NISHISAITAMA PROJECT

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宮島の反対側へ-リベンジ

昨年の夏、途中で天候不順&時間切れで断念した安芸の宮島の反対側へ、再チャレンジしてきました。

ic-yas.hatenablog.com

前回は島内を行く県道43号線の終点で引き返したので、今回はその先の林道の終点までを目標にミニベロのDove Plus片手に挑戦です。

 




フェリーを下りて自転車を展開し、観光客が向かう厳島神社側とは反対方向へダッシュ



緩やかなアップダウンが続く県道を軽快に進んでいきます。この辺ぐらいまでならギアーなしママチャリでも気楽に楽しめるはずです。車が少なく道幅も広いし、人の少ない砂浜や桟橋なんかもところどころにあるので、子供連れにもオススメ(実際に子連れサイクリングは何組かいた)。

包ヶ浦のキャンプ場を抜けると、前回引き返したポイント、県道の終点に到着します。ゲームだったらここがセーブポイントですね??



この先5km程度、平坦な道ならミニベロでもすぐに行けそうですが・・・



ちょうどこの時、後ろからすれ違いざまに原付に乗った地元のおっさんらしき人に

「この先は、アップダウンが激しいから大変だよ~笑」

と忠告(?)されるというイベントが発生。さっそくどんなものかと先に進んでみると・・・

・・・これはなかなかキツい! 県道終点から大砂利という地点まで海沿いを行くはずなのに、県道終点からいきなり海から離れて思いっきり山の中へと突き進んでいく林道。ミニベロでは太刀打ちできず、仕方なく自転車を歩きながら押していく展開になりました。



包ヶ浦海水浴場があんな低いところに。でも、眺めは良いし観光客は皆無なので、なかなか良い感じです。



県道終点から約1km、標高80メートルぐらいの地点まで登れば、あとは下り坂です・・・というか、今と同じだけ下るということは帰りも同じだけ登る必要があるとか、ちょっと考えたくないですね。

まあ、後のことはとりあえず忘れて先へ進みます。急な下り坂を少し進むと、海側に少し開けた崖っぷちに出ます。



江田島などがよく見えます。とても眺めが良い!



そして振り返ると、なにやら石積みの何かがあります。特に解説などがなかったので憶測になりますが、戦時中に造られた砲台か監視台の跡かと思われます。呉や江田島の小高い丘の上にも似たような建造物があったので、宮島も戦時中にはいろいろ造られたのでしょう。たぶん。



崩落の危険性もありそうだったので中には入らず。外枠は石組み、内部はコンクリートとレンガという不思議な設計です。

ここから海抜0メートル地点へ一気に下ります。すると、綺麗な砂浜が目の前に広がります。



入浜という砂浜で、ここ目当てで宮島桟橋から車やバイクでわざわざやってくる人も少なからずいるようです。人が少なくゴミも落ちていない綺麗な砂浜は、広島近辺では貴重な存在だろうし、ここまで頑張ってやってる価値はあるのでは?



チャリと共に。

さて、地図を確認すると、入口の看板に書かれていた「大砂利」まではまだ2kmほどあるようなので、もうひとがんばりしましょうか。

入浜から先は、急なアップダウンはそれほどなく、比較的軽快に進んでいけます。まあ、最初の登りに比べたら・・・ですが。



そして突然目の前に立ち塞がるゲートが登場! どうやらここが通行止め地点のようです。通行止めの理由は土砂崩れなどではなく水源用の土地を抜ける必要があって、それで進入禁止にしているようです。ただ、このゲートの手前からフェンスに沿って山に向かって伸びる道路がまだ続いていたので、その道の終点まで行ってみることにしました(ちなみにGoogleストリートビューではこの先は収録されていない)。

ゲートから100メートルほど山に沿って登っていくと、開けた場所に出ます。



よく見ると宮島ロープウェイが見えます。



そして道路沿いには住居がいくつか点在していて、一つの集落が形成されていました。フェリー乗り場から遠く離れた山の反対側だと生活するのが大変そうだ・・・

このフェンス沿いの道路はこの先でゲート(おそらく私有地)があって、進めそうになかったので道路探索はここで打ち止めにして、車で行ける最奥の海岸線を最後に眺めてきました。



入浜の海岸線とは異なり、岩がゴロゴロしている海岸線です。遊ぶにはイマイチだからなのか誰もいませんでした。そんな静かな海岸線に転がる大きめの岩の上を陣取って一休み。

そして、来た道を頑張って宮島のフェリーターミナルまで戻ったのでした。帰りはなんとなく勝手がわかっていたのと、寄り道しないで走りきったのでわりとあっさり帰ることができました。

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