4月に入り、広島市内の桜は満開のピークも過ぎつつあったため、満開の桜を求めて広島県北部の街、三次まで行ってみることにしました。というか、広島市内は意外と桜スポットが無いんですよねぇ・・・というわけで、いつものように芸備線に乗って三次まで向かいます。
三次には尾関山公園という桜の名所があるので、そちらへDovePlusで移動します。
かつての三江線の駅、尾関山駅の向かいにある江の川の土手の桜は、見事なまでの満開の桜。しかも人が全然いなくて、満開の桜をほぼ独り占め状態でした。正直なところ、ここを見ることができただけでも、わざわざ芸備線に乗って三次までやってきた甲斐は十二分にあったかと思います。
では、今日のメインの目的地である尾関山公園へ行ってみましょう。この土手の先にあり、ここからでもうっすらとピンクに色づいているのが確認できますが・・・
こちらの桜は、七分咲きといったところ。
とはいえ、こちらはこちらで、悪くはないですね。
さて、本日の目的のお花見も一通り堪能してしまったところで時間はまだたくさんあります。ここまで来たなら久しぶりに君田温泉にでも行ってみましょう。花より団子ならぬ、花より温泉です。
今回は前回とは違うルートで、いったん布野方面に進んでから山を越えて君田へと向かってみることにします。
まずは国道54号線を北上して布野の道の駅付近まで移動し、そこから県道62号線を使って庄原方面へ。
予想以上に長く続く登り坂にゲッソリですが、疲労した分、汗をかいた分だけ温泉をよりいっそう楽しめると思えば問題なし。いつでもポジティブシンキング。
標高330メートルぐらいの名も無き峠を越えれば、君田村へと入っていきます。今は布野村も君田村も三次市なのですけども。
最高地点の先から一気に麓に向けて下っていくと、途中に特徴的な道路が見えたので、ちょっと立ち寄ってみます。
遙か彼方まで続く直線道路は絵になりますね。
君田の中心地を抜け、しばらく進めば、目的の君田温泉に到着です。
ここはもう3度目の訪問となるぐらいにはお気に入りの温泉で、三次周辺に行く度に訪問する機会をいつもうかがっています。
詳細については、前回の訪問記を参照して頂ければ。
その後は、前回と同じルートで三次まで一気に戻り、三次駅から芸備線で帰ります。そして、前回と同じように芸備線の快速に乗って帰ろうとしたらタッチの差で行ってしまい、代わりに停車していたのはカープラッピング車両でした。
こちらは逆方向の福塩線の府中行きであり、乗車するわけではなかったのですが、噂に聞いていたカープラッピング車両を見ることができたのはラッキーだったのかもしれません。
また、広島方面へ向かう芸備線も、いつもの国鉄時代を彷彿とさせるオンボロキハ47ではなく・・・
このキハ120でした。この車両に乗るのは久々ですね。こちらの車両は、ほぼロングシート席なのが残念である一方、前後の展望が開けるのでキハ40シリーズとは違った楽しみがあります。
今日はもう自転車に乗らないので最後部の展望席でビールを飲みながら移動です。直前に快速が出たからか、こちらは乗客も皆無のワンマン車両なので、コロナ禍&ロングシートでも気にせずビールが飲めるのが良いです。まあ、展望席というか、展望カウンター(立席)ですが。
ときたま桜並木の横を通り抜けたりして、ちょっとしたお花見気分も味わえました。
甲立駅あたりで一人酒盛りは打ち止めにして、最後尾で自転車の入った輪行袋を抑えつつ、ゆっくりと1時間50分ほどかけて、広島市内へ向けて帰ったのでした。