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芸備線の運休区間を眺めに

2019年7月現在、未だにJR西日本芸備線は中三田~狩留家間が昨年の西日本豪雨災害で運休となっていて、この区間を鉄道で移動することができません。ただ、復旧工事は順調に進捗しているようで、このまま行けば10月下旬には運行が再開できるとのこと。そんな現在の状況を見に行ってみたくなったので、ちょいと例のDAHON Dove Plusを担いで行ってみました。

 さらに調べてみると、芸備線の志和口駅は山陽線の八本松駅から16km程度でアクセスでき、しかも台地の上にある八本松から三篠川沿いの志和口駅まではほぼ下り坂であることが判明したので、電車で八本松に移動してから志和口駅経由で芸備線に沿って自宅まで戻るルートを取ってみることに。



まずは、八本松駅です。



駅改札を抜けるとBRTのような道路があるちょっと変わった構造をしている八本松駅。とりあえず志和町方面へ向かいたいので北口へ移動して、Dove Plusを展開。そしてグーグルマップが示す最短ルートで志和口駅へ出発です。

・・・が、この最短ルート。思いっきり峠越えルートで、道幅の割に交通量も多く、今坂トンネルというトンネルもあるミニベロにはいささか厳しいルートでした。



トンネル内には幅1メートルに満たない歩道というか段差があったのが唯一の救い。この峠越えを気合いと根性で乗り切って、今坂という地域に入っていきます(もし同じルートで移動したい場合は、八本松駅→志和IC→志和堀というルートを通った方が楽だと思います。同じようなことを考えている人はまずいないと思いますけど)。

今坂からは県道46号線を北上します。交通量も多くなく、なだらかな賀茂台地の上を自転車で快走できるので非常に快適でした。



志和堀の中心地を抜けると左右の山が迫ってきて、その合間を関川と共に下っていきます。



台地の上から谷底へと降りていく道なので、下り一辺倒の走りやすい道です。車がそれほど多くないのも良いですね。

そして志和口駅がある白木町の中心地へと到達します。



志和口駅には暫定復旧した芸備線の車両が止まっていました。



現在は中三田~三次間で1日6~7往復、沿線の高校生のために走らせているようなので、休日だと利用客も皆無。

広島市内へなら、本来ならここから芸備線に乗ってしまえばすぐに戻れますが、現在はまだ復旧していないので、この先は代行バスとなります。でもそこはDove Plusにまたがって自力で帰ることにしましょう。それに、今現在の芸備線の沿線も眺めてみたいので、ここで代行バスに乗ってしまうのはまだ早いです。

志和口駅の駅前を通る県道の旧道を広島方面へ移動します。途中「この先、広島方面通行不能という看板が一瞬見えたような気がしますが気にしない気にしない・・・・

小さい峠を越えると志和口駅の隣、上三田駅が見えてきます。



かつての可部線の非電化区間にありそうな風合いです。現在の芸備線は1日6往復なので、あながち間違っていないような気もしますが。



こんな駅舎、関東近辺ではなかなかお目にかかれません。

さて、先ほどの「この先、広島方面通行不能」という表示、どうやらこれが原因だったようです。



しかも芸備線に沿って進めるはずの旧道も路肩崩壊で通行止めで、万事休すかと思われたところ、よくよく地図を眺めてみると、もう一本橋が架かっていることが判明したので、その橋経由で渡ることができました(が、普通乗用車だとかなり狭い道を行くことになるのでオススメできません)。

しばらくは旧道ではなく現道の県道37号線こと白木街道を進むことにして、一気に二つ隣の白木山駅まで飛ばしました。白木山駅は芸備線で唯一、今もまだ運休状態の駅なのです。



運休状態の駅でも、復旧工事は進められているためか、待っていれば列車がやってきそうなくらいに綺麗に整備されています。線路も錆びていないところを見ると、いまでも定期的に工事車両が走っているのかもしれません。

近い将来、白木山駅を含む芸備線全線が復旧したら、是非ともこの駅まで芸備線でやってきて、白木山登山などをやってみたいですね!

その後は再び白木街道へと戻って狩留家駅方面へと移動し、そのまま自宅へと帰ったのでした。この続きは、以前の狩留家駅から先の自転車移動とほぼ同じなので、興味があればそちらを参照ください。

ic-yas.hatenablog.com

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