NISHISAITAMA PROJECT

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紅葉シーズンが終わった早朝の宮島へ

広島に引っ越してからもう7年目ぐらいになると思うのですが(それすらも忘れた)、未だに「宮島の紅葉」をまともに見たことがなく、今年こそは! ということで夏ぐらいから行こう行こうと思っていたのに、なんだかんだで紅葉シーズンの11月の土日や連休はあちこち遠出してしまって、気がつけば結局12月になってしまいました。

もうさすがに遅いだろうとは思いつつも、12月2日という12月最初の土曜日ぐらいなら、まだ少しぐらいは紅葉は残っている可能性はあったので、ほぼ始発の電車に乗って宮島へと行ってみることにしました。

 

なぜ始発近くの電車かと言えば、それはアフターコロナになった現在の休日の宮島は、それはそれはものすごい観光客が押し寄せる阿鼻叫喚な世界となり、ゆっくり観光などできるような状況では無いことが予想されているので、観光客が活動開始する前の時間帯に訪問しておきたかったのです(なお、完全に始発じゃ無いのは、始発で行くとまだ真っ暗だったというのもあり・・・寝坊したわけではないですよ)。

 

同様に今では観光客が溢れすぎててあまり行く気のしない京都も、早朝だったら普通に楽しめた経験があり、宮島も早朝に行けば楽しめるんじゃないかとも思ったのですね。

ic-yas.hatenablog.com



新しくなった広電宮島口駅。この経路に変わってから広電宮島線には乗っていないので、こちらは帰りに乗ってみましょう。



時刻の方はまだ朝の7時。大阪や博多からの始発の新幹線では間に合わない時間帯なので、観光客もまばらで、スムーズに乗船することができました。

ちなみに、宮島は今年の10月から訪問税が課されるようになり、フェリー代とは別に100円かかるようになりました。現金払いはもちろんのこと、通常料金のICOCASUICA等のICカードを利用する分には問題無いのですが、1割引となるPASPYで乗船する場合は、PASPYとは別に券売機で100円の税金を支払う必要があるので注意が必要です(おそらく広電の一日乗車券とか、青春18きっぷで乗船するときも同じ)。

混雑時だと券売機がかなり混雑しそうだし、ちょっと手間になりましたね・・・正直、フリー切符などを持っていたとしても、時間帯によっては行列に並ぶぐらいなら、正規料金の交通系ICカードでさっさと乗船した方が良いと思います(なお、帰りの訪問税は不要)。

それはともかく、宮島へ向けて出港です。



穏やかな瀬戸内海を眺めつつ10分程度の船旅。このときの気温は1℃だったので、すぐに船室に戻りました笑

宮島桟橋に接岸したら、まずは厳島神社へと行ってみます。



誰もいない・・・



コロナ禍直後のような誰もいない商店街・・・実際には開店準備している店員さんがところどころにいたり、納品業者のトラックなどが頻繁に行き来していて、完全に無人状態ではないのですが。

 

土産物街を抜けると、厳島神社の大鳥居が見えてきます。時間帯的には干潮だったため、海に浮かぶ大鳥居を見ることは叶いませんでしたが、その一方で、大鳥居の真下まで行けるチャンスでもあったので、さっそく近づけるところまで近づいてみました。



厳島神社の大鳥居ってこんなにでかかったのか! ってぐらい大きいですね。周りにいる人々との対比がすごい。



数年かけて修繕工事した大鳥居。どうせだったら修繕工事前の鳥居と見比べてみたかったかも・・・

さて、まだまだ早朝で人も少ないようですし、厳島神社の中へ入ってご挨拶してきましょう。



商店街はどこもまだ開いていませんが、厳島神社は早朝から参拝可能です。



もう7時半を過ぎていますが、西日本は日の出が遅く、さらに背後には弥山などの山々が連なっている関係上、日の出はもう少し先のようです。それに板張りの廊下の上がまだ凍っていて滑りまくるという危うさ・・・



この数時間後は観光客であふれかえるであろうこの回廊も、今なら誰もいない!

・・・

次に向かったのは大聖院という、これまた宮島では非常に歴史のあるお寺。



ここはまだ紅葉している木々が残っていて、紅葉を楽しむことができました(いろいろ細かいところを見て回っていたのですが、長くなりそうなのと、そのへんの知識があまりないので割愛します)。願わくば、もう少し陽の光が照らされている時に訪問したかった気もしますけども、その時間帯だと混み合いそうだし、まあ良いでしょう。



大鳥居の方を見下ろしてみると、あちらの方は明るくなってきているようです。もう一度、大鳥居へ戻ってみましょうか。



朝日に映える大鳥居! 鮮やかな鳥居の赤がよりいっそうまぶしいですね! それに潮が満ちてきたので、さっきとはまるで違った雰囲気が出ていました。

 

宮島の街中も徐々に明るくなり、これで紅葉も映えるかと思いきや、やはりほとんどの紅葉は落葉していて、その辺はもう来シーズンに期待といったところ。来シーズンも広島で暮らしているかどうかは不明ですが・・・




ただ、まだ一部の紅葉は辛うじてまだ残っていたので、太陽の光を借りればまだ紅葉がなんとか楽しめました。2週間ぐらい前に訪問していれば、もっと紅葉を楽しめたと思うし、惜しいことしましたね・・・

・・・

時刻は9時を過ぎ、観光客も増えてきたので帰りましょう。

なんせ、観光客が増えると帰りのフェリーに乗るだけでも大行列に並ぶ必要があり、それはなんとしてでも避けたかったのです。まあ、行列に並ぶこと自体は苦でも何でも無いんですが、せっかく荘厳とした厳島神社や大聖院の雰囲気を感じた後に、観光客であふれかえる難民船のようなフェリーには乗りたくないという、そんな気持ちだったのです笑

宮島口桟橋へと戻り、宣言通りに今回は広電で帰ります。



さあ乗り込みましょうか。



最近の低床車両の前後にある、絶妙に座りにくいボックス席。何かに書いてあって知ったのですが、このテーブル状になっている箱の部分は車輪があるので、どうやってもこういう微妙なデザインになってしまうとか(いっそ座席をはずして立席にしてしまったほうが良い気が)。

広電宮島線に乗って、目指す先は楽々園駅



なぜここで途中下車したのかというと、楽々園駅の近くにはスーパー銭湯型の温泉があるので、ついでにそちらに入ってみようと思ったのです。

塩屋天然温泉ほの湯!
www.honoyu.jp


7年ぐらい前、当時まだ東京在住で出張で広島に来ていた頃、仕事帰りに一度だけ立ち寄ったことがあったのです。ここは広島市内では貴重な天然温泉も楽しめる施設で、温泉露天風呂の他、いろいろな風呂やサウナなども完備していて、スパ銭好き、サウナ好きとしても、満足できるところなのですね。温泉地に恵まれない広島では貴重な温泉故に人気も高く、土日にはかなり混雑するようですが、今回はまだ10時過ぎという時間帯だったおかげで、のびのびとくつろぐことができました。

1時間半ぐらい温泉やサウナを楽しんだ後は、再び広電に乗って広島市内へと戻り、そのまま昼過ぎに帰宅となりました。

ここ何回かの遠出は、それなりに出費のかかる遠出が多く、たまには低予算で気楽に楽しもうと、早朝の宮島へと繰り出してみましたが、予想以上に満足できたので行って良かったですね。ついでに帰り際に風呂にも入れたし、参拝料や風呂代含めて3000円未満でここまで楽しめるなんて最高でした笑

あ、ちなみに今回もdoveplusを持って行ったのですが、短距離しか走らなかった(宮島では、ほぼ活躍の場が無かった)のでブログ上では登場なしとしました。最近はそれぐらいdoveplusが生活の、そして移動の一部分になりつつあるような、そんな感じです。

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