数ヶ月前、特に目的も無く、岩国の西の方から柳井にかけてチャリで走ってきたときの話を書いていなかったことに気づいたので、今更ながら振り返っておきましょう。
時は2月上旬の土曜日、その日は予定もなく、どこへ行こうかと調べてみたところ、ちょうど岩徳線の徳山方面の列車に乗れそうなことがわかったので、さっそく最寄りのJRの駅から電車を乗り継ぎ岩国駅へと行き、岩徳線に乗って徳山方面へと行きました。
岩徳線は1~2時間に1本あるかどうかというレベルの乗り物なので、ふらっと乗りに行くのが難しいところなのですが、接続の良い列車に巡り会えたならば、乗っておきたい路線の一つではありますね。芸備線ほどでは無いとは言え、先行き不透明な路線でもありますし。
そんな岩徳線に乗って30分ほど、岩国市の西側にある玖珂駅で降りてみましょう。
ここからdoveplusで適当にどこかへ走ってみます。
地図を確認すると、駅前には島田川が流れていて、名前の通り、この川に沿って走って行けば平行しているもうひとつのJR在来線の山陽本線、島田駅まで行けそうなことは地図を見るまでもなく明らか。ほとんど車の来ない堤防の上を川沿いに進んでみます。
以前もここ、走ったことあるような・・・と思ったら、何年か前に、旭酒造さん(獺祭の酒蔵)に行く途中にこの辺を走りました。わりと来ているようで、チャリだとまだ2回目だったのが意外と言えば意外(レンタカーや知り合いの車などではちょくちょく来ている)。
微妙に天気が怪しくなってきました・・・
ただ、どんより模様の写真とは裏腹に、それなりの追い風と下り勾配という条件が重なり、予想以上に快適なサイクリングを楽しんでいる最中だったりします。これで晴れていれば最高だった!
ずっとだだっ広い盆地のようなところを行くのかと思いきや、周南市に入るとちょっとした峡谷っぽくなってきます。まあ、それでも周囲の山は低く、あんまり山深い感じはありませんが。
さらに進んで行くと、三丘温泉(Mitsuo-onsen)という温泉を発見。しかしながら、現在は高級旅館と老人ホームだけで、一般客が気軽に立ち寄れるような公衆浴場的な施設はなさそう。以前の情報だと良さそうな温泉施設があったようだし、残念な限り。
引き続き進んで行くと光市へと入っていきます。
ここでこのまま島田駅の近くの温泉に入って帰るか、あるいは光市の市街地の方へ進んで海でも眺めて帰ろうかなと一瞬思いつつも、天気がさらに悪化し雨雲が近づいてきていることに気づいてしまったので、少しでも雨雲から離れるために柳井方面へと向かいます。
島田駅から岩田駅にかけて、伊藤博文の生家や、それにまつわる公園などが近くにあるらしいですが、次の機会にしましょう・・・
山陽本線とすれ違います。この辺も徐々に広島・岡山県内に導入された新しい電車に置き換わりつつあるから、この国鉄車両もそろそろ見納めかも(と、いつも書いている割には未だに古いまま)。
柳井まであと6kmというところで小雨が降ってきました。
そして何とか無事に柳井駅に到着!
なんだかんだで山あり谷ありのサイクリングコース、良い気分転換になったと思います。雨にはやられましたが、基本的には追い風に助けられたおかげで疲労感はそんなに無かったです。
自転車的には悪くないルートだと思うし、天気が良いときに改めて同ルートで走ってみるのもありですね。あとは、玖珂駅からまっすぐ山を越えて柳井駅まで行くのも悪く無さそうな予感がします。
では、柳井駅からは輪行して、山陽本線を使って帰りましょう。
海を眺めるだけなら、やっぱり晴れている日の方が良いですねぇ・・・この数週間後に改めて上の写真に見えている海岸沿いの国道をチャリで走ったのですが、その時は最高に素晴らしかったです。
今年は気持ちよく晴れる日が少ないし、もう少し晴れの日が増えてくれれば良いのですが・・・!