NISHISAITAMA PROJECT

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スカイレールサービスで交通系ICカードを買って輪行

前回からの続きです。

瀬野駅に接続しているスカイレールサービスの駅、みどり口駅からスカイレールサービスに乗ってみる前に、そもそもなんでこんなところまでやってきたのかという理由を説明しましょう。

スカイレールサービスは通常の切符の他、交通系ICカードで乗ることもできます。しかしこの交通系ICカードは、全国的に使えるSuicaICOCAや広島ではおなじみのPASPYではなく、SKYRAIL PASSというスカイレールサービス独自の交通系ICカードなのですね。



以前から日本各地の交通系ICカードを集めてきているのに、地元にこんな独自のICカードがあるとは、まさしく灯台下暗し(元々地方のローカル線で情報の絶対量が少なく、公式ホームページすらないので調べようがなかった)。

というわけで、このSKY RAILPASSを買いに行くことが、実のところ今回の一番の目的でした。

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みどり口駅の窓口でSKY RAILPASSを購入して、今回のミッション完了。

ちなみにこの交通系ICカード、通常は10年有効で1500〜2000円で売ってくれる一般的なSuicaなどとは異なり、販売価格は2200円で、有効期限は僅か3ヶ月というシロモノ。位置づけ的には回数券の延長線上にあるようで、そういった意味では京都を走る嵐電のらんでんカードに似ています。

自分自身は基本的にただの交通系ICカードコレクターなので、価格や有効期限など、あってないようなものですけども。

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さっそく手に入れた交通系ICカード、有効期限も3ヶ月しかないし、せっかくですので使ってみましょう。

ICカードを改札にかざしてホームへと駆け上がり、スカイレールサービスのゴンドラに乗ってみます。



路線バスの1/3ぐらいの長さしかない車体なので、ホームもコンパクト。遊園地のアトラクションのような感じです。



車内は4人掛けシートが向かい合ってワンセットというサイズ感。でも、つり革があったりするあたり、観光地の乗り物ではなく、通勤電車な雰囲気もあります。



小さい懸垂型モノレールみたいですね(千葉モノレールや湘南モノレールみたいなやつ)。実際には、車内に運転席などはなくワイヤーで引っ張って動かしているようなので、自走式モノレールよりも、ロープウェイに近い乗り物でしょうか。

つまるところ、全国的に見ても、かなり特殊な乗り物だと言うことがおわかり頂けるかと思います。



こんな感じで急斜面に作られたニュータウンの中心部を行き来しています。見た目に反し、意外と揺れは少なく安定していて、それでいてホーム出発直後にふわっと急加速・減速したりする感覚は、スキー場のゴンドラやリフトに近い気がします。



最後は公園の中を突っ切るような感じで進んでいき、あっという間に終点のみどり中央駅に到着。たった170円で楽しめるアトラクションと思えば、かなりの破格設定です。



みどり口駅から乗せてきたDovePlusを展開してみました。

輪行と言うにはあまりにも短距離とはいえ、自転車には厳しい急斜面を一気に駆け上がってくれるので、乗る価値はありますね。コスト面さえ気にしなければ、坂の多い呉や長崎なんかでも活用できそうな乗り物だとは思いますが、日本全国でもここだけって考えると、他の地域で活用するには難しい乗り物なのでしょう(普通はエレベーターやエスカレーターで代用可能だし、もう少し規模が大きくなったら路線バスの方が便利なんだと思う)。

 

ついでに動画も撮ってみたので、一緒に載せておきます。前半部分は2016年に乗ったときの動画なので天気が悪いです笑

 



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スカイレールサービスに満足したところで、再びDovePlusで広島市内を目指しましょうか。



瀬野駅から瀬野川に沿って少し下っていくと、瀬野川の河川敷に整備された遊歩道に降り立つことができます。



地元民向けの散歩コースのようで、自転車が入って良いかどうか判断に迷うところではあります。まあ、自転車進入禁止とは書いていなかったし、地元の子供やおじさんがママチャリで走っていたので、ロードバイクで列をなして爆走でもしないかぎりは問題無いはずです。



こういう飛び石があったりするあたりは、京都の鴨川っぽい雰囲気すらあります・・・・・ちょっと厳しいか笑

瀬野駅付近のスタート地点から、海田市駅(Kaita-ichi sta.)手前のゴールまで5km弱、軽くポタリングするにはちょうど良い感じですね。それなりに下り坂だし、他の道路とはすべて立体交差でくぐっていけるため、広島市内では珍しく歩行者に優しいコースでした。

そして、そのまま海田市からは国道2号線などを経由して広島市内へと戻ったのでした。

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