NISHISAITAMA PROJECT

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福井旅行にいくなら九頭竜ダム

事の発端は、10月の3連休のなか日に、金沢の湯涌温泉で「ぼんぼり祭り」が開催され、さらに体育の日には新潟の三条市で、すのこタンがらみの出展があるという情報を得たので、ちょいと行ってみることにしました・・・が、ただ行くだけでは面白くないなといういつもの、良いのか悪いのかわからない考えが浮かんだのでした。

 

どうしようかと熟考した後、思い立ったのが「東京→京都→福井→金沢→長岡→東京」という一周ルート。これだと金沢を往復するよりも若干割安な乗車券が手に入る上、長岡で途中下車できる(北陸フリーきっぷは新潟県内では途中下車できない)ので、このルートの中に入ってきた「福井」を重点的に攻略しようと思ったわけです。

 

ちなみになんで「米原」ではなく「京都」かというと、それはただ単に湖西線に乗ったことがなかっただけというわりとどうでも良い理由なので、皆様が真似をされるときは、米原からそのまま北上して敦賀へ向かった方が、1000円ほどさらに安くなるかと思います。ええ。

 

と、どうでもよい前振りはさておき、行ってきました。

 

まずは新幹線で京都まで行って・・・

 

 

 

連休初日で満員のサンダーバード15号に乗車して向かうは福井駅

 

 

ここで降りたのは、記憶が正しければ5年ぶりかな。当時は、えちぜん鉄道にのって東尋坊に行ったんだよなぁ懐かしい。

 

今回の大きな目的は、東尋坊ではなく九頭竜湖です。なので、越美北線(通称九頭竜線)にのって終点の九頭竜湖駅を目指しましょう。

 

 

特急も満員だったけど、それに輪をかけて満員だった越美北線。しらべてみると、鉄道の日記念きっぷの期間で、いわゆる18きっぷと同様、普通列車に乗り放題なのですよね。

 

だから、普段は物好きしか乗らないような地方ローカル線の奥地まで来る人がわりと多く、最後まで座れませんでしたよ。まあ、今回は、最後部分を陣取れたので、別にそれほど苦ではなかったですね。

 

 

非電化枝線のローカル線だから、のんびり走るのかと思いきや、中国山地の山の中を走るような路線よりも軽快に飛ばしていましたね。ただ、それでもけっこう経営的には厳しいようで、至る所に「乗って残そう越美北線」なんて幟が散見されましたが。

 

そんなこんなで1時間半ぐらい、終点の九頭竜湖駅に到着です。

 

 

あ、こんなの貰いました。

 

 

へー、福井県最東端だったのか。意外。

 

ここで、あらかじめ調べておいた情報や、福井に住むtwitterのフォローさんの情報等により、道の駅の観光案内所でレンタサイクルを借りられることがわかっていたので、そちらへ。

 

というか、終点まで40人ぐらいの乗客がいたので、その中から数名は俺と同じようなダムを目当てできているような人間で、それらの鉄オタとエクストリーム自転車争奪戦が始まると思いきや、「乗るのが目的の人」はそのまま来た越美北線で帰って行ったようで、結局自転車を借りていたのは俺だけだったようです。

 

 

ま、これを見れば、ダム巡りでもしていない人間は普通は戻って、越前大野の観光をしたり、そのまま福井へ帰るよなぁ・・・14:33の次が18:34は厳しい。願わくば、この間に1本ぐらい欲しい。

 

では、自転車に乗って九頭竜湖を目指しましょうか。

 

もちろんダムなので、ずっと登りが続くんですが、そんなの気にしないぜ! ってか、6年ぐらい前に行った、只見駅から炎天下の中チャリこいで向かった只見湖と田子倉駅を思い出します。

 

そうこうしていると、さっそく第一ダム発見。鷲ダムと呼ばれるダムで、九頭竜ダムの発電のためにあるそうです。

 

 

さらにこぎ続けること20分弱で、九頭竜ダムに到着ー。ロックフィル式ダムとしてはかなり大きめのダムです。

 

 

はるばる登ってきたものだ。

 

 

ダムの管理事務所兼資料館のようなところで、ダムの知識を深めたりダムカードを貰ったりして・・・さあどうしよう。ここで、車で北濃長良川鉄道・越美南線)に行く用事があるというフォロワーさんに情報を貰いつつ、とりあえず行けるところまで行くことに。

 

 

ちょっと日が陰ってきました。

 

 

予定では箱ヶ瀬橋まで行きたかったんだけど、自転車を返すのが17時過ぎで、現時点で16時。九頭竜湖駅まで12kmぐらいだから、間に合わなくはないかもしれないけども、途中に何度か登場したトンネルをくぐるたびにモチベーションが下がっていき、ここで勇気ある決断ということで引き返すことに。

 

車だったら何とも思わないだろうけれども、ただのママチャリ(しかもライト壊れているww)で、ほとんど明かりのないトンネルを走破するのはいやなのですよ。

 

帰りは、途中にあった穴馬神社なる神社にたちよってみました。

 

 

この神社は、九頭竜ダム建設に伴い、沈んだ多くの集落にあった神社を合祀したものだそうですが、名前が「穴馬」ということで、競馬の願掛けに訪れる人が多いとか。なるほど、ということで俺も願掛けしてきました。まあ、俺は競馬なんてやらないけども。

 

そうそう、自転車で橋まで行く人がいるかどうかわからないけど、九頭竜ダムのすぐ近くにあるトンネルは、ダム脇の旧道をオススメします。

 

 

ちょいと道は荒れてますが、ママチャリレベルなら問題なく走破できます。しかも、ここから見るダムの眺めも悪くないと思うんで、是非こちらを。というか、来る人いるかどうかしらないけどな!

 

その後は「俺は風になる!」とのごとく、自転車で一気に位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、一瞬で九頭竜湖駅に到着。

 

自転車を返却し、適当に街中をぶらつくも、次の列車まで1時間半以上あったので、駅の待合室でこの日記の前半を書きつつ、先ほど北濃駅まで行ってきたフォロアーさんに地元福井のお話を伺いつつ、1時間半、やっと来ました。

 

 

明日は福井の乗っていない私鉄を乗りつぶしつつ、金沢へ向かいます。

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