NISHISAITAMA PROJECT

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doveplusと市電で鹿児島市内観光

前回からの続きです。

 

鹿児島まで来てテレワークで終わってしまうのは勿体ない! というわけで、空き時間を使って市内を観光してきました(むしろこっちが本番で、テレワークは"ついで"です笑)。

まずは、拠点としている鹿児島サンロイヤルホテルを出発して錦江湾沿いの道路まで移動します。



めちゃくちゃ天気が良い!

鹿児島市内は屋久島へ行った高校の修学旅行を含めて過去3回ほど訪問(というか他の目的地へ行くための通過)しているのですが、どの写真を見返しても曇り空ばかりで、こんなにはっきりと鹿児島市側から桜島が見えたのは初めてです。

奄美や沖縄、トカラ列島種子島方面へのフェリーターミナルの横を通り抜け、やってきたのは鹿児島市の中心部にある、その名も中央公園。この中央公園のすぐ横には、あの西郷さんの銅像があるとのことで、まずはそちらを拝見しましょう。



なんか、犬(ツン)がメインになってしまった笑

関東の人にはおなじみの上野公園にある西郷隆盛像とは違って、こちらは軍服を着たバージョンになっています。いろいろ諸説由来などある銅像なので興味がある方はそれっぽいところを参照して頂くとして、まずは銅像の下で休憩しつつ、次の目的地を探します。

観光協会のおじさんに貰った地図によると、銅像の裏手の山は城山と言って、山の上には展望台もあるとのこと。山頂付近まで道路も整備されているらしく、そこまでdoveplusで一気に駆け上がってみることもできそう(というか、本来はこの辺に自転車を置いて歩いて行く予定だったけど、駐輪場が見当たらなかったという話もある)。



ここからひたすら登り坂。doveplusには厳しい登りが続きます(普通のママチャリぐらいなら余裕だと思う)。

日豊本線の線路もある岩崎谷を進んでいくと、トンネルのところには「敬天愛人」の文字が。



でも、下り線のトンネル出口にあるのはいかがな物なのかなとも思ったり(開通した当時は単線だったのかもしれない)。

長崎を彷彿とさせる急な登り坂を行くと、西郷洞窟なる洞穴を発見。



西南戦争の終盤に、薩摩軍が隠れて戦ったという洞窟です。



しかし、このサイズではさぞ窮屈だっただろうし、こんなところに籠もって命がけで戦う(というより勝ち目のない戦い)など、かなり大変だったのでは。

洞窟を後にし城山の裏側の森の中を進んでいき、トンネルを抜けると城山の展望台にたどり着けます。もちろん、こんなところに自転車で来るようなアレな人もとい、意欲的な人はほとんどいないようで、当然のことながら駐輪場はなく、適当にその辺の手すりに自転車をくくりつけて、展望台へと歩いて向かいます。



おお、これは見事! 最初の海沿いから見た桜島とは異なり、桜島錦江湾→市街地という3段重ねの展望が素晴らしい眺めですね!

そういえばここに来まで完全に忘れていましたが、中二病でも恋がしたい!の聖地でもありました(前もって調べておいたらもっと違った観光巡りができたかもしれなかった)。

城山展望台の眺めに満足したところで時計を見ると、まだまだ余裕がありそう。ということで、まだまだ次の目的地、南州神社を目指してみます。

南州神社への最短ルートをdoveplusで走っていると、その途中で西郷隆盛終焉の地を発見。



てっきり、最期の地は先ほどの洞窟周辺や城山展望台の近くだと思っていたので、まさかこんな住宅地のど真ん中にあるとは・・・ここで西郷さんが自害したという場所であり、夕暮れに近い時間帯も相まってか、少し悲しさを感じるような雰囲気がありました。

西郷隆盛終焉の地から500メートルほど進むと、南州神社が見えてきます。



こちらには西郷さんを初め、西南戦争で戦った人々の墓があるとのことで、立ち寄っておきたかったのです。



建造されたのは西南戦争の後であり、コンクリ造りの建物となっています。



黒猫もいました。



南州神社の横には西郷さんを初め、西南戦争で命を落とした人々のお墓があります。10代20代という若くして命を落とした人も多く、一つ一つの墓石を眺めているといろいろと考えさせられます。

・・・

九州の日暮れは遅いとはいえ、さすがに日も暮れそうなので、宿へと戻りましょう。

doveplusで天文館方面へと向かい、南九州の大手デパート、山形屋へ行ってみます。



まずはここで2枚ある鹿児島ローカルの交通系ICカードのうちの1枚の、いわさきICカードを入手。こちらは、いわさき繋がり(?)で、前々から是非とも手に入れておきたい交通系ICカードでした笑

www.iwasaki-corp.com




鹿児島市電の未乗区間を乗り潰すため、目の前の電停から路面電車に乗って終点の谷山電停まで乗り通し、ついでに車内でRapicaという交通系ICカードを買っておきます(実際に買ったのは前回の乗車ですが)。

www.kotsu-city-kagoshima.jp



そのまま終点まで来てみました。

夕方という時間帯だったためか、終点まで立ち客がいるぐらいの混雑具合であり、利用客もそれなりにいるようで、さらに、繁華街を抜けてた後の住宅地の電停から乗車する客が多かったのも意外でした。



ここから再びdoveplusに乗って、宿へと帰ります・・・が、その前に。



谷山電停から川を挟んで数百メートル離れていて、乗り換えするには微妙に離れている、指宿枕崎線谷山駅も見ておきましょう。指宿枕崎線といえば末端部分は全国的でも屈指のローカル線として有名なのに、谷山駅はローカル線の雰囲気皆無の立派な駅ですね!

ここから指宿枕崎線で帰るのもありではないかと思いつつも、今日はそんなに自転車には乗っていないので、運動も兼ねて谷山駅から7kmほどかけて宿へと戻ることに。



鹿児島市電も涙橋電停以南は専用軌道になるため、路面電車というよりも地方の私鉄電車のような見た目になります。この辺は交通渋滞が酷く、その渋滞を回避するために鹿児島市電を使う人も多いようで、地域住民の足として根付いているようでした。実際に専用軌道ならば渋滞とは無縁だし、本数も多めに設定されていて使い勝手は非常に良さそうです。

・・・

そうそう、今回買った2枚の交通系ICカードはこんな感じです。



各カードの販売価格がそれぞれ3000円。市電に2回(340円)乗っただけなので、残金がデポジット分を除いて2750円x2枚=5500円ということは、まだ5160円も残っています。

 

はてさて、これをどうやって活用しようか・・・という続きの話は次回へ。

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