NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

徳地から湯野温泉を経由して戸田駅へ

前回からの続きです。

防石鉄道巡りを終え、徳地の街中をdoveplusで走っていると小さい酒屋を発見。初めは、商店街に良くある個人経営の酒屋だと認識し、そのまま通り過ぎようとしたとき、その酒屋の名前が妙にひっかかり再度確認したところ、実はよく知る造り酒屋であることが判明。早速訪問してきました。



「わかむすめ」を製造している新谷酒造さん。

wakamusume.com

ここの「わかむすめ」は個人的には今現在、山口県の日本酒の中では間違いなくイチ押しで、つい先日も「わかむすめ牡丹」を飲んだばかり。まさか、あの日本酒の蔵元がここにあったとは! というわけで、早速1本調達してきました。

レジのおばちゃんもとてもいい人で、いろいろ勉強させて頂きました(もちろんチャリ乗っているので試飲はしてませんよ)。



今回買ってきたのは、「わかむすめ薄花桜」。元々そんなに数を出していない「わかむすめ」シリーズの中でも、なかなか出回らないらしく、自分がいつも日本酒を調達している広島市内の何件かある酒屋でも見たことがないので、とても良い買い物ができたと思います。

ちなみに味の方は、このあたりの日本酒では比較的良くある、軽く発泡している美味しい濁り酒で、良い意味で日本酒臭さがなくかなり飲みやすいですね。女性杜氏が作る女性らしいお酒とのことですが、誰でも楽しめる逸品です。

では、先に進みましょう。

佐波川自転車道佐波川をそのまま遡り佐波川ダム方面まで向かいますが、前回の記事でも書いたように、そちら方面に行くと帰宅時間が遅くなりそうなので、徳地からは徳山方面へ延びる国道376号線を進むことにします。



徳山駅を起点とする路線バスが2時間毎ぐらいに来るようなので、何らかのトラブルが発生しても最悪バスで帰ることができるという点においては安心できるルートです。ただ、それだけバスが来ると言うことは普通の車やトラックなどもそれなりに走っていて意外と走りにくく、予定していたルートとは別のルートを通ってみることにしました。



山畑という集落から、山を越えて山陽本線の戸田駅へ向かう最短ルートがあることが判明したので、国道376号から県道169号線に乗り換えることにします。こちらは予定していたルートよりも高低差がある一方、途中は険しい道と書いて「険道」が続いていて、交通量が少ない分だけ自分のペースで走行することができそうです。



全体的に山が低めである上、瀬戸内海側であるからか、山陰地方に比べて明るい感じがあります。



集落が途切れると苔むした車1台分の幅しかない林道のような道となります(ちなみにここは県道169号線からさらに入った市道?になります)。



曲がりくねった峠道をぐんぐん登っていきます。去年、獺祭の酒蔵に行った帰りに通った峠越えルートと似たような雰囲気になってきました。山口県の山の中ではわりと良くある光景なのかもしれません。

ic-yas.hatenablog.com



名も無き峠を越えれば、ここから先は周南市(旧・新南陽市)。近くに「沼田峠自治会館」という建物があったので、もしかしたら沼田ヶ峠(たお)と言うのかもしれません。

路面状況が最悪の下り坂を慎重に進んでいくと・・・・



梅? 桜? もう春ですね。



そして、その先には・・・



今回の最終目的地の湯野温泉に到着です。

この温泉は、いつも山口方面のスポットを紹介されているどじょうさんのブログ記事で取り上げられていて、とても興味があったのです(湯野温泉については私の記事よりもはるかに詳しくまとめられているので、是非とも参考にして頂ければと思います)。

www.dojo.love
では、湯野温泉にある日帰りOKな温泉に行ってみるとしましょう。向かった先は、紫水園さん。

 

www.shisuien.com


中に入りフロントで手続きを済ませ、大浴場がある別の建屋へ移動します。大浴場は中庭を通って行くとあるとのことですので、中庭に出てみると・・・



錦鯉が優雅に泳ぐ池と、池の上に架かる渡り廊下などもあったりして、とても雰囲気がよいです。

池を渡って階段を上がったところに大浴場があるので、早速入って来ました。

温泉自体は広めの大浴場が一つあるだけのシンプルな造りですが、アルカリ性のつるっとした泉質がとても良かったです。かつては戦傷者の療養地としても使われた温泉とのこと
で、防府からチャリで悪路を走ってきた花粉まみれの身には非常に良く効きました笑

・・・

40分ほど風呂入り、時間を確認すると30分後には最寄りの戸田駅から徳山方面の山陽本線が来ることが判明。それを逃すと1時間待ちなので、急いで戸田駅まで行くことに。

 

湯野温泉から戸田駅までは夜市川に沿って4.5km程度の下り道。doveplusでも一気に走りきれば20分あれば到達できそうですね・・・あまり、風呂上がりに汗かくようなことはやりたくありませんが笑




戸田駅。

ちなみにこの駅名、関東出身者ならば初見だと間違いなく「とだえき」と読んでしまいますが、読み方は「へたえき」です。湯野温泉から駅前にかけて流れる夜市川は「やじがわ」と読むし、この辺は難読な地名が多いですね。

無事に予定していた山陽本線の列車に乗り込めたので、時間が無いにもかかわらず、しっかり帰り際にコンビニで買ったビールを取り出し、風呂上がりの一杯を頂きます。



やっと普通列車の車内でも、飲み食いできるようになってきたようでありがたい限りです(まあ、まだ以前のように気軽に・・・ではないですけど)。やはり、温泉に入った後はビールで締めくくりたいですからね。

そしてそのまま電車に揺られること2時間半、無事に帰宅することができました。

 

 

今回の行程。防府駅から堀駅、湯野温泉を経由して戸田駅まで、だいたい40km程度。途中で日本酒というお土産が手に入り、最後に温泉にも入ることができて大満足でした。

 

最後に訪問した湯野温泉は1時間に1本しか来ない山陽本線の都合上、駆け足での訪問となってしまったので近いうちに、今度はあまり訪問したことがない徳山駅周辺をポタリングした最後の締めくくりにでも、またゆっくり訪問したいところではあります。

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