行に繰り出すことにしてみました。

というか、元々は自転車片手にしまなみ海道サイクリング&四万十川サイクリングをやろうと思っていたのですが、ちょうど出発しようとした日が直前になって雨予報に変わってしまったうえ、会社には休暇願を出していたので、急遽予定を変更して神戸に行くことにしたのです。ほんと、前日の夜23時に予定変更ですよ・・・

 直前に決めたと言うことで激安新幹線チケット等も使えず、仕方なしに自宅最寄りのバス停から出ている神戸行きの高速バスに乗って移動です。ただ、コロナ禍のためか、直前に取った高速バスも空席ばかりで実際に乗ってみると乗客は自分含めて僅か5名。空いていたおかげで大変快適に移動することができましたが、これが続くとなると廃止になりそうな予感もありちょっと心配。

そんなほぼ空気輸送の高速バスに乗ること4時間で三宮バスターミナルに到着です。

今回は神戸近辺で未乗の鉄道の乗りつぶしなので、真っ先に向かったのがこちら。ポートライナー



三宮から神戸空港へと向かう新交通システムです。かつて東京に住んでいた頃は、飛行機で神戸空港に行ったときにでもついでに乗りつぶそうなんて思っていたんですけど、広島に引っ越してしまった手前、神戸空港を使う機会などなくなってしまったので、三宮駅から往復することにしました。まあ、このポートライナー新交通システムでは珍しく途中で分岐する支線区間もある路線なので、むしろ三宮から往復した方が効率よく乗りつぶしできるんですけど。

三宮駅を出発したポートライナーは神戸の中心地を南へと進んでいきます。神戸の中心地や臨海地区を高架で進んで行くため、車窓の風景は東京のゆりかもめ等と似たような感じが続いていきます。



都市部を走る新交通システムでは珍しくボックスシートが用意されているので、乗り心地も良いです。ただ、この日は大雨だったので車窓はイマイチでしたが。

埋め立て地となっている島を進んで行き、最後に大きな人工の海峡が見えてきます。



ここを渡ると、終点の神戸空港駅です。



この時点で猛烈な空腹感に襲われたこともあり、下車してみました。



いかにも「これから飛行機に乗りますよ」みたいな格好で空港内のレストランで昼食を頂き、飛行機には乗らずにそのままポートライナーで引き返します。



途中の市民広場駅で下車して、未乗区間である北埠頭方面へと乗り換えます。この北埠頭経由の路線は、日本の鉄道では珍しい一方通行の路線であり、市民広場→北埠頭→中公園の方向のみしか運行されていないため、この市民広場駅で乗り換える必要があるのです。こういう一方通行の路線は、自分が知る限りだと千葉県のユーカリが丘を走る山万と、同じく千葉のディズニーリゾートを走るモノレールぐらいしか知りません。



IKEAの横などを通る単線の軌道を3駅ほど進んで行くと、元来た本線へ合流し、そのまま三宮へと進んで行きます。なかなか面白いですね。

・・・

無事に三宮駅へと戻ったので、次は阪急神戸線から分岐している短い支線群を片っ端からつぶしていきましょうか。とりあえず三宮から最も近い甲陽園駅まで行ってみましょう。

特急に飛び乗り夙川駅で降りて、神戸線に対して90°垂直に接続している甲陽線に乗り換えです。



甲陽線は夙川駅から西宮市の高級住宅街である甲陽園までの2駅を行ったり来たりするだけの短い支線です。さあ、乗ってみましょう。

ちょっと良い感じの住宅街をゆっくり進むこと数分で、あっという間に終点の甲陽園駅に到着です。



甲陽園というのは、そういう庭園やテーマパークがあるわけではなく、この辺一帯の住宅地を指すようで、観光スポットなどがあるわけではありません(後ろが六甲山脈なのでハイキング的な要素はありそうですけど)。なので、本来ならそのまま来た電車に乗って戻ってしまっても良いのですが、せっかくなので降りてとなり駅まで歩いてみることにしました。



大きなため池? こういう緑豊かな公園があるのは良いですね。

しかしながら雨が強くなってきてしまったのでそそくさと撤収し、苦楽園口駅へとダッシュ。そのまま電車に乗って次の目的地へと移動することにしました。

次の目的は今津線です。こちらは甲陽線と同様に神戸線と垂直に交差している路線で、しかも神戸線を境に北線と南線に分断されている路線となっています。

効率よく乗りつぶしするなら、三宮から阪神に乗って今津駅に移動し、宝塚へと向かうのがベストだったんですが、それに気づいたのが西宮北口駅に着いてからだったので、効率とかその辺は無視してまずは南方面へと乗車してみることに。



さっきと構図が同じですね・・・阪急は車両の見た目がほぼ同じなので、よりいっそう違いが分かりにくい。

今津線の南側は、甲陽線と同様に全部で3駅しかない短い路線なので、乗車してすぐに終点の今津駅へと到着してしまいます。運転する方もあんまり面白くなさそうな・・・

ちょっと雨も弱くなってきたので、今津駅で降りて途中駅の阪神国道駅まで歩いてみましょう。今津線の南側は全線高架でその下を上手く歩けば雨にも当たりにくいのでこういう天気の時には助かります。



今津駅から800メートルほど歩くと阪神国道駅に到着です。阪急なのに阪神?? って、ここでの阪神は鉄道とは関係なく、駅直下の国道2号線がこの辺では阪神国道と呼ばれているのでこういう駅名になったようです。西武多摩川線青梅街道駅多摩モノレールの桜街道と同じ感じですね。

阪神国道駅から一駅戻って、今度は西宮北口駅の北側から宝塚へと真っ直ぐ伸びる北線へお乗り換えです。かつては南北つながっていた路線も、現在は完全に分断されているので路線名は同じでも全く異なる別の路線になっています(岸里玉出駅で分断された南海高野線と同じような位置づけ)。



これまた似たような写真・・・ただ、今まで乗った短い支線とは異なり、宝塚までは多少離れている少し長い路線になるので、雰囲気は大きく異なります。ただ、阪急神戸線京都線のようにJRと競合していないためか、昔ながらの地方私鉄のような先を急がずゆっくり走行する路線でした。

門戸厄神駅、小林(おばやし)駅、逆瀬川駅などといった駅を一つ一つ停車していき、最後に武庫川の大きな鉄橋を渡ると、宝塚駅に滑り込んでいきます。宝塚駅では向かいに梅田へ直行する急行電車が止まっているので迷わずそちらへお乗り換えです。



実を言うと、この後、蛍池駅で一度も乗ったことのない大阪モノレールや、最近開通したばかりの「おおさか東線」に乗る予定でしたが、すでにポートライナー&阪急支線でお腹いっぱいになってしまったので、本日の宿へと直行することにしました。

十三駅で本日幾度となく乗った神戸線へと乗り換え、岡本駅へ。



なぜ岡本駅・・・というと、この駅ではJR神戸線(東海道線)の摂津本山駅に乗り換えできるからなのです。



JRに乗り換え、隣の住吉駅で下車します。



そしてここで、六甲ライナーに乗り換えて最後の乗りつぶし・・・と行きたいところですが、すでに以下略なので、住吉駅の近くにある昨年も訪問したスーパー銭湯型の温泉へと向かいます。

www.uharanoyu.com
恋野温泉うはらの湯。2回目の訪問となります。

ここの温泉は街中にあるのに広々していて、土地柄か治安も悪くないのが良いですね。温泉も茶色いナトリウム泉で満足度が高いです。

・・・

温泉で一汗流し、付属の食堂で軽くビールも頂いてほろ酔い気分になったところで、お宿へと向かいましょう。今回のお宿は、六甲ライナーの終着駅付近に確保したので、魚崎駅から乗車しました。



六甲ライナーは最初に乗ったポートライナーと同じ神戸新交通が運行しているもうひとつの路線で、雰囲気もよく似た路線となっています。

南魚崎駅をすぎると海をまたいで六甲アイランドへと渡っていきます。そして終点のマリンパーク駅に到着です。魚崎駅からは4km程度と、その気になれば歩けなくもない距離ですね。



では、本日のお宿へと向かいましょう。今回は、一つ手前のアイランドセンター駅にくっついているホテルプラザ神戸というホテルで1泊です。

www.hotelplazakobe.co.jp





神戸の夜景を眺めながら一人二次会を開催し、適当にこの日は就寝と相成りました。

次回は鉄道旅から一転、関西ハイウェイスタンプ収集ドライブをお伝えします!

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