NISHISAITAMA PROJECT

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チャリで阿品まで行ってみる

とある週末。

土曜日は何かと用事があったおかげで遠出できず、日曜日は天気がイマイチという中、今週末は出掛けなくても良いかなと考えていた日曜日の午後のこと。

空を見るとそれなりに天候が回復してきたようだったので、宮島の方まで目的も無くチャリで走ってみることにしました。



現在の自宅の近くには太田川という広島を代表する川が流れていて、それなりに自転車的には走りやすく、しかも本川(旧・太田川)と太田川放水路の分岐点から先は、いずれもチャリで走るにはちょうど良い道が整備されています。

太田川放水路の方はというと、土手から一段下がった河原の一部が幅の広い遊歩道みたいになっていて、自転車ならば自由に走れるようになっています。



三滝付近で可部線の線路をくぐると、山陽新幹線山陽本線の二段構えの鉄橋が見えてきます。

祇園新橋からここまでは舗装されていてチャリ的には快適だったのですが、ここを越えると砂利道になり、悪路に不向きなdoveplusには厳しくなってきます。



とはいえ、ここを通れば信号に一切捕まること無く、太田川の河口近くまで一気に移動できてしまうので、悪路という欠点を補ってしまえるぐらいの大きなメリットがあるんですね。

可能であればこの区間も舗装して、なんならサイクリングコースとして整備して欲しいところ・・・



旭橋という国道2号線バイパスの橋が見えてきたあたりで、河原の道は終わりとなるため、強制的に土手の上に上がらされますが、チャリの場合は土手の反対側の住宅地の道を進めば、まあまあ快適に進むことが可能です。



雰囲気的には、東京23区の八広とか向島とかそんなところ(個人的な感想です)。

土手沿いに走って行くと、庚午橋のところから土手の上に歩道が現れるので、今度は土手に上がります。あっち行ったりこっち行ったりと忙しい・・・



あとはもう、ひたすら海沿いを進むだけ。



都市高速道路の一つである広島高速3号線をくぐり、さらに直進します。

この辺は、関東で言うところの湾岸道路である、国道357号線の船橋市江東区あたりをめちゃくちゃコンパクトにした感じがあります。



目の前には太田川放水路の河口と江田島が見えます。

今まで、関東では○○みたいな感じで当てはめてみましたが、関東ではこんな感じに幾重にも連なる離島が間近に見えるところはないし、やはりここは瀬戸内海であると実感できます。

このまままっすぐ行くと広島中央卸売市場があり、一般人が入って良いかどうか微妙なところになってしまうため(地元の釣り客は普通に出入りしているし、営業時間外なら自由に出入りしても良さそうではある)、適当なところで曲がって、宮島方面へと進んで行きます。



この辺は、釣り客が魚を与えているからか、島の猫並みに人なつっこい猫が多いですね。

湾岸道路もとい、広島南道路へ戻ってから八幡川を新八幡川橋で渡って佐伯区に入っていきます。



天気が回復してきました。朝からこれだったら! とも思いますが、ここ2ヶ月ぐらいは毎週天気が良くてあちこち遠出していたし、たまにはこんな週末も良いでしょう。



広島のべた踏み坂とも言われている(かもしれない)、はつかいち大橋を気合いと根性で渡りきり、廿日市市内へ。

このあたりまで来ると埋め立て地帯も無くなり、山陽本線広電宮島線の線路とともに宮島へと向かうような形になります。



阿品の手前では「自転車は国道を迂回せよ」という案内に従って、宮島線の横の小径へと逸れて、海沿いの道を進んでいきます。



大正時代から昭和初期の数年だけこの辺が宮島線の終点で、ここから宮島へと渡るフェリーがあったらしいですね。

今は宮島口あたりの渋滞が酷すぎるし、ここに巨大な駐車場とフェリーターミナルを造って人の流れを分けるのも一つの手なのではって気がします。宮島口の商店街の人に猛反対されそうですけど。



阿品までやってきました。

あとJRで1駅分頑張れば宮島口駅へと到達できますが、この先は走りづらい国道を行く必要があり、それに別に宮島口まで行く理由もないので撤収することにします。

さて、阿品からは広電とJRの2路線が使用できますが・・・



JRだと60円ぐらい高い反面、横川駅まで広電だと1時間ぐらいかかるところ、20分程度で移動できてしまうので、日曜の夕方という時間帯も加味して、素直にJRで帰ることにしました。早く帰って明日に備えねば・・・

今回のルートは全行程は20km前後。もしも折りたたみ自転車を持って広島に来るような機会があったときは、宮島から原爆ドーム・広島駅まで、それこそ世界遺産を繋ぐような形でチャリで軽く移動できるのでオススメです!


ただ、doveplusで20kmも走るのは一般的では無いらしいのでご注意を笑

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