先日、シャワーを浴びようとお湯を出そうとしたところ、いつまで立ってもお湯が出ず、給湯器が壊れたかと確認しに行くとどうも様子がおかしい・・・で、ガス会社に連絡して確認してもらったところ、やはり給湯器が壊れているとのこと。理由としては、内部の配管が折れたか外れたかで水が漏れて、それで給湯器の電気系統がショートしてしまったようで、こうなるとまるごと交換しかないとのことでした。
まあ、それはそれで交換すればいいじゃんってなるんですが、昨今、どういうわけか給湯器が品薄で、同等品と交換するためには3ヶ月以上待つことになり、それまでは仮の給湯器で凌ぐことになります・・・・が、この仮の給湯器すら届くのに4日もかかるらしく、それまでは一切お湯が出ない生活を強いられるわけです。
となると困るのが風呂で、徒歩圏内に温泉やスーパー銭湯がない我が家だと必然的に風呂を我慢せざる得なくなるのですが、さすがに3日も風呂を我慢したところでどうしても風呂に入りたくなり、急遽、レンタカーを借りて温泉に行くことにしました。スタッドレスタイヤも装備したので、今回は島根方面へ行ってみましょう。
まずは広島市内から中国道や浜田道などを乗り継いで大朝ICまで行き、国道261号線に沿って北上します。これは、半年前に乗った大田市行きのバス路線とほぼ同じルートですね。
国道261号線は邑南町を過ぎ、川本町に入ったところで旧・三江線の線路と江の川を渡って江津方面へと行ってしまうので、ここで国道とはお別れして、江の川をさかのぼっていきます。すると、ちょっとした街が見えてきたのでトイレ休憩も兼ねて立ち寄ってみましょう。
こちらは三江線の石見川本駅。
すでに2018年頃に廃止されて数年経過していますが、駅構内は今でもちゃんと整備されていて、現役時代とほぼ変わらぬ佇まいで残されていました。もしかしたら今でもトロッコみたいな乗り物を走らせているのかもしれません。
そのまま三江線や江の川に沿って進んで粕淵駅付近まで行き、ここから三瓶山方面へと向かっていきます。
前回訪問したときは真夏でしたね。
この日は冬の山陰にしては珍しく快晴だったこともあって、真冬の三瓶山を近くで見てみたかったんですよ。
スキー場はすでに営業していないようで、そのスキー場跡地で子供がそりで遊んでいるようでした。
雪が新しいのか、それともただ単に訪問者が少ないのか、踏み跡が全くなくて雪がとても綺麗。
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三瓶山をあとにし、一気に山を下って大田(O-da)の市街地に入っていき、今度は国道9号線を西へと進路を取り、江津(Goutsu)方面へと走っていきます。
しばらく日本海沿いを走行すると、琴ヶ浜という海岸が見えてきたので立ち寄ってみましょう。
琴ヶ浜といえば鳴き砂ですね。波のかかっていない海寄りのきれいなところを歩くと、キュッキュッという音がするので、これが意外と楽しめます。地味な光景ですが笑
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しばらく砂浜で休憩したあとは、今回の本来の目的地である温泉へと向かいます。どこへ向かったかというと、温泉津温泉です。
温泉津温泉・薬師湯!
実はここは2度目で、かなり昔の社会人なりたてぐらいの頃に一度訪れたことがあったのです。また行こう行こうと思い続けて十数年が経ち、やっと再訪することができました。
何でなかなか行けなかったかというと、この温泉津温泉。広島市内からだと100km程度でそこまで遠くはなのですが、この辺の交通事情は壊滅的に宜しくなく、マイカーを持たない人にとっては行くのがとても困難だったのですね。というか、レンタカーを借りて何度か近くまで行ったことはあったのに、毎回時間切れで訪問できず、仮に車があったとしても行くのが大変であることには変わりないのかもしれません。
そんなことより温泉津温泉ですよ。さっそく入りましょう。
なお、最近また第○波的な感じでコロナが流行しているようで、わりと身近な人も続々と感染していることもあり、今回は家族風呂を確保。家族風呂なので温泉の写真も撮り放題です。
ここの薬師湯は、日本温泉協会の審査でなかなか貰えない最高評価をもらったすごい温泉で、泉質は抜群に良いです。温泉自体はそこそこ熱めで長風呂しにくいのですが、それでも少し休憩したらまたすぐ入りたくなってしまうような温泉ですね。しかも効能もよく、かつて原爆でやけどを負った人を癒したとまで言われているぐらいには、効き目抜群の温泉なのです。
鉄道での訪問となると少し駅から歩きますが、途中下車して歩いてでも行く価値あるのでぜひ・・・!
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風呂上がりに2階の休憩室で一休み。
建物内はレトロな感じで、風呂上がりにクールダウンを兼ねていろいろ見て回ると良いかと思います。
隣の建物は大正時代に建てられた旧館だそうで、今ではカフェになっています。時間があれば立ち寄ってみたかったのですが、レンタカー返却時間が迫っていたので、そちらには立ち寄らずに帰ることに。
前回来た時と風景はほとんど変わっていないような・・・・でも、古い建物をほぼそのままリノベーションして今風の店にしているところが何店舗かあったりして、以前に比べるとゴーストタウンのような感じは無くなったような気がします。
そして、入口に止めたレンタカーに乗り込み、最短ルートで広島市内へと帰りました。
ところでもし、こういうとき輪行で来ていたら、温泉津温泉でビールを買って海辺で一杯やってから、山陰本線で浜田or大田市まで移動してから高速バスで帰ることができたんですよね。
次回、やってみたいと思います笑