NISHISAITAMA PROJECT

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興居島半周サイクリング

(前回からの続きです)。

伊予灘SAで瀬戸内海の島々を眺めていたら、どこかの離島へ渡ってみたくなったので、前々から狙っていた興居島(ごごしま)へ行くことにしました。

松山市の沖合には大小様々な離島が点在していて、その中でも興居島は市内から最も近く、フェリーの便もたくさんあって渡航しやすいことから、特に下調べしなくても気軽に訪問できそうだったからです。

 まずは伊予灘SAからチャリで松山市内まで急いで戻り、適当な伊予鉄高浜線の駅から伊予鉄に乗ります。



西衣山駅から乗ることにしました。この駅はJR予讃線の線路がすぐ脇を通っていて、ときたま予讃線を高速移動する特急やのっそり移動する普通列車を見ることができます。



では、終点の高浜駅まで移動しましょう。距離的にはそんなに離れていないので、伊予灘SAから西衣山駅までチャリで移動できるような人なら、そのまま高浜駅まで直接アクセスしても良いような気がしますが、市街地は交通量や信号も多いので、サクッと電車で移動してしまった方が気楽なのですね。



終点の高浜駅に到着したら、そのすぐ目の前にある高浜港のフェリーターミナルに移動します。道路を挟んで反対側にあるのでほぼ駅直結です。ここまで駅とフェリーターミナルが近い駅は日本全国探してもそうそうないのでは?

高浜港から興居島へ渡るフェリーは1時間に1~2便、ただ、行き先が興居島の由良港泊港の2パターンあるので、帰りはどちらから船に乗り込むか考えておかないと1時間待ちぼうけを食らう可能性があります。



詳細はこちら

gogoshima-ferry.com


ちょうど由良港行きのフェリーがやってきたのでこれに乗る事にしました。



高浜港や松山観光港があるこの付近は興居島が天然の防波堤になっているためか、海が大変穏やか。

わずか15分程度の航海で興居島到着です。



興居島の地図を見ると島の東側の海岸線に沿って県道が南北に延びているようで、この県道に沿って自転車で走ってみましょう。



海も綺麗で眺めも良し。素晴らしい!



島の道路は離島にしてはちょっと交通量があるかなという程度でした。まあ、数分に1台、軽トラや軽自動車とすれ違う程度なので、ほとんど気になりません。観光客も道後温泉付近などに比べればかなり少ないので静かに観光を楽しめるかと思います。



島の最南端まで来ると、松山の市街地や松山城、その後ろの四国山地の山々が一望できます。東側の波の穏やかな海岸線とは異なっていて、今までとは違った雰囲気が楽しめるのではないでしょうか。

さらに進むとミカン畑が点在する山の中を進むアップダウンの激しい道になります。



眺めは非常に良い反面、登り坂が急なのでギアなしミニベロにはとても厳しい・・・!



隣の釣島や、遠く忽那諸島の島々が見えます。コロナ禍の昨今だと観光客の少ない離島は訪問しづらいので、早く昔のように何も考えずに好きなところへ観光できるように戻って欲しい!

厳しいアップダウンが続く道を突き進んでいくと・・・



「この先通行止め」の知らせが・・・今来た道を戻るとなると絶望しかないのでなんとかならないかとよくよく見てみると、通行止めになっている方向とは違う方向へ進むエスケープルートがあることが判明したので、このルートで泊港方面へと戻ることにしました。



最後に島の西側の集落の一つである、鷲ヶ巣の海水浴場に立ち寄ってみました(船越という集落からすぐに反対側へ行ける)。先ほどの道路が通行止め出なかったら、迂回することなくここまでやってくることができた場所です。

そして由良港へと戻り、高浜港へ向けて出港。



小粒ながらも楽しい離島でした!

・・・

高浜港からは広島や呉へと向かうフェリーが発着する松山観光港へ移動します。この辺はいくつかフェリーの発着する港が分散しているので、どこかにひとまとめにしてくれると観光客的には有り難いんですけど、いろいろあるんでしょうねぇ・・・



出港待ち。

そういえば、広島県内のバス鉄道フェリーの各事業者の中では、フェリーが最も乗客減の打撃を受けているとか。確かにGotoトラベルキャンペーン中なのに、フェリーの乗客は目に見えて減少しているような・・・代替ルートが存在する本州と四国を結ぶフェリーは下手すると減便や休止する航路が出てきそうで不安。



前回も利用したスーパージェットは予約しないとGotoトラベルのクーポン券が利用できないような案内があったためそちらは使わず、今回は安いカーフェリーの方で移動です(というか次のスーパージェットは広島港直行便で、呉からJRを使いたい人にはちょっと不都合だった)。



もう自転車に乗ることもないので、缶ビールを2缶ほど海上で飲みました! 輪行主体の移動だと、酒を飲んだら電車やバスで帰ればOKってのが本当に良いですね!

と、そんな感じで呉港まで移動し、呉からJRを使って広島へと帰ったのでした。

初めはしまなみ海道サイクリングが目的で訪問した松山でしたが、振り返ってみればそれは道後温泉行こうも大変充実した旅行ができたかと思います。まあ、端から見れば温泉入ってチャリや船に乗ってふらふらしていただけなんですけどね。

 

というわけで、大満足の1泊2日間の旅行でした!

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