NISHISAITAMA PROJECT

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しまなみ海道から鵜島へ

しまなみ海道の地図を眺めていたら、伯方島の下の方に鵜島という離島があることに気づいたので、行ってみることにしました。前回訪問したのは山口の牛島(うしま)でしたが、こちらも鵜島(うしま)と読みます。

伯方島愛媛県今治から2つめの島で、広島県側から向かうとなるとそれなりに遠く、我がdoveplusだと伯方島に行くだけでも一苦労するのは目に見えています。

なので今回も・・・



三原からフェリーでショートカットさせて頂きます。

大三島までの詳細は、前回の記事の方に詳細を書いたので、興味があればこちらもよろしくお願いします。

ic-yas.hatenablog.com


今回乗船した三原港から瀬戸田港まで向かう高速船は、途中で小佐木島へ寄港する便でした。となると、以前、一度乗ったことがある航路でしたね。



10名以上いた乗客のほとんどは小佐木島で下船してしまい、瀬戸田まで向かった乗客は自分含め3名ぐらいでした。

 

ic-yas.hatenablog.com

↑前回、小佐木島へ上陸した時の話です。

 

佐木島を出てから10分程度で、瀬戸田港へと接岸。ここからチャリ旅のスタートです。



瀬戸田からは、しまなみ海道のサイクリングコースを走って伯方島まで向かいましょう。



大三島の道の駅から先となると、doveplusでの訪問は2回目となります。



大三島橋

しまなみ海道の橋の中では唯一のアーチ橋であり、最も古い橋でもあります。そんな大三島橋を渡れば伯方島へ上陸できます。

この時点で10時半。鵜島へ渡るフェリーは12時半で、2時間ぐらい余裕があったので、伯方島と大島の間にある見近島へ行ってみることにしました。



伯方橋大島大橋の間にある橋桁の土台のために存在しているような島がこの見近島で、歩行者・自転車・原付のみ訪問することができます。



見近島は無料のキャンプ場として整備されていて、主に原付キャンパーがキャンプを楽しんでいました。車でのアクセスとなると伯方島の道の駅あたりに車を止めて、そこから徒歩で2kmほどの移動(しかもアップダウンがある)となるので、かなり大変そうです。

そんなわけで、知る人ぞ知る穴場のキャンプ場として一部の人には有名だったりします。



島内にはトンネルがあり、島の反対側へと渡ると、こちらでもテントを張ることができるようです。



トンネルの反対側はキャンパーはいない代わりに、釣り客が何名かいました。

橋の下で日当たりも悪く、全体的にじめっとしていたのでキャンプ的にはイマイチな感じである一方、まるで川のように海流が激しく流れ続ける海峡が目の前に広がっていて、釣りスポットとしては良いところなのかもしれません。

見近島で時間をつぶしていたら、鵜島行きのフェリーの時間が迫ってきたので、伯方島の尾浦港へと向かいましょう。



尾浦~鵜島~宮窪航路は、国道317号線の海上ルートにも指定されている航路でもあり、自動車輸送も可能だと事前調査では押さえていたので大きめのフェリーが使用されているかと思いきや、これまた小さい船ですこと・・・乗用車は頑張っても2台乗せられるかどうかのレベルですね(西瀬戸道か開通する前は大きな船だったんだと思う)。



フェリー乗り場には猫もいました。

写真は撮り忘れてしまったのですが、知らなければここがフェリー乗り場だとはまず分からないぐらい何も無いところですね。切符売り場や待合所も無ければ、目印といえば小さく「フェリー乗り場」という立て看板があるのと、あとは壁に時刻表が貼り付けてあるだけの港でした。



定刻通りに尾浦港を就航し、わずか10分程度の航海を経て、鵜島に到着です。



地図を確認する限りでは、周回できる道があるようなので、さっそく島内を一周してみましょうか。





鵜島は唯一の集落がある港周辺を除くと、平坦な場所は少なく、doveplusのような登り坂が苦手な自転車だと基本的には歩くことになりそうです。



鵜島の北端から見える船折瀬戸や大島大橋。ここはとても眺めが良いし、わざわざ船に乗ってやってくる価値は十分あるかと思います。



島の最北端からは伯方島が近くにあることが確認できますね。距離にして200メートル程度しかないので、架橋することも難しくはなさそうです。

いまは西瀬戸道の土台として存在している見近島も、あの島がなければ、おそらくこの鵜島が西瀬戸道のルートに組み込まれ、しまなみ海道の一つになっていた可能性は十分あったでしょう。



昭和初期の頃までは鵜島でも稲作が行われていて、当時使用されていたため池がまだ残っています。何もこんな土地の狭い島に水田など造らなくても・・・とも思わなくも無いですが、その頃は島民も多く、今とは異なった事情があったんでしょう。



一周してきました。

1時間もあれば余裕で1周できるので、しまなみ海道サイクリングの途中で、伯方島から鵜島を経由して今治へ抜けてみるのも、一つのルートとしてあるでしょう。海上国道のルートなので国道巡り的にはこっちのほうがメインですし。それに、村上水軍にゆかりのある史跡などもあったような気がするので史跡巡り的にもありかもしれません(あんまりその辺の知識が無いのでよく分からなかった)。

 

・・・


この時点ではまだ14時すぎ。このままいっそ来島海峡大橋を渡って今治経由で松山へ行って道後温泉にでも浸かって帰るか!とも思いつつも、今治から先へ行ってしまうと予算オーバーになってしまいそうなので、そのまま帰ることにしました。

というわけで来た時と同じルートを逆に走り、瀬戸田港までチャリで自走してから三原までフェリーで帰る予定でしたが、以前乗ったしまなみライナーのダイヤを調べてみたところ、うまい具合に伯方島BS(バスストップ)から乗車できることが分かったので、バスで尾道まで帰ることに。



前回は飲酒していたこともあり因島大橋BSで尾道行きのバスに乗り換えたところ、今回は向東BSまで行ってから尾道までチャリで移動してみます。

ic-yas.hatenablog.com

 

向東BSから2kmほど移動し、駅前渡船の乗り場まで向かいます。




あとはこの船に乗って尾道駅まで移動し、その後は山陽本線を乗り継いで帰りました。

今回は伯方島の先にある鵜島まで往復したわけですが、乗り物を最大限に活用しても、やはり少し遠いですね。そんなわけで、しまなみ海道愛媛県側の島々はあまり訪問していなかったのですが、それゆえにまだまだ知らないスポットがたくさんあるので、また頃合いを見計らって訪問してみたいと思います。鵜島もまた、伯方島から大島に抜けるときにでも再訪してみたいですね。

次回は久しぶりに、チャリでしまなみ海道を走り抜けてみようかなぁ・・・!

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