最近は自転車とハイキングばかりだったので、久しぶりにレンタカーなどを手配してみました。今回の目的地は島根県の出雲と石見の境目にある山、三瓶山です。
この山はいわゆる火山で、気象庁は活火山に指定しているようですが、特に火口があるわけでもなく、見た目も鳥取の大山を小さくしたようなコンパクトな山となっています。
三瓶山は三次駅から50km程度であることから、いつも使っている折り畳み自転車のDove Plusでも行けるのではないか?と思っていたこともあり、その下見も兼ねてのドライブに行ってきました。
まあ結論から書くと、折り畳み自転車で行くには厳しそうでしたけど(三江線が健在だった頃なら行けたかも)。
広島市内から安芸高田市を抜けて国道375号線を通って島根方面へと向かいます。江の川や旧・三江線の廃線跡に沿ってのルートですね。
途中で立ち寄った道の駅大和からの眺め。鄙びた感じが実に良いです。
粕淵駅の近くで国道375号線を離れ、三瓶山に向けて急な坂を一気に駆け上がっていきます。ここを元々は自転車というかDovePlusで行こうとしていたから、下調べしておいて正解だった・・・!(かなり厳しい)
急な坂を登り切ると、突然目の前には草原が広がり、さながら北海道や阿蘇の牧場のような光景になります。
あの小高い丘のような山が三瓶山です。リフトで登ることができるとのことですので、今回は文明の利器を活用させていただきましょう。
密閉空間になりがちなケーブルカーやロープウェイとは異なり、リフトならばコロナ対策も万全(そもそも何もしていない)。
どうやらここは元スキー場だったようですが、現在は登山用のリフトのみが稼働しています。
15分ほどで山頂付近に到着。ここから歩いて5分ほどのところにピークが一つあるので、そちらだけ見て帰りましょうか。というのは、レンタカー屋がコロナ対策で営業時間が大幅に短縮されており、あんまり時間に余裕がないのです。
後ろに見える山々は三瓶山を構成している、「孫三瓶山」「子三瓶山」「男三瓶山(写真に写ってない?)」です。さらに左には女三瓶山もあって、お鉢巡り的なハイキングも楽しむ事ができます。今回は時間も装備も無かったので、残念ながらスルーしてしまいましたが・・・
ちなみに太平山からは三瓶山の麓方面の眺めも最高に素晴らしいです。こちらは下りリフトからも眺めることが可能です。
リフト乗車直後は急角度で下っていくため高所恐怖症の人には厳しいかもしれませんが、この眺めは非常に良いのでオススメです!
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無事に下山した後は、リフト乗り場の横にある石見ワイナリーへ。
でも、ワインだけはどうしても飲むことができないのでワインは買わずに・・・・
ソフトクリームを食べてきました。美味い!
ここをがっつり楽しみたいならば、路線バスで訪問するのが良さそうです。ただ、アクセスが山陰本線の大田市駅からになることから、島根県民以外にはかなり難易度高そうですけど・・・
もう少し時間に余裕があったので、今度は三瓶山の北側にまわってみました。
かつてはテーマパーク?レジャー施設?があったらしいこの場所も、今では心地よい静かな草原になっています。
姫逃池という池と、その池に沿って木道が設置されています。
では、さらに西側をまわって一周しましょうか・・・と思って進もうとしたら、この日は何らかのイベントが開催されていたようでそちらは通行止め。なので、来た道を戻って帰ることにしました。
出雲と石見の境目、国引きの丘です。日本海が見える・・・らしい?
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来た道を戻って帰るのも芸が無いということで、帰りは国道261号線経由で瑞穂町→大朝町→広島市というルートで帰ってみることにしました。
そんなルートの途中、ちょっと面白そうなスポットがあったのでお立寄り。
断魚渓という峡谷で、神楽淵と呼ばれる淵には緩やかな滝があります。ここから先へ魚が遡上できなくなることから「断魚」渓と言われているとのこと。
その滝の上には大きな千畳敷という一枚岩があり、その中央部を岩樋川が流れています。
川の上には一本橋が設置されていて、そこを渡ることもできます。川の流れは激しく、なかなかスリルがありますね。
すでに日が陰り欠けていたため暗くなってしまったのが残念ですが、正午ぐらいに来ればより素晴らしい長めになるかと思います。
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断魚渓に満足した一行は、そのまま国道261号線を使って広島市内へと戻ったのでした。
この辺は広島バスセンターから高速バスでアクセスすることも可能なので、いずれまたDove Plusで改めて巡ってみるのも楽しそうです。