NISHISAITAMA PROJECT

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周防往還自転車道で湯田温泉へ

前回からの続きです。

向島より来た道を戻り、防府市内を最短ルートで縦断して山陽本線の線路をくぐり、山口市内へと向かいます。



途中で防石鉄道廃線跡と交差します。いずれまた機会があれば防石鉄道廃線跡を経由して今度は佐波川ダムや津和野まで行ってみたいところではあります。やるならもう少し涼しくなってからですね・・・

ic-yas.hatenablog.com


山口まで17km、小郡(新山口)まで19km、そして広島まで121km。山陽本線が柳井のところで大きく蛇行しているため、在来線で来ると広島から山口はかなり遠い印象を受けるのですが、実際には言うほど離れていないという・・・18きっぱーに(余計な)試練を与える山陽本線という事実が、この数値からも分かります。



再び防石鉄道廃線跡と交差すると、今度は佐波川にかかる新橋が目の前に現れます。



佐波川の堤防には佐波川サイクリングロードが整備されており、さらにこの新橋からは周防往還自転車道が分岐しているのです(両自転車道がここから重複するような形になるのかもしれない)。では、周防往還自転車道を走ってみましょう!



国道262号線の歩道部分が周防往還自転車道に指定されていて、防府市内では国道と共にまっすぐ山口市内を目指す形になります。この辺は勝坂という地域は、文字通りの坂道が続くキツい区間。まあ、一般的なギア付きの自転車ならば余裕で行けるかと思いますが。

ちなみに周防往還自転車道というか国道262号線は、萩往還の一部でもあるので、かつてはここを幕末の維新の志士たちが駆け巡っていたとか思うと、ちょっと気持ちも盛り上がってきます。ただ、この酷暑と延々と続く登り坂の中、そんなこと考える余裕はそれほどありませんでしたが笑



坂を登り切ったところに佐波山トンネルがあります。車の多いトンネル内は歩道が極端に狭く、あんまり利用者もいないからかゴミや凸凹も多いので、体力に自信があり、かつ虫などもいない涼しい季節なら、トンネル手前から萩往還の古道を進んだ方が良いかもしれません。

トンネルを抜けると山口市です。



この国道262号線は、防府と山口を結ぶJRバス防長線の路線でもあり、わりと頻繁にバスの往来を見ることができます。

ic-yas.hatenablog.com↑バスに乗ってここを通ったときの記録です

下り坂を快走していくと、途中で自転車道が国道から分離します。



間田川沿いの農道のような道が自転車道に指定されているようです。



国道の歩道に比べて静かで良いのですが、やはり何というか、とにかく暑い

佐波川などよりもかなり小さな間田川沿いのサイクリングコースは一般道と交わるところも平面交差なので特段に走りやすいというわけではなく、ロードバイクなどの場合はそのまま国道沿いに走った方が快適かもしれません。とはいえ、doveplusのような折りたたみ自転車ならむしろこっちの方が好都合ですけども。



気温36℃を越える酷暑の中を、温泉目指してひたすら気合いで走り抜け、なんとか目的地の湯田温泉に到着。

汗だくになりながら前回も訪問した、おんせんの森へ突撃します。風呂入る前からサウナから出てきた直後のように汗かいてます笑

onsen-mori.com




個人的に広島から18きっぷで日帰り訪問できる範囲にある温泉の中では、好きな温泉の一つが湯田温泉ですね(余談ですが、うちの父親も山口に出張に来たときは、何かに理由を付けて湯田温泉に良く訪問していたらしい)。駅から比較的近いところにあるのもポイント高めです。

ところで、温泉やサウナに付随している水風呂はどちらかというと苦手で、サウナのあとは水シャワーで済ませることが多いのですが、今回に限っては火照った身体をクールダウンするために水風呂にもしっかり肩まで浸かってきました。内風呂→露天→サウナ→水風呂のローテーションを数回繰り返し、がっつりいろいろ搾り取られたところで帰りましょう。

おんせんの森のすぐ近くに、JR山口線湯田温泉駅があり、ここから再び18きっぷの旅となります。



白いキツネは湯田温泉のマスコット。



18きっぷシーズンなので大混雑も覚悟していましたが、調べてみればこの列車は益田から来る鈍行とは接続しない、お隣の山口駅始発の区間列車。それゆえ、乗客も少なかったので・・・



ボックスシートを占領して灼熱サイクリング&温泉からのビールで〆!

湯田温泉駅から新山口駅まで20分程度あり、ローカル線でゆっくりビールを飲みつつ新山口駅を目指します。



新山口駅に止まっていたのは特急スーパーおき。ここから鳥取まで行く長距離特急で、その走行距離は378kmと、気動車特急の中では北海道を走る特急宗谷に次ぐ第2位というから地味にすごい・・・この特急自体は細切れで今までも数回乗ってはいますが、一度は全線走破してみたいですね。

一方、18きっぷユーザーの私は特急や新幹線にはのらず、山陽本線に乗り換えて広島へと3時間以上かけて戻ったのでした(なお、新幹線なら新山口→広島が最速30分という速さ・・・)。


今回の走行距離は40km弱。今の時期はこれ以上走ると熱中症の危険性もあるので、これぐらいがちょうど良いかもしれません。

もう少し涼しければもっと行動範囲が広くなるし、この時期の暑さはなんとかならないものですかねぇ・・・・

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