翌日は鳥取駅より山陰本線で京都方面へ行くことにしました。当初の予定では、浜坂駅で降りてから湯村温泉へ行こうと考えていたところ・・・
山陰海岸ジオライナー!
臨時運行の快速が来ていたので、とりあえずこれに乗って考えることにしました。
「まあ、ちょっと速いだけの快速だろう」ってな軽い気持ちで乗ったところ、実際に乗って見ると綺麗な車内で、さらに車掌さんによる観光ガイド付きという、JR西日本にしては珍しい観光列車でした。なので、浜坂で降りるのをやめて城崎温泉まで行くことにしました。
城崎温泉自体は以前も一度行ったことがあったのですが、そのときは夜遅かったし、駅前の温泉にちょいと立ち寄っただけで、城崎温泉の街並みまで堪能することができなかったので、これはこれでありでしょう。
海岸線を走ること1時間ちょいで、城崎温泉(きのさきおんせん)駅に到着。
なんかいる!
雪降る城崎温泉を散策しましょう。駅前の観光案内を見ると、街中には外湯がいくつかあって、外湯巡りというのができるらしいです。とはいえ、そこまでたくさんの風呂に入りまくってもふやけてしまうので、1つに決めて行きましょうか。
おっと、特急はまかぜだ。鳥取から城崎温泉を経由して、さらに播但線を経由して大阪に行くというなかなか面白い特急。こういう特急はぜひとも乗ってみたいものですね。
雪が強くなってきたあたりで神社に到着。
今後の平穏で安定した生活と、良い温泉に巡り会えることを祈願しつつ、さらに散策を続行です。
いろいろ街中を見て回った結果、城崎温泉初心者の俺には「一の湯」がベストであると判断できたので、こちらをチョイス。
このお風呂、ひょうたんのような形をした湯船があるのが特徴的で、さらにけっこう深い。普通、温泉って深くてもせいぜい腰のあたりまでだと思うんですが、ここはそれよりも深くてなかなか面白い。また、露天風呂は半分が素掘りの洞窟のようなところに造ってあって、これまた不思議な感じ。温泉自体も有名な城崎温泉のお湯って事もあって良い感じだし、実に楽しいじゃあないですか。また来よう。
・・・
風呂上がりにビールですね! ってことで、どこかのお店に入ろうかとも思ったところ、意外と山陰本線のダイヤ的に厳しいことが判明したので、駅前でかにの寿司とビールを買い込んで・・・
これぞ、鉄道旅行の醍醐味!
とはいえ、城崎温泉から2駅となりの豊岡に着くまでに完食しないといけないので、あんまり時間が無いのです・・・・で、豊岡着。
なぜゆえ豊岡駅で降りたのかというと、それはKTR北近畿タンゴ鉄道に乗るためなのです。宮津線の豊岡〜天橋立間は廃止の危機が迫っている区間なので、乗れるうちに乗っておきたいってのと、ダイヤを調べてみると、うまい具合に特急列車に乗れることも判明していたのでこれは行くしかないと・・・ということです。一応、乗りつぶし自体は終えているので、2回目の乗車となります。
特にこの北近畿タンゴ鉄道は、乗り放題の割安なフリー切符が充実してて、18切符のような普通列車のみのものから、1回だけ特急が乗れるもの、特急乗り放題といった用途に合わせて選べる切符がいくつも出ているので、今回は1回だけ特急に乗れるフリー切符(たしか1500円)を購入して乗ってみました。
タンゴディスカバディー! 正直なところ、豊岡〜天橋立間ではオーバースペックな気がしないでもないけど!
京丹後とよばれているかどうか知りませんが、京都北部の農村地帯をゆっくりゆっくり走るタンゴディスカバディー。座席のピッチがもう少し広々していればもっといいなぁと思いつつも、特急列車ゆえの乗り心地の良さはなかなかのもの。風呂上がり→ビールのコンボで眠気もMAXIMUMだったので次第に眠くなり、気づいたら・・・
天橋立駅に到着です。最後にここで降りたのは相当前だよなぁ・・・2006年ぐらいだったか。
とりあえず、寿司だけでは満腹にはならないので、駅前のお食事処へ突撃して、カニ入りうどんを発注。
かにうめぇwwwwww どこ産のカニかはわかりませんけど(地産地消の店とは書いてあった)、雰囲気あれば十分ですよ。
城崎温泉で遊びすぎたので、天橋立のメインイベントである「股のぞき」する時間が無かったのが残念でしたが、それは以前やったのでよしとしましょうか。
なので、海岸でも眺めながら適当に時間をつぶしましょう。
最近は落ち着いた旅を心がけるようにしているのですよ。
さあ、戻りましょうか・・・って、うお、橋が旋回してる!!
これは面白いな。しかし、急いでいるときに旋回されると困るので、天橋立観光は時間に余裕を持ってくるべきかな。あと10分で予約していた特急が出発してしまうのに目の前で旋回されたりしたら、それはもう目も当てられませんって。