NISHISAITAMA PROJECT

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天橋立を見て京都丹後鉄道の丹後あおまつ号に乗る

前回からの続きです。

加悦鉄道廃線跡巡りを無事に終えた時点で時間が余ったことからやってきたのは天橋立

10年ほど前にも訪問している他、学生時代の貧乏旅行で、埼玉から遠路はるばるやってきたことから3度目の訪問となるわけですが、チャリ持ってきたのはもちろん初。



1時間後に来る豊岡方面への列車には乗っておきたいので、滞在時間的には正味40分程度ぐらいですね。

まあ、天橋立自体は3度目の訪問になるし、天橋立を端から端まで移動して、なんなら山に登って股のぞきしたりと骨の髄までしゃぶり尽くすようなことはせず、眺めの良いところをかいつまんで楽しみましょう。

なんせ、こちらは福知山の外れから峠を2つも超えてチャリでここまでやってきているぐらいには、体力は削られているわけですし。



日本三景といえば他に、陸前の松島、安芸の宮島がありますが、天橋立にしかない大きな特徴といえば、この3km以上も続く長い砂州というか砂浜と、これから紹介する松林だと思います。



涼しい海上に伸びる砂州に広がる松林が良い感じに木陰を作っていて、灼熱地獄のような日差しの強いこの時間帯でも、とても快適に過ごすことができます。



しかもシーズンオフの6月の平日と言うこともあって、観光客もまばらなのも良いですね。

インバウンド効果で平日でも魑魅魍魎で阿鼻叫喚な喧喧囂囂の地獄絵図となっている京都市内と同じ府内にある有名観光地とは思えないぐらいの穏やかな世界でした。

とはいえ、天橋立日本三景の他の2箇所に比べるとアクセスが悪いから、通常時でもそれほど観光客であふれかえることは無さそうですが、どうなんでしょうか(ハイシーズンに来たことがないので不明)。



天橋立には旋回橋があり、背の高い観光船などが通過する際には橋が旋回して足止めを喰らいます。

実はこの旋回橋での足止めを気にして、時間ギリギリまで天橋立の反対側までチャリで駆け抜けたり、阿蘇海を一周するようなことを避けたという裏話があります。一度この旋回橋が動き出すと10分ぐらい足止めを喰らうため、天橋立駅で乗る予定の列車に乗り遅れる危険性があることを考慮し、今回はかなり余裕を持って天橋立を巡ってました。




さて、無事に天橋立駅に戻ってきました。ここから先は、豊岡方面までローカル線の旅が始まります。

駅構内に掲げられていた時刻表を確認すると、次の列車は特に名称無しの普通列車が来るとのことでしたが・・・



やってきたのは、丹後あおまつ号。AO-MATSU。



平日なのに、立ち客がいるぐらいには混み合っていたので車内の写真はあまり撮っていませんが、JR九州の観光列車に乗っているような雰囲気で、なんとなく得した気分。

車内の造り的には日南線を走る海幸山幸みたいな感じでしたね。

ic-yas.hatenablog.com

 

デザイナーもJR九州の特急をデザインしている水戸岡さんだそうです。

 



一両編成の小さい列車の中に通常の座席を設置しながらも、トイレやカフェまでまわりに配慮した形で用意し、さらにはカウンター席まで押し込める設計がされているのがすごい。「お前もデザインやってみろや」とか言われたら絶対にできません笑

というわけでdoveplusという荷物もあったので、誰もいなかった運転席横のスペースに移動し、前面展望を楽しみつつ豊岡方面に向けて出発します。



さっきチャリで走り抜けた道を眺めつつ、西へと向かいます。運転席側のガラス窓も広めに取られていて、阿蘇海もよく見えます。



左側に見える白い柵の後ろには、加悦鉄道廃線跡を活用したサイクリングロードがあります。こちらもさっき走ったところですね。

峰山駅あたりで車内に空席ができたので、そそくさと座席へ移動します。



車窓を眺めつつも小休止。というのも、この日はこれで終わりではなく、もうあとワンセットやってみたいことがあり、今はそれに備えて休憩するのみです。

そして、おもむろに途中駅で下車を試みます・・・といったところで、続きます

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