NISHISAITAMA PROJECT

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18きっぷで行く神戸市営地下鉄・山陽電車乗りつぶしの旅 後編

前回からの続きです。

西神ニュータウンがある高台から一気に下っていくと、片側2車線の国道175号線があり、歩道も広めに確保されていたのでここを走ってみることにしました。



ニュータウン内とは違って街路樹もなければ、高い建物も無く、今の時期にチャリで走るには厳しい道でしたね。ただ、明石方面にかけては下り勾配が続いていたので、止まらなければ、まあまあ快適に走れました。



何度かお世話になってる第二神明道路の入口。もちろんチャリなので無視して南下して行きます。

山陽新幹線の高架をくぐると、明石市に入っていきます。



西神中央駅で貯め込んでいた「標高」という貯金を使い果たしてしまい、あとはもう必至に照りつける太陽の下、自力でチャリを漕ぐだけです。

JR山陽本線をくぐり、国道2号線を横断すると、山陽電車の線路が見えてきます。



ちょうど、林崎松江海岸駅西新町駅の中間点だったので、どっちに行こうか迷いつつ、姫路に近い方の林崎松江海岸駅を目指すことにしました(実は西新町駅の方は登りが無かったので楽だったことが判明するも後の祭り)。



林崎松江海岸駅に到着! 駅名が微妙に長い!

 

ここで、ここまでの行程を振り返ってみましょう。



今回は距離にして12kmほど。

若干の物足りなさはあるとはいえ、ほぼ下りで走りやすく、今回このルートで走ったのは正解だったかもしれません。実は明石とは反対の三木の方へ抜け、三木鉄道廃線跡に沿って加古川へと抜けたり、さらにその先の権現ダムなどにも行ってみたかったのですが、それはまたチャンスとやる気があったらやってみましょうか。今の時期は暑くて無理です・・・

それに調べてみると、林崎松江海岸駅の眼の前の海岸線には「姫路明石自転車道」なるサイクリングロードがあるようで、ここを爆走してみるのも楽しそうではあります。今の時期に走ったら、熱中症になりそうですが。


それはさておき、ここから先は山陽電車で西へと向かっていきます。18きっぷの旅なのに、あえて私鉄を使っていくスタイルです。



クリーム色に塗装された車両と、使い古された光沢のある長い木製ベンチという組み合わせ。昭和時代の私鉄駅というノスタルジック感が満載の駅でした。あと、電車が妙に傾いていて、無理矢理に駅を造った感じがあるのも私鉄らしさがあります。

そんな傾いている普通車(各停)で東二見駅まで移動し、特急に乗り換えて飾磨駅まですっ飛んでいきます。


 

JRの新快速に対抗すべく登場した(のかどうか不明ですが)、姫路と梅田を結ぶ直通特急。ものすごい速度で、ほとんどの駅を通過し、播磨の地を走り抜けます。

 

この辺には国鉄高砂線や別府鉄道の廃線跡もあったりするので、いずれ頃合いを見て廃線跡巡りをやってみたいところでもありますねぇ・・・姫路周辺だと播但線の海側の廃線跡姫路モノレールの遺構などがあり、それ以外もいろいろ探してみると楽しめそうです。

 

 

飾磨駅で、今回の遠出のもうひとつの目的である網干線にお乗り換え。

こちらの網干線は、関東在住の頃から姫路周辺には幾度となく来ていたのにもかかわらず、微妙にJRの駅からアクセスしづらくて未乗のままでした。前々から乗ろうとは思っていたんですけど、JRの駅に接続していない路線は、どうしても後回しになってしまいます。

梅田と姫路からそれぞれやってきた特急との接続を待ってから、ゆっくりと出発します。



出発してからすぐに本線と別れ、先ほどとの特急とは打って変わってJRの新快速との勝負を完全に放棄したかのごとく、ゆっくりとマイペースで山陽網干駅に向かっていきます。



途中でいくつか川を渡ったりしつつ一駅ずつ停車し、行き違い列車と交換していきながら進んで行きます。全体的に見てもローカル私鉄な雰囲気があり、関西の中心地からみればかなり端っこの支線ではありますが、本数はそこそこ多く、使い勝手は良さそうです。



そして終点の山陽網干駅に到着! これで、山陽電車も全線完乗!

この山陽網干駅は、関西・中京圏の私鉄ネットワークの中では最西端にある駅で、ここからJRを使わずに私鉄路線のみで、愛知県東部の豊橋まで行くことができてしまいます(線路自体は近鉄名古屋駅までつながっていて、改札を出なくても名古屋まで行ける)。いつか暇とか余裕ができたらやってみたいところではありますが笑



山陽網干駅の近くにはJRの網干駅があります。両駅は3.5kmほど離れているため、歩くには少し距離があるし、路線バスも本数が1時間に1本あるかどうかと言うレベル・・・そんなときはdoveplusがあれば即解決です。



別案として網干線延伸計画もあった未成線ルートでもある、すぐ近くを流れる揖保川に沿って竜野駅まで行こうとか、いっそ海沿いを走って名前だけはおなじみの播州赤穂駅まで行こうかとも考えていたのですが、既に16時近くになっていたのと、それでも気温が下がる気配のまるで無い地獄のような暑さで断念し、さっさとJR網干駅まで向かうことにしました。




山陽網干駅周辺は古くからある商店街という感じで、「網干」の中心地はJR網干駅ではなくこちら側なのかもしれません。

JRよりも私鉄の駅前が発展している例は全国各地にあるし、ここもそれに該当しそうです。今回は時間が無くてその辺を自らの目と足でチェックできなかったのが悲しいところ・・・



近畿地方ではあるけれども、この辺まで来ると岡山県が近いからか、中国地方のような風景です。



JR網干駅に到着!

再びdoveplusを輪行袋に押し込んで、広島まで5時間ぐらいかけてゆっくりと帰りました。帰りは幾度となく、新幹線に乗りたい要求に駆られましたが、何とか耐え忍び、夜の10時すぎに、無事帰宅となりました。

いずれまた季候の良い時期にdoveplusと共に関西に来たときは、今回たくさん発生した宿題にチャレンジしてみたいと思います・・・!

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