NISHISAITAMA PROJECT

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仙酔島と鞆の浦を散歩

前回からの続きです。

鞆の浦より、市営渡船で仙酔島へと渡ってみます。島内は特に自転車が走るような道があるわけでは無さそうなので、doveplusは駐輪場に止めておきましょう。



料金は往復240円。観光地にしては激安設定なのが寂しい財布に嬉しい限りです。ちなみにこの手の航路では珍しく片道設定がありません。これは、仙酔島に居住する住民がいないため、島の労働者を含め、渡った人は必ず本土側へ戻ってくることが前提となっているからでしょう。



仙酔島までは5分ほど。眺めが良いので島に上陸せず、往復するだけでも十分楽しめるかと思います。



今回乗船したのはこちらの船。平成いろは丸。

いろは丸といえば、坂本龍馬がかつて乗っていた船の名前で、平成いろは丸も当時のいろは丸を忠実に再現してデザインしたとか。坂本龍馬が乗っていた船は、いろいろあってこの辺で沈没したらしいですが(あまり歴史のことは詳しくないので適当話です)。



仙酔島に上陸成功です。

この仙酔島は大正時代にリゾート地のような感じで開発された島で、島内にはホテルや海水浴場の他、キャンプ場やハイキングコースなどがあり、それらをアクティブに楽しむための場所のようです。実際に、平成いろは丸に乗っていた客の半数ぐらいは海水浴目当てっぽい感じでしたね。

とりあえず、適当に徘徊してみましょう。まずは、船着き場のすぐ近くにある御膳山という展望台まで行ってみます。



ちょうど鞆の浦の町並みや、手前にある弁天島などがよく見える高台にある展望台で、風通しも良く、この暑い時期でも涼しい山頂でした。しかも、船着き場から歩いて10分かからないくらいの至近距離にある展望台なので、とりあえず立ち寄ってみるだけでもありかと思います。

御膳山から降りて、島の反対側にある海水浴場へ行ってみます。



島の反対側とはいえ、こちらも船着き場から歩いて5分ぐらいのところにある砂浜なので、気軽に海水浴を楽しむには良さそうですね。しかも、本土側と逆向きに砂浜が形成されているおかげか、海もそれなりに綺麗だし、船に乗ってやってくる価値はありそうです。この日はこの時間帯だけ曇ってしまったので、眺め的にはイマイチでしたが。

海水浴場に併設されているキャンプ場へ続く道を歩いて行き、山の中へと入っていきます。



今回は足利義昭が朝日を拝むため(夕日だったかも)に通っていたという鳥の口展望台を目指して歩いていたはずなのに、赤岩展望台の分岐で間違えてしまい、いつの間にか本格的な登山が始まってしまいました。



気がつけば仙酔島の最高峰、大弥山に登頂成功・・・

 

今さら鳥の口展望台に戻るのもめんどくさいので、気持ちを切り替えて鞆の浦方面を眺めてみます。眺めは良いですが、先ほどの御膳山に比べて街から遠く、どちらが良いかと言われると、好みに分かれるかもしれません。

なお、宮島の最高峰も弥山ですが、仙酔島の大弥山の標高が158メートルに対して宮島の弥山は538メートルもあるので、規模は全然違いますね。

仙酔島の見所っぽいところは一通り廻ったので、鞆の浦に戻りましょう。



doveplusと再会して街中ポタリング開始です。



鞆の浦といえば猫スポットですが、前回と同様に真夏の時期に訪問してしまったためか、前回以上に猫には出会えず仕舞い。



町並み自体は観光地っぽくリニューアルされている箇所もありつつも、大半は昔ながらの雰囲気が残されているため、適当にぶらつくだけでも楽しめます。



次回はここから走島へ渡ってみたいところですね。

帰りは、鞆の浦から山を越えて阿伏兎観音経由で松永へ抜ける沼隈半島一周ルートか、来た道を戻る鞆鉄道廃線跡コースで帰るか少し考え、素直に来た道を戻ることにしました。こちらなら途中で熱中症になりかけたとしても、いつでもバスでエスケープできる安心感があります(阿伏兎観音の方はバスの本数が少ないので、何かあった時に危険)。

そんな感じで、まっすぐ福山駅まで戻り、その後は山陽本線で帰宅しました。

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