NISHISAITAMA PROJECT

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doveplusで名松線未成線区間を走り抜ける

前回からの続きです。

伊勢奥津駅に降り立ち、駅前でdoveplusを展開したら、いよいよ自転車旅のスタートです。



目的地は近鉄名張駅であり、地図で軽く確認する限りでは国道368号線(国道422号線との重複区間でもある)をひたすら走っていけば、特に問題無く名張まで行けそうです。


 

おそらく、名松線が全通していたとしたら、この国道368号線に沿って線路が敷設されていたことでしょう。



国道368号線は、国道らしからぬ狭隘区間もちらほら残っています。名松線が存続できたのも道路状況の悪さが理由の一つでもあるので、ある意味この狭隘区間を持つ国道こそが、名松線の運命を分けたとも言えなくもないです。

ひたすら上り勾配の国道を西へ走っていくと・・・



奈良県に入りました。ここから先は奈良県御杖村です。

っと、正直に白状すると、この辺の地理は全然詳しくないので、今回の行程で奈良県へ入るなど、このときまで全く頭の片隅にすら入っていなかったのです。すでに全国都道府県行き尽くしたと勝手に思っている日本国内だって未知の場所だらけですね・・・

県境を越えたところで峠でも無く、さらにキツい勾配の登り坂を必死に進んで行きます。



奈良県に入ってからは、ほとんどチャリを押して歩いています・・・



本日の最高地点通過。

峠を越えたすぐ先で御杖村の道の駅が現れます。温泉なども併設されているとのことで立ち寄りたくなりつつも、今日中に広島の自宅へ帰る必要があるので、その辺はスルー。

ここから先は、名張川と共に名張市を目指して下り坂を一気に進んで行きます。



再び三重県津市へ。奈良県滞在時間は30分程度でした。

奈良県自体、まだ片手で数えるぐらいしか訪問していない気がするし、近いうちにdoveplusと共に奈良県としっかり向き合いたいところではあります。



さすがに標高がそこそこ高い山の中なので、松阪市内に比べてかなり寒い・・・

路面凍結していないのは助かりましたが、前回の埼玉では橋の上がバリバリに路面凍結していましたし、この時期の自転車旅は積雪の他にも路面凍結の可能性も考えてコースを考えた方が良いかもしれません。



御杖村から続く国道368号線は、だいたいの区間は道幅もそれなりに広く、しっかり整備されていて走りやすくて良いですね。とはいえ、一部では四万十川沿いの道のような狭隘区間もありますが、拡幅工事やバイパスの計画もあるようなので、あと数年もすれば最高のサイクリングコースの一つになりそうです。



伊勢奥津駅を出てから1時間半で津市との市境を通過し、名張市に入ります。



比奈地ダムが造り出す「ひなち湖」沿いの国道を走っていくと、「ようこそ伊賀の国」の案内が。おおっ、ここから、あの伊賀の国なのか・・・!

ついでに名張までやってきた記念に比奈地ダムも眺めてこようかと思いつつも、ここに来て天気が少し悪くなってきたのと、名張から先の電車のダイヤが微妙だったこともあってダムには立ち寄らずに名張駅を目指します。



ダムの横の道を一気に下ると名張の市街地へと入っていきます。この辺になると、大きなニュータウンなども造成されていたりして交通量も増えてくるので、安全そうな道を選択しつつ、名張駅を目指す形となります。



そして、名松線がたどり着くことができなかった、名張駅に無事に到着です!

 

今回はここで名松線を追いかける自転車旅は終りを迎えますが、忠実に名松線未成線を追いかけるならば、さらにここから近鉄大阪線の線路に沿って西へと向かい、JR桜井線の桜井駅まで行けばフルコンプリートとなります。とはいえ流石にこれ以上となるとdoveplusには厳しいので、今日のところはこれくらいで引き上げることにしましょうか・・・

 

ちょっと長くなってきたので、一旦ここで区切りましょう。

続きは次回へ。

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