NISHISAITAMA PROJECT

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岩城島から生口島経由で三原へ行く輪行キャンプ2日目

前回からの続きです。

キャンプ翌日。
寒空の中、昨日のおでんの残り汁にうどんを入れて、具なしで煮込むだけという簡単な朝食を済ませつつ、iPad片手に今日の予定を大雑把に組み立てます。



朝からうどん1玉+おにぎり2つは少し多かったかも。でも、今日もそれなりに大荷物抱えてチャリで走る予定なので、これぐらいのカロリーは摂取しても問題無いという認識ですけども。



明るくなってから写真を撮ろうかなと待ち構えていたのに、微妙に裏山の影になってしまったため、まともな写真を撮ることなく撤収開始。



予定より少し遅れて、午前9時過ぎに出発。
起床~食事~撤収作業~出発の一連の工程を1時間で対応できるぐらいのキャンプスキルを鍛えたいところではありますが、もう少しゆっくりしても良いのではとも思うところでもあるし、難しいことは考えずに気楽に行きましょうか。別に誰かと競っているわけでもないですし。

・・・

ゆめしま海道を弓削島方面へ向かった昨年(下の記事参照)とは逆に、今回は岩城島方面から帰ることにしましょう。

ic-yas.hatenablog.com
まずは昨日も往復した岩城橋を渡って岩城島へ渡ります。



今日は午後から雨予報なので、さっさと行きますよ・・・!

岩城橋を渡り、岩城島を反時計回りで小漕港を目指してdoveplusでひたすら走ります。



対岸の生名島には、昨晩お世話になったサウンド波間田キャンプ場が確認できますね。

小漕(okogi)港に到着後、すぐに対岸の生口島にある洲江(sunoe)港へと渡るフェリーがやってきました。



岩城島生口島のを結ぶ三光汽船のフェリーは、午前中は20分毎に航行されていて、それほど待たずに乗ることができます。この航路に限らず、ゆめしま海道としまなみ海道を連結するフェリーは、時刻表を気にせずに利用できる場合が多く、分単位での計画を立てづらい自転車にとっては非常に助かります。

sankohkisen.jp

切符売り場などもない小規模フェリーなので、乗船後に150円を船員さんに支払って5分の船旅を楽しみます。ちなみに2022年現在では、前回も紹介したサイクルフリー券が有効で、これがあれば自転車代は無料となります(もし持っていなくても、船員さんに言えば貰えるかもしれない)。



関東に戻ったり、はたまた他の地域に引っ越したら、こういう船旅が気軽に楽しめなくなるんだろうなぁなんて思いながらしばしの休憩。

 

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あっという間に生口島の洲江港に接岸し、広島県側に戻ってきました。



ここから先は、しまなみ海道を走っていきましょう。

洲江港から生口島の南側を10kmほど進むと、巨大な多々羅大橋が見えてきます。



当初の予定では多々羅大橋は渡らずに、まっすぐ瀬戸田港まで行き、三原まで高速船で帰る予定だったのに、多々羅大橋を眺めているうちに渡ってみたくなるという、いつもの「橋を見たら渡りたくなってしまう」やつが発症してしまい・・・・



県境を超えて、再び愛媛県へ。



思い返すと多々羅大橋では天気に恵まれることが多いですね。今回も生口島に渡ってからずっと曇り空だったにもかかわらず、このときだけ雲が切れて良い感じに晴れてくれました。

大三島に渡ったついでに道の駅で昼食を頂きましょう。しまなみ海道は飲食店が充実しているおかげで、無計画で走っても昼飯難民にならずに済むのは助かります。



海鮮丼セット。明らかに瀬戸内海に関係ない食材がいろいろ混ざってるだろうとか、そんなことはどうでもいいぐらいには美味くて一瞬で完食。昨日からスーパーの惣菜弁当とか、おでん残り汁うどんみたいなものばかり食べていたので、久しぶりのまともな食事にありつけたという笑

そして、食事しつつ今後の現実的な予定を改めて立ててみると、ルート候補として以下の3つが挙がってきました。

1.大三島を北上し、盛港から大久野島を経由して忠海駅へ渡るルート
2.多々羅大橋を渡って生口島へ戻り、瀬戸田港から三原駅へ行くルート
3.大三島を横断して宗方港へ行き、大崎上島orとびしま海道を抜けるルート

1は未体験のルートなのでやってみたいけど、盛港で1時間半待ち&忠海駅から広島までが時間がかかることを考えると厳しい。

2は当初予定していて、かつ、去年も使ったルートなので、できれば避けたい(できるだけ違うルートを通りたい派)。

3は時間的にギリギリ可能だけども、起伏の激しい大三島を横断するのは難しいし、天気も悪いので日を改めたい・・・

総合的に判断した結果、結局、元々計画していた瀬戸田港経由で帰ることにしました。思えば、多々羅大橋をただ渡って飯を食べただけだという、いったい何のために渡ったんだと言われかねない寄り道でしたけども、多々羅大橋を渡るだけでも十分楽しめたので全然問題なしですね。



生口島へと戻り、島の西岸を北上して行きます。ここは2年前に逆向きで走行しました道です。

ic-yas.hatenablog.com

そして瀬戸田港・・・へは直接行かず、いったん瀬戸田の中心地にある観光案内所へ行って、せとうちサイクルーズPASSを貰ってから、改めて瀬戸田港へと向かいます。というのも、この自転車代が無料になるせとうちサイクルーズPASSは、なぜか瀬戸田港では配布しておらず、瀬戸田観光案内所へ行く必要があるので要注意。

無事にパスを手に入れた後は、しおまち商店街を抜けて港へ行きます。



瀬戸田の市街地は、しまなみ海道をドライブする人の休憩地点の一つだったり、瀬戸内海をクルーズする観光船の寄港地でもあったりすることから、それなりに観光客がいました。ただ、この商店街は道も狭く、ロードバイクのような自転車で通り抜ける場合は少し注意が必要かもしれません。



瀬戸田港の近くに架かる高根大橋の下を往く尾道行きフェリー。

尾道から瀬戸田までフェリーでショートカットして、そこから生口島大三島あたりをがっつり自転車で周遊したり、はたまた今治まで行ってみたり、逆に尾道に戻ってみたりすると、それほど労力を使わずに、しまなみ海道のいいとこ取りができて良いかもしれません。



昨年も利用した弓場汽船の三原行き高速船。高速船なのに自転車でそのまま乗船できることから、いちいち自転車を折りたたんだり、キャンプ道具をパッキングしなくても良いのが助かります。それに、折りたたみ自転車じゃなくても乗船できる点も良いですね(実際、かなり前にママチャリで乗った経験がある)。

 

habushosen.jp

乗船後は天気も悪くなってきてしまったため、大人しく船室でしばしの昼寝をしつつ、三原港まで高速移動します。




そして三原駅まで行き、ここから山陽本線の鈍行で広島へと戻ったのでした。

 


今回のキャンプは今までに比べて荷物も洗練されてきただけではなく、自転車本体も大荷物に耐えられるよう強固なスポークに取り替えたりと(この話は別途どこかでやりたい)、今までの輪行キャンプの中では一番うまく行ったような気がします。今回の2日間のルートも、ちょうど良い距離で、天気もまあまあ恵まれたので満足できるキャンプ&サイクリングでした!

あとは強いて言えば、もうすこしキャンプ飯を豪華にしたいところかなぁ・・・でも、荷物との兼ね合いもあるので、輪行ソロキャンだと厳しいところでもあり、この辺はいろいろ研究してみたいところではあります。

というわけでシーズン的には冬本番になってしまったため、今年の(輪行)キャンプは終わりとして、次回はまた春ぐらいに再開してみたいと思います。

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