NISHISAITAMA PROJECT

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DAHON DovePlusで行く、生名島輪行キャンプ

昨年に引き続き、今年もしまなみ海道へ行ってきました。ただし今年は、前回のように今治まで走り抜けることはせず、サブルートの一つである「ゆめしま海道」とも言われる上島諸島を中心に周遊し、かつ、その上島諸島の一つである生名島でソロキャンをやってきました。

まずは自宅最寄りのバス停から高速バスに乗って尾道へ。

そしてちょうどお昼時だったので、駅前の味麺というラーメン屋で尾道ラーメンを頂き、これから始まるしまなみ海道サイクリングに備えます。



尾道ラーメンは、あっさり醤油味のラーメンに背脂が良い感じに載っていてこれが美味い!

では出発しましょう。駅の横で適当に自転車を展開して、キャンプ道具を後ろにパッキングすれば完成です。



さっそく渡船で向島へ・・・の前に、駅の中にある観光協会で「せとうちサイクルーズPASS」というパスを一枚貰っておくと良いです。



無料で発行してもらえるのに、瀬戸内海の島々を行き交うフェリーや高速船の料金が割引になるという大変有り難いパスです。特に今回のように、しまなみ海道をただ走るだけではなく、フェリーにも乗ることが目的の場合は、持っておいて損はないかと思います。



尾道駅の向かいから出ている渡船に乗って、対岸の向島へと渡ります。先ほどの「せとうちサイクルーズPASS」があれば、自転車料金の10円が無料になるので、ほんの少しだけ得した気分になれます。



海から眺める尾道の街並み。

向島に接岸後、サイクリングコースの途中にあるスーパーというか、広島県民にはおなじみのフレスタに立ち寄り、今夜の食材などを買い漁ります。



しまなみ海道は、途中にこの手のスーパーやコンビニが点在してくれているおかげで、気楽に現地調達サイクリングができますね。



岩子島へと掛かる「向島大橋」が見えてきました。岩子島へは一度渡ってみたいとは思いつつも、今回もスルーです・・・・次回こそは!



因島大橋を渡って隣の因島へ。そういえば、この橋を渡るのはもう3度目。



ギア無しDovePlusというだけでも登りがキツいのに、それに追加してキャンプ道具一式詰んだ車体&肉体では、この因島大橋へ続く登り坂が地獄ですが、そこは気合いと根性でカバー。

通常の「しまなみ海道サイクリングコース」では、因島の次は生口島へと渡っていきますが、今回の目的地は生名島なので生口橋は渡らず、因島の中心地となる土生港を目指して突き進んでいきます。



生口橋はくぐるだけで渡りません。



生口橋の取り付け部から4kmほどで、土生の街へと入っていきます。この辺は道幅も若干狭く、交通量も多めなので、ママチャリやDovePlusのような速度の出ない自転車なら、裏通りを通った方が安全かもしれません。

街中を突き進んでいくと生名島へ渡るフェリーが出ている長崎桟橋が見えてくるので、そちらへ立ち寄り、フェリーを待ちます。



フェリーの代金は大人一人70円、自転車は60円と、これだけでも破格値なのですが、サイクルフリーというパンフレットを貰って(先ほどの、せとうちサイクルーズPASSとは別)、いろいろ記述して提出すると、なんと自転車代が無料になってしまうという、これまたお得な制度があります。

 

・・・


生名島の立石港へと渡るフェリーがやってきました。昼間の閑散時でも20分毎に運行しているので、かなり便利だと思います。



早速乗り込みます。

車も自転車もそのまま乗り込んでしまえるし、一般的なフェリーに良くある客席など無く(あるのかもしれないけど見当たらなかった)自動車はもちろん、バイクや自転車の人ですら航海中も車両にまたがって移動しているため、フェリーというよりも動く有料の橋みたいなそんなイメージが近いかと思います。航海時間は5分も無いです。



輸送される俺のDovePlus。

尾道水道と同様、まるで川のような狭い海峡を300メートルほど渡ると、対岸の生名島に接岸します。ここから先は広島県ではなく、愛媛県上島町(旧・生名村)となります。



続々と自動車やトラックがやってきて、そしてすぐにフェリーもやってくるので、島の規模の割には、かなり賑やかなフェリー乗り場となっています。実際に、生名島だけではなく生名島と橋でつながっている周辺の別の島々の人もこの港を利用しているようで、この航路が上島諸島因島とのメインルートになっているようです。因島とは距離的には近く、今の技術力を持ってすれば架橋でも海底トンネルでも余裕で繋げることはできそうなのですが、広島県愛媛県という別の自治体であることに加え、地元の人曰く、道路がつながり陸続きになると、離島であることの優遇処置や補助金などの制度(離島振興法?)が受けられなくなるため、今のようなスタイルを維持しているとのこと。

まあ、昼間の移動ならフェリーを最大でも20分待てば因島へ行けるわけだし、自動車でも数百円支払えばフェリーに乗れるということを考えれば、架橋されていなくてもそれほど不便ではないのかもしれません。

・・・

では、本日の目的地であるキャンプ場へ・・・の前に、キャンプ場利用申請を出すために、生名島の役場へと向かいます(休日はキャンプ場で申請が出せるようです)。



ここの建築課で利用申請を出して、水道の蛇口などを貰ってからキャンプ場へと向かいます。キャンプ場へはここから3km、立石港から1.6kmほどなので、徒歩キャンプの場合、平日だとちょっとキツいかもしれません(そもそも徒歩キャンプする人がいるかって話しですけど)。

そしてやってきました、今回のキャンプ地、サウンド波間田(はかんだ)です。



目の前に広がる海と、対岸の生口島岩城島が見える最高のロケーション。もう、テントを張るならここしかないと思い、寝心地の良さそうな砂浜にテントを設営するも、風の通り道だからなのか強風にテントが何度も飛ばされかけたのでここへの設営は断念し、内陸の芝生に改めてセッティング。



入口の反対側の奥まったところに、なぜか風がほとんど吹いていない場所を発見したので、ここに改めて設営です(ちなみに芝生は自転車進入禁止なので、側溝の上の金属部分に自転車をおいています)。

砂浜に比べると海キャンプらしさは若干減りつつも、それでも海まで数十メートル、時より通過するフェリーや漁船の音などが海キャンプの雰囲気を盛り上げてくれる素晴らしいキャンプ場でした。しかも、この日は平日の金曜日だったこともあり、他の客は0名の完全貸し切り状態。最高でしたね!

軽くシャワーを浴びて汗を流して、スッキリしたところでビールを飲みつつ肉を食べるというシンプルな夕食を楽しみつつ、この日は就寝となりました。



最低気温は7℃近くまで下がりましたが、しっかり防寒対策をしていたおかげで夜中に一度も起きることなく熟睡できました笑

続きます

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