年始の鹿児島宮崎遠征を終え、帰宅してから体重を量ってみると、なんと過去最高記録を更新してしまったことが判明。これはもうダイエットするしかないですね!というわけで、ダイエットや体力づくりを兼ねて、久しぶりに純粋な山登りに行ってきました。
行き先は、安芸の宮島、厳島にある弥山(みせん)です。
まずは宮島口駅まで電車で移動して、フェリーで宮島へ。
松大汽船で宮島へ渡航します。
宮島に上陸したら弥山の登山口を目指す前に、新年のご挨拶のために厳島神社へ。つまるところ、少し遅めの初詣。
数年前から改修工事していた大鳥居もリニューアルされてこの通り。次の改修工事は70年ぐらい後になるはずなので、医療技術が大幅に進化したとしても、その工事に立ち会うことは厳しいでしょう。
毎日、安定して定時退社できることを願いつつおみくじを引いてみるとなんと大吉。厳島神社は2回連続凶を引いたこともあるぐらい凶が出やすい神社だったので、これは幸先の良いスタート!
無事に初詣も終えることができたので、登山口まで行きましょう。
観光客の戻ってきた宮島も、この辺まで来ればまだまだ空いていますね。
さて、弥山のメジャーな登山ルートは大きく分けて3つのルートがあるのですが、今回はその中で最もフェリー乗り場から遠い大元谷コースを使って見ることにしました。大元谷コースは宮島水族館の隣にある大元公園を起点として、駒ヶ林という山の下を巻いて弥山の裏側に出るというルートとなります。
そういや今日は鹿が少ないな~と思っていたらこんなところにたくさんいました。
ここから一気に登っていきます。
ひたすら登っていくだけの登山道。
何気にすごいのが、どこまで行っても石段が続いているのですね。それもここ最近整備された感じではなく、数十年、数百年単位で整備されたような石段が山頂付近まで続いています。この石段に使われている石というか岩の塊は、いつ誰がどこからどうやって持ってきたのか気になるところではあります。
鬱蒼と茂る原生林の中を黙々と登って行くと、原生林から巨岩がゴロゴロする斜面へと徐々に風景が変わっていきます。
場所によっては岩と岩が重なり合った空間に祠などもあって、それがまた不思議な雰囲気を醸し出しています。特に道中にあった岩屋観音という洞窟の中にある祠などは一見の価値ありかと思います(暗すぎて綺麗に写真が撮れなかった)。
稜線に出て道なりに歩いて行けば、最初の目的地となる、駒ヶ林というピークに到達します。「駒ヶ林」という名称ですが、正真正銘の一つの立派な山なのです。
広島市街地がよく見えます。
向かいに見えるこんもりとした山は弥山の本体です。弥山は広島の市街地や宮島辺りから見ると比較的尖った山に見えるのですが、こちらから見るとなだらかな丘のような山になるのが面白いといえば面白いですね。
時計を見れば時間は正午過ぎ、昼食にしましょう。
山で食べる飯。いろいろ試してみて、結局これに落ち着きました。天気も眺めも最高。
・・・
昼食休憩を終えた後は弥山方面に向かって少し歩き、途中で奥の院方面へ寄り道してみます。
かつてはここの横にある小屋に泊まることもできたようです(今も泊まれるのかもしれない)。今現在、ここに宿泊するのはちょっと勇気がいりそうですが、これはこれで楽しいかもしれません。
2km程度の奥の院往復を終えてメインルートに戻ったところで、弥山へと向かいましょう。
思いっきりアイスバーン状態になっていて、急に難易度が上がってきました。仁王門の番人に試されています。
凍り付いた登山道を注意しながら登っていけば、宮島の最高峰である弥山の山頂に到着です。
少し陰ってしまったのが残念ですが、それでもなかなか良い眺め。
前回訪問時は16時を過ぎていたため展望台に上ることができなかったんですよね。
ic-yas.hatenablog.com
では帰りましょう。帰りは弥山登山の最もメジャーなルートである、紅葉谷コースで降ります。
下山する前に、霊火堂にお立寄り。
ざっくり説明すると、1200年前に弘法大師が焚いた火が、この現代になっても燃え続けているという、いわゆる消えずの火。ありがたい。
トレイルランのごとく小走りで一気に下山し、出発地点の厳島神社に戻ってきました。
満潮+強風で、荒々しい厳島神社になっていました。
帰りはJRのフェリーで帰ります。
今回のルートをまとめるとこんな感じです。
だいたい天気に恵まれて眺めも良かったし、満足のいく結果となりました。ついでに、帰宅後に体重を計測してみたら2kg程度の減量にも成功したし、良いことずくめだったと思います。
あと、こんなに満足度の高い行程だったのに、往復の交通費や厳島神社の参拝料、昼食代を加味しても、2000円かかっていないのもありがたいですね。年末年始にお金を使いすぎてしまったので笑。