今年の夏休みも昨年と同様、近場の少し良い感じの温泉旅館に泊まりつつ、有名観光名所をさらっと流して帰るだけの旅行に行ってきました。行き先は昨年と同じ島根県です。
↓昨年はこちら。ほぼ同時期に似たようなことをやってます
広島市内でレンタカーを手配し、国道54号線や松江道を通ってまっすぐ松江市へ向かいます。隣県の県庁所在地とはいえ広島市から180kmぐらいはなれているので、東京から越後湯沢に行くぐらいの移動感覚ですね。
宍道湖SAから眺める宍道湖。ここ数週間の広島近辺はずっと天気が悪かったのに、ここに来て晴れてくれるとは、やはり昔から俺と島根県とは相性が良い。
山陰道を降りて松江市内の中心地を少し進むと、国宝・松江城が見えてくるので、お立ち寄りしてみましょう。今まで何度か松江には訪問しているのにもかかわらず、まだこの松江城は近づいたことすらなかったので訪問してみたかったのです。
松江城最寄りの駐車場に車を止め(おそらく調べれば地元民向けの安い駐車場があったはずだけど)、堀を渡って松江城の敷地内へ入ります。すると目の前に現れたのは明治時代に建てられた感じの建物。
「興雲閣」というかつての迎賓館です。内部も無料で見学できることですので、さっそく入ってみましょうか。
赤い絨毯が敷かれた階段を登っていきます。
2階には大広間と、小部屋がいくつかあります。
明治時代の面影そのままの部屋もあり、無料でここまで見学できるとはなかなか見応えがあると思います。
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次に向かったのが、今回のメインの目的となる松江城です。
日本に存在する現存天守閣のうちの一つであり、鉄筋コンクリートで復元された郷土資料館的なお城とは異なる独特の存在感があります。
城内の下層階は光も少なく昼間でもかなり薄暗いところがまた良いですね。
急な階段や歩くだけで軋む床など、修復や補修工事が随時行われているとは言え、当時から残る木造建築の素晴らしさが堪能できるかと思います。
最上階からは360°の展望を拝むことができます。
宍道湖などもよく見えました!
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では、そろそろ本日の宿へと向かいましょう。今回泊まる予定の旅館は、松江からほど近い、玉造温泉にある星野リゾートの旅館、界 出雲です。
以前から星野リゾートの高級旅館に一度泊まってみたかったのですよ・・・!
フロントでチェックインし、太鼓橋を渡って客室へ向かいます。なんでもこの太鼓橋、この建物ができた戦前からそのまま利用しているとか。
2部屋ある贅沢な造り。奥の部屋は掘りごたつ式になっている点がなかなか良いですね。というか、ここでテレワークできたら最高では・・・
専用の露天風呂付きです。もちろんこれとは別に内湯+露天風呂の素敵な大浴場もあるので、気分によって使い分けも可能です(宿泊者自体が少なく日帰り入浴不可なので、大浴場もほとんど人がいない)。
部屋の露天風呂だけではなく、別途シャワールームもあるのがこれまた良いですね。建物自体は古くても、こういう水回りが最新のトレンドに合わせた造りになっているのが素晴らしいです。ここで暮らしたい。
食事も最高に美味い!
寝る前にはもちろん、露天風呂に浸かりながら日本酒です(昨年は日本酒を入手し損ねてできなかった)。
翌朝も当然のように露天風呂に入り、極限まで楽しむスタイルです・・・
さすがは星野リゾート、大満足の温泉宿でした!
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さて、当初の予定では2日目は台風直撃という予報だったこともあり、どこにも寄らずにまっすぐ帰る予定だったのですが、天気予報を見ると台風はまだ日本に上陸すらしていなかったこともあり、最後に出雲大社に訪問してきました。
出雲大社は3回目の訪問です。
やはりこのしめ縄は何度見ても圧倒される大きさ! これはくくりつけるだけでも大仕事だよなぁ。
静かな出雲大社の敷地内は散策するだけでも楽しめますね。この感じ、なかなか他では味わえません。
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と、そんな感じでゆっくりしていたら徐々に天候が悪くなってきたので、その後はまっすぐ高速道路を使って帰ったのでした。