NISHISAITAMA PROJECT

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今年も、ゆめしま海道輪行キャンプへ

とある11月の金曜日。ずっと雨予報だった週末の天気が晴れに変わったため、これはチャンスとばかりに、昨年も訪問した愛媛県上島町生名島にあるキャンプ場へ行くことにしました。

生名島は、あのサイクリングで有名な「しまなみ海道」の途中にある因島から派生し、上島諸島を経由して生口島へと行くサブルートの「ゆめしま海道」の途中にある島で、尾道駅から自転車で向かえば20km程度と、doveplusのような長距離が苦手な自転車で行く輪行キャンプ的にはちょうどよい距離に位置する場所にあります。

ただ、このルート自体は何度も自転車で走っているし、どうせだったらできるだけ知らないところを走ってみたいというのと、今年の2月に開通した生名島と岩城島の間に架けられた岩城橋を渡ってみたいという考えがあったので、いつもの起点となる尾道駅ではなく、因島の入口である因島大橋まで、しまなみ海道を通過する高速バスを使ってショートカットすることにしました。

なお、しまなみ海道の起点の尾道駅から行く最も一般的なコースを走った場合どうなるか興味のある方は、以下に挙げた昨年や一昨年の訪問記をなどを参照して頂ければ幸いです。

ic-yas.hatenablog.com

毎度おなじみ、自宅最寄りの中筋バスターミナルから、尾道因島方面へ向かう高速バスに乗り込んで出発です!

 

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因島大橋バス停。西瀬戸道の大浜PAの端っこに設けられたバス停で、ちょっと歩けば、しまなみ海道のサイクリングコースに出ることができます。



因島大橋は高さ50メートル以上ある巨大な橋で、海抜0メートルから重い荷物を持ってこの高さまで上がるには難儀するし、いきなりこんな橋の上からスタート可能とは、高速バスに大感謝です。

ここから先は上島諸島の玄関口となる因島の中心地まで、ブルーラインに沿って進んでいきましょう(実はこの先、一部メインルートとは異なる重井港経由の道を選択したのですが、写真を一切撮ってなかったので詳細は割愛します)。



生口橋が見えてきました。

ここまで一緒に走っていた、しまなみ海道をサイクリングする皆さんは生口橋を目指して行きましたが、私は橋を渡らずさらに先へと進んでいきます。



因島モールという、因島のショッピング街にあるハローズ(中国・四国地方でメジャーなスーパー)で、今夜の食材と昼食の弁当を購入し、スーパーの裏手の堤防で一休み。



ちょうどこの対岸に見える砂浜が本日のキャンプ地。遠くには岩城橋も見えます。そして猫も足元にすり寄ってくる昼休憩。

2食分の食料や今夜の酒を詰め込み、よりいっそう重くなった荷物を抱えて、生名島へと渡ることができる長崎港にやってきました。



対岸は愛媛県で、本当にすぐ目の前。



このフェリーの料金は大人70円という破格値。裏にちらっと見える、かみじまサイクルフリーというチケットを切符売り場でもらえば、自転車代は無料になるのでオススメです。とは言うものの、自転車代も60円(合計130円)なので、誤差の範囲のような気がしますが。



僅か数分のクルーズを経て、立石港に接岸します。



たった数百メートル移動しただけなのに、本土側と隔てられた生名島は陸続きになっている因島とは明らかに空気が異なり、どことなく静かで穏やかな島時間が流れています。

さて、この時点でまだ14時前。キャンプ場へは16時チェックイン予定なので、さっそく岩城橋を渡って岩城島へ行ってみることにしましょう!

旧・生名村役場の先より、生名島を横断する県道を進んでいくと・・・



岩城橋のたもとに到達しました。アスファルトや手すりの感じがまだピカピカの新品で、本当にできたばかりという感じがします。



岩城橋の上からは生口橋も見えます。こうして橋の中央部分に立ってみると、意外と幅のある海峡に架けられた橋であることが実感できますね。

無事に岩城橋を渡りきれば、そこから先は岩城島。初上陸です!

今朝方、因島までショートカットしたおかげで時間的余裕はまだまだあるし、ここから岩城島を時計回りで一周してみることにしましょう。



向かいに見える島は赤穂根島という無人島。地図を確認すると道路もそこそこ整備されているらしく、かつては人が住んでいたのでしょう。チャンスがあれば渡航してみたいところではあります。



岩城島の中心街に位置する岩城港。伯方島今治方面まで行く高速船がたまに接岸するようで、そういうルートでしまなみ海道を海から眺めてみるのも楽しそうです。でも、自動車輸送的には既に役目を終えてしまった港のようで、島の中心地にある割には静かな港でした。



島の反対側までやってきました。対岸に見える島は右手前が生口島で、左奥が大三島。その二つの島を結ぶ多々羅大橋も見えますね。

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島の西側に出た後は少し内陸部を往く県道を通りつつスタート地点へと戻り、再び岩城橋を渡って生名島へと渡ります(アップダウンが微妙にあって写真を撮る余裕がなかったという)。


そしてそのまま、生名島の海岸線に沿って進んで行き、昨年もお世話になったサウンド波間田(Hakanda)に到着です!

yumeshima.club

なお、本日のルートはこんな感じでした。

 


簡単に受付を済ませたあとは、昨年と同じところにテントを設営!



本日の宴の準備が完了し、持ってきた椅子に座って一休みしていたら、キャンプ場の管理人さんに「いま整備中の区画があるから見に行きませんか?」と誘われ、同行することに。



聞くところによるとサウンド波間田の裏手の山は、今は藪だらけで入っていくのも大変ではあるけれども、かつてはそこそこ大きめな公園だったようです。そのため電気や水道が(今現在は使えないけど)整備されていて、それらを活用しつつ、良い感じに自然は残して主にソロキャンパーや上級者向けの野営地などを整備する計画があるとのこと。

元・展望台の広場からは岩城橋や生口橋も見えるぐらいには眺めも良く、キャンプ場の中心地から少し離れていることから静かなキャンプサイトやバーベキュースペースなんかも作れそうだし、これは期待大ですね。

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シャワーで一汗流した後は、ビール片手に夕食です。



昨年末のキャンプで、冬キャンプは鍋が最高!ということに気づき、本日は肉を焼かずにおでんをメインにしてみました。これだと肉を焼くためのフライパンを持っていく必要がなくなり、荷物の軽量化にも貢献できるんですよ(前回の江田島キャンプの反省から、今回は所持品のブラッシュアップにチャレンジしてみた)。

まあ、そんなことはどうでも良く、寒いときは汁物が美味すぎる!!



それでも酒のお供に焼き物は欲しいので、今回もソーセージや椎茸を一人用の小さい焚き火台で焼いています。ソロキャンでサブ的にちょろっと焼くぐらいなら、100均の焼き網と備長炭を1本、ローソク一本、着火剤を1つあるだけで十分行けます。

また、気温が下がる夜間でも備長炭一つとリフレクターだけで、案外そこそこ暖かく過ごせます・・・が、暖房効果的には焚き火にはかないませんね。しかしながら、炭火の方が臭くならないし、本格的に寒くなれば寝袋にでも包まってしまえばいいので、今後もこのスタイルで行きましょうか。

続きます

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