2月の平日に有給休暇を取得し、一昨年、去年と訪問した「ゆめしま海道」へまた行ってきました。
ゆめしま海道には過去2回訪問していますが、いずれもキャンプ道具を持ち込んでの大荷物サイクリングという移動が制限されるなかでの渡航で景色などをゆっくり堪能する余裕がなかったため、改めて身軽な状態でガッツリ巡ってみることにしました。
まずは自宅近くの中筋駅から前回もお世話になった尾道経由の因島行きのバスに乗り込み、終点の土生港へ。
ここから生名フェリーに乗って対岸の生名島へと向かいます。ちなみに、生名フェリーに乗らずに2kmほど先から出ている鹿老渡フェリーに乗っても生名島と陸続きになっている弓削島へ渡ることもできるので、効率よくゆめしま海道の4島を走るならば、鹿老渡フェリーを使うのもありかと思います・・・まあ、今回は鹿老渡フェリーを使うつもりだったのですが、バスのダイヤと相性が良かった生名フェリーに乗ったほうが時間的には少し有利だったということもあって、今回は生名フェリーを使っています。
では生名島へ!
たった3分程度の航海で生名島へ接岸します。
さて、「ゆめしま海道完全制覇」ということで、今回の目標としては、今まで唯一、島を一周できていない弓削島を一周することをメインイベントに据えて、あとは今まで走ったことのない岩城島のメインルートを走るような感じで行ってみましょうか。
ということで、まずは生名橋と弓削大橋を一気に渡って弓削島へ移動します。
天気予報によれば快晴だったはずなのに、曇り空でテンションが上がりにくいです。しかもめちゃくちゃ寒いという。
弓削島へ入り、鹿老渡フェリーが接岸する上弓削までやってきました。時刻を確認すると、素直に鹿老渡フェリーを使ったほうが15分ほど早く到着できたようなので、計算ミスりましたね・・・気を取り直して弓削島一周に向けて走ってみましょう。
弓削島最北端の集落内を行く狭い道を道しるべに沿って走っていけば島の反対側へと回り込めます。
横島・田島が見えます。あっちの方は太陽の光が差し込んできているので、もう少しすればこちらも晴れてきそうな予感がしてきました。
アップダウンの激しい弓削島東側の県道を走っていくと、今度は魚島や高井神島などが見えてきました。広島赴任中に少なくとも魚島だけは行っておきたいのですが、コロナとの兼ね合いもあるので難しいところではあります。
ところでこの辺の雰囲気、小豆島の東側の雰囲気によく似ていますね。ちょうど小豆島一周(通称マメイチ)したときも曇天だったというのもありますが、ミニチュア版小豆島という感じでした。
40分ほどかけて島の東側の道路を走り切ると、弓削島の中心地へと戻って来るので、今度はそのまま南下して南側の一周道路を走ってみます。
弓削島にある高専の脇を走り、キャンプ場っぽい海岸線を少し行けば、また険しい島一周道路がスタートします。
スタート直後は砂浜の脇を走る平坦な道であっても、平和なのはここから数百メートルのみであり、その後は北東側の道路に比べて激しい登りが続きます。いわゆる激坂ってやつです。
そして南側の島一周道路の最高地点までたどり着いたところで、展望台の入り口を発見。
なるほど、この上には久司山展望台があるらしい・・・まだ完全には晴れきっていませんが、それでもゆめしま海道が一望できる展望台には興味があったので、行くだけ行ってみましょう。
展望台入り口から小走りで5分程度、山の上の展望台に登ってみると、なんとここで急に天気が回復してくるというミラクルが発生!
おおお、これはすごい。ゆめしま海道が貫く上島諸島と対岸の因島がよく見えます。
ついさっき走ってきた、弓削島東側の様子もよく見えます。フェリー選択ミスって15分遅れたトラブルが、逆に良い方向に進んだのではないでしょうか笑
そういえば、しまなみ海道あたりを自転車などで走り切る場合、わざわざ山の上まで登るようなことがないため、こういう景色って意外と見たことないんですよね。
しばらく休憩の後、一気に山を下って弓削大橋まで戻りましょう。
2時間ほど前に通過した弓削大橋のたもとに到着し、無事に弓削島一周完了、ゆめしま海道完全制覇です!
弓削大橋を再び渡って佐島へ。
天気が微妙だった往路では完全スルーしていた、ゆめしま海道の碑。特に海沿いの道は晴れていないとこういうところに立ち寄る気すら起きません。
ここまでの行程をまとめると、こんな感じです。
ちょっと長くなってきたので、続きは後編へ。