今年こそは四万十川を上流から下流まで自転車で川下りしようと思っていた今年の夏期休暇も秋雨前線の影響をがっつり喰らって、高知県は1週間連続雨予報・・・ただ、天気予報をよく見てみると同じ四国でも香川県の一部の小豆島は、雨は降らない様子。
小豆島は瀬戸内海ではサイクリングでも有名な島で、小豆島を一周するすることをマメイチとも言われているらしく、しかも調べてみると、島一周は約50~100km程度で行けるとのことで、しっかりした長距離用ロードバイクでなくても選択するコースによっては余裕で1周できそうな感じです。というわけで、ちょろっとDAHON DovePlusを担いで行ってみることにしました。
まずやってきたのは岡山駅。
駅前でチャリを展開して小豆島へのフェリーが出ている新岡山港まで移動します。もちろん、自転車などを使わずに路線バスを使って新岡山港まで移動することも可能です。
路面電車の線路沿いに少し進み、西川緑道公園筋という川沿いのルートを使って南下して行きます。どうでもいいですけど「○○筋」という名称は大阪っぽいですね。
しばらく川沿いに沿って進んでいくと、路面電車の終点の一つである清輝橋電停が現れます。
広島や松山の路面電車網に比べるとかなり小規模な感じの路面電車。実際に岡山駅から清輝橋まで2.1km程度なので、その気になれば歩ける距離だと思います。
さらに国道30号線を南下して、岡山港方面へ・・・
岡山とか広島のドライバーは曲がる直前までウインカーを出さないというか、そもそも出さない車がそれなりにいるんですよね。地元の人曰く「前の車が曲がるかどうかは挙動で判断できる!」とのことです(実話)。
しばらく道なりに進んでいくと、突然目の前に機関車が登場します。
これは、瀬戸大橋線の大元駅から岡山港へ延びていた岡山臨港鉄道の機関車で、ちょうどこの写真の場所が岡南元町駅の跡地でした。市街地を走り抜けていたようだし、うまくやれば今でも存続できたような気がしないでもないですが、岡山駅にも市内の繁華街にも乗り入れていない時点で廃止は必然だったのかもしれません。
岡南元町駅の裏手を少し進んでみると、橋を発見。
臨鐵橋。昭和60年=1985年竣工ということは、岡山臨港鉄道が廃止になった翌年です。
よく見ると鉄道の鉄橋を流用して道路にしているようでした。
これ以外の鉄道の遺構っぽいものは他には見当たらなかったこともあり、プチ廃線散策はこの程度で切り上げ、当初の目的地である新岡山港を目指します。
旭川の最も下流に架かる橋、岡南大橋を渡って対岸へ。
無事に新岡山港に到着!
DovePlusを畳んでから乗船券を買ってフェリーへ乗り込みます。
船内は綺麗でデザインも良い感じです。そんなに長い航路ではないのに売店やカフェテリアコーナーもあって、なかなか充実しております。
・・・
時刻は14時ちょうど、小豆島行きフェリーの出航です。
広島港に比べるとこぢんまりとした感じの新岡山港。
といったところで続きます。