NISHISAITAMA PROJECT

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尾道の細島へ行ってみた

ゴールデンウィーク明けの翌週末、前々から行こうと思っていた尾道にある細島という離島へ行ってみることにしました。細島は、しまなみ海道シリーズの一つである因島からフェリーでのみ渡ることができる島で、あの界隈では珍しく純粋な離島だったりします。

というわけでさっそく、しまなみ海道の起点である尾道駅へ。



最高に天気が良いのに、連休明けだからか観光客は少なめ。

5月は気温も高くないし天気も安定するし、それでいてゴールデンウィーク以外だと観光客も少なくなる傾向があるし、1年の中では最も旅行に適した時期だと思いますね。




前回も利用した福本渡船で向島へ渡ります。

向島まで110円の駅前渡船に比べ、福本渡船は70円なので40円ほどお得(自転車代込み)。

というか数十円ぐらいなら別にどっちでも良いのですが、手持ちの小銭が100円しかなく、千円出して890円のおつりを貰うのを避けたかったというのもあるんですが(できるだけ小銭を持ちたくない主義)。

向島からしまなみ海道のルートを伝って因島を目指して走って行きます。



やっぱ、しまなみ海道は何度走っても楽しい。

因島からは正規のサイクリングコースから外れて、重井港経由のルートで走って行きます。なぜなら、重井港こそが今回の目的地・・・



重井西港が見えてきたら、そちらへ入ります。



重井西港のフェリー乗り場に到着。あとはここで細島行きのフェリーを待つだけなのですが、早く着きすぎてしまったために1時間待ちとのこと・・・なので、来た道を少し戻って、除虫菊の花畑でも見に行ってみることにしました。相変わらず、立ち止まってはいられない性格・・・



この白い花が除虫菊で、因島やこれから渡る予定の細島では、かつては島中で栽培されていたらしいです。現在は伝統の継承と観光用に、因島のごく一部で保存用に残しているとか(と、案内板に書いてあった)。

さて、そうこうしているうちに細島行きのフェリーの時間が迫ってきました。急いで重井港へと戻ってフェリーへ飛び乗ります。



片側にのみ運転室や客室がある、ちょっと変わったスタイルのフェリーですね。

それはともかく、喜び勇んで乗り込んだところ「こっちは三原行かないけど大丈夫か!?」と聞かれました。重井港から船に乗り込む観光客の大半は三原へ行くはずで、細島へと向かう人はほぼいないからでしょう。

なお、今回の乗客は自分含めて2名でした。



快晴の天気の中、穏やかな瀬戸内海をゆっくりと進んで行くマイdoveplus。参考までに、フェリーの代金は船内で支払い、片道150円で自転車は+80円です。往復でコミコミ460円は、かなり安い!

・・・

15分ほどの航海を経て、細島に接岸!



離島に来たら島一周がセオリー。行き帰りに違うルートを通れるような道も整備されているようですし、反時計回りで一周してみましょうか。

 




右手奥に因島大橋が見える海岸沿いの直線道路を走って行きます。



周遊道路はまだまだ続いているのですが、路面が荒れていてdoveplusだと危なそうだったことから、このあたりで引き返します。

島内には縦横無尽に軽トラが入れそうな道が整備されているのを見る限りでは、かつてはこの辺にも集落があったか、あるいは何かを栽培していた大規模な畑があったように思えますね。

いずれにしても、将来的にはこの道も含めて完全に自然に還ってしまいそうな感じですが・・・



少し戻って、ここを右へ行ってみましょう。こちらでも行きとは違うルートで港に戻れるようですし。



左側には小細島という無人島が見えます。
このあたりは高台から見下ろしているような感じで、なかなか眺めが良いですね。時間があれば、この辺でチェアリングしつつ昼食と行きたいところ・・・残念ながら、帰りのフェリーの都合上、あんまり時間が無いのでわりと駆け足で進んでおります。



最後に細島港の裏側より三原方面を眺めつつ、フェリー出港までの時間調整中。
本州との距離は最短で2km、三原や尾道の駅前の港までは、どちらも6kmぐらいなので、その辺と接続していたらもう少し渡航難易度は低くなるのにもかかわらず、細島は元は因島市の管轄だったからか、本州側との結びつきは弱いようです(三原港から重井港まで現在も高速船があるので、重井港で乗り換えれば最速で40分ぐらいで渡航可能ですが)。




そろそろ因島へ戻りましょう。12時のフェリーを逃すと、16時までやってこないうえに、細島には食堂や商店はおろか自販機すらないので、食料を持たずに渡航してきた身としては、ここで戻っておきたいところ(平日だともう少しフェリーの本数が多くなる)。

・・・

再びフェリーへと乗り込み、因島へと戻り、来た道を通って尾道を目指していきます。



帰り際に、ウェルカムゲート経由で大浜PAに侵入して、いかにもしまなみ海道ドライブ楽しんでいます!」な雰囲気を全身で出しつつ、パーキングエリアの食堂へ入り、ラーメンを注文。そして出てきたのが・・・



あさり伯方の塩ラーメン。

麺は尾道ラーメン用の細麺で、中にはあさりとたけのこが入っている塩ラーメン。あさりの出汁が効いているのか、スープがかなり美味かった!



尾道へと戻り、そのまま広島市内へと戻りました。

今回訪問した細島は、しまなみ海道の島だというのに観光要素がゼロの島でしたが、それ故に気軽に離島感を満喫したい時には良い島でした。しまなみ海道広島県側には上島諸島を除けば架橋されていない離島がないので、そういう意味では貴重な島ではないかと思います。

まあ、しまなみ海道に来ている大多数の人に対して渡航をオススメできるかと言えば難しいところではありますが(実際に、フェリーに乗り込もうとしたときに、渡航先を誤ってないか確認されたぐらい、一般客が訪問しないところなんだと思う)。

とはいえ今回は天気にも恵まれたし、それにフェリーのダイヤ的にも気軽に渡航するにはちょうど良い感じなので、個人的にはなかなか楽しめました!

 

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