NISHISAITAMA PROJECT

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三次から広島まで自転車で

土砂災害の影響で一時期運休していた芸備線の運行が再開されたので、前々からやってみたかった、三次まで芸備線で移動してから広島まで自転車で帰ってくるやつをやってみることにしました。

 

 

自宅で早めの昼食を取って、まずは自宅最寄りの芸備線の駅まで移動し、三次行きの芸備線に乗車です。そうです、この日は午後スタートでした。


今回乗った三次行きの芸備線普通列車だったので、三次までは1時間40分ほど。もし、快速みよしライナーに乗ることが出来れば1時間20分で行けるので、特に各駅停車に乗る理由がないときは、快速で移動したいところ。



各駅停車のローカル線の旅も悪くないかもしれない。



終点の三次に到着です。

駅を降りて、さっそくDove Plusを展開します。



さあ出発。

三次市から広島市までの移動ルートとしては、大きく分けて以下の2通りあります。
・国道54号線を忠実にトレースするルート
・県道37号線(県道広島三次線)を使い、芸備線の線路沿いに進むルート

国道54号線を進むルートが途中のバイパスなども道路も整備されていて移動しやすく、距離も若干短いのですが、自転車、それもミニベロのような自転車で移動となると、交通量の多い国道54号線よりも、芸備線の線路沿いに移動した方が良いと考えたので、後者のルートで行くことにしました。こちらだと一定間隔で芸備線の駅があるため、何かあったときにエスケープしやすいという安心感もあります。



三次駅を出発して三江線の高架をくぐり、芸備線の線路をまたぐと西三次駅が見えてきます。



このまま江の川に沿って進む狭い道を進んでも行けそうですが、地図を見るとこの道は江の川に沿って大きく蛇行していて、しかも途中からは国道54号線に吸収されていることが判明したので、交通量の少なそうな対岸の県道を進んでみることにしました。


地図だけ見たら左の県道の方が絶対に良いと思いますよね・・・!




写真の右側に隠れている橋を使って対岸へ渡り、県道64号線経由で進んでいきます。この県道に入ったとたんに、いきなり急な坂が現れますが、まだスタート直後ということもあって特に苦も無く軽快に進んでいきます。

県道64号線は三次美土里線という名の通り、そのままでは旧・美土里町の方へと行ってしまうので、途中で県道429号線へと乗り移り、国道54号線の合流地点を目指していきます。



県道429号は険道区間もあるので移動には要注意。まさかここを使う地元のドライバーも、こんなところを自転車が通り抜けるとは思ってもいないだろうし・・・

険道区間を抜ければ、いよいよ江の川の堤防が出現します。



この先、吉田口駅付近まで延々と続く長い堤防区間の始まりです。

江の川サイクリングの良いところは、比較的上流部であっても堤防が整備されていて、自動車の走行が原則禁止という点ですね。しかも、特に有名なサイクリングコースでもないためロードバイクが列をなして高速で走り抜けるようなこともほとんど無いので、あんまりスピードの出ないミニベロには非常に快適で走りやすい道が続きます。

基本的に江の川の両岸に堤防が整備されているのですが、左右の山が迫ってくるようなところだと堤防が国道などに吸収されて消滅してしまいます。たとえば、芸備線の上川立駅~甲立駅間にあるこの場所・・・



この場所は、芸備線最長のトンネルがある区間(とは言っても数百メートルですけど)で、ここだけは県道の歩道を進む必要があります。まあ、ほんのわずかな区間だし、この辺は交通量自体も少ないのでほとんど気にならないと思います。

甲立駅を過ぎると江の川と、その対岸をゆく国道54号線は芸備線の線路から分かれて、吉田町方面へと向かっていきます。江の川の堤防は吉田町の市街地から復活するので、そちらを進んでも快適サイクリングは可能ですが、前述したとおりに芸備線沿いに進みたいので、ここでは江の川の支流である戸島川に沿って南下していきます。



この辺は、以前もDovePlusで走りました。

ic-yas.hatenablog.com
向原駅の手前で分水嶺となり、日本海側の江の川水系から、瀬戸内海側の太田川水系へと変わります。標高の低い位置にある分水嶺なので、自転車でもきつい峠越えなど無くあっさり超えられます。



分水嶺直後の三篠川分水嶺がすぐ近くにあるとは思えないぐらいの水量です。



井原市駅の手前で広島市へと入っていきます。



あと37Km・・・! 自宅は広島の中心地より7kmぐらい手前にあるので、あと30Kmぐらいか・・・

この辺は江の川沿いとは異なり、堤防がほとんど整備されておらず、県道も歩道が整備されている区間が少ないので、車道を高速移動できないような自転車の場合は、地図を見ながら裏道を選んで進んでいった方が良いかと思います(芸備線の線路沿いや、川を挟んだ対岸に裏道がある場合が多い)。

そんな裏道を進んでいたらこんな物を発見。



田んぼの害虫駆除に活躍する合鴨も、いずれはカモ鍋にされてしまうんですよね。



三田駅と中三田駅の中間地点ぐらいの場所。志和口駅~上深川駅は左右の山が迫ってきているので裏道も少なく注意しながら県道を進むしかないのです。さらに付け加えると、2018年の豪雨災害から完全復旧していないところもあり、地図上では道があるのに実際には道がない! ってこともあります。

三次駅を出発して約55Km、やっと下深川駅付近、太田川三篠川との合流地点に到着です。出発が遅かったために、もう日が暮れそう・・・



そして、そこから数キロ、走り慣れた道を進んで、無事に自宅到着となりました。

今回の走行距離は65Km程度、走行時間は4時間半と、DovePlusにしては少し長距離でしたが、休憩無しで走りきったわりには疲労感もそこまでないので、これぐらいの距離ならもう問題無く行けそうな感じですね。江の川沿いのサイクリングはとても快適なので、いずれまた時期をずらして挑戦してみたいです。

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