NISHISAITAMA PROJECT

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確定申告ついでに堂床山・可部冠山縦走

前回からの続きです。

doveplusを南原峡キャンプ場のトイレ脇にあるフェンスにくくりつけて、登山開始です。



登山口からすぐのところに堂床山と可部冠山の分岐がありますが、ここは直進し、川沿いの林道を歩いて行きます。その林道を10分ぐらい歩けば・・・



加賀津ノ滝の真下に出ます。

ここでしばらく休憩した後、滝左手にあるはしごのような角度の急な階段を伝って滝の上まで進み、道標に沿って急な尾根道を一気に駆け上がっていきます。



床山の登山ルートはとにかく遊びがない登り坂の連続で、こういう道に慣れていない人だとかなりキツいかもしれません。広島市内では有名な白木山の白木山駅ルートとも十分張り合えるぐらいの急登がひたすら続きます。



突然の右折。

この先は道が完全に崩れ落ちている箇所もあって、登山道をロストしやすい雰囲気があるので注意して進みましょう。まあ、がむしゃらに直進してもいずれ山頂に行けると思うので、登りについてはそれほど警戒しなくても良いかもしれません(逆に下山ルートでこの道を使う場合は危険かも)。とにかく、標高を下げずに右へ右へと行くよう心がければ大丈夫です。

ここで時計を見るとちょうど12時。日当たりが良く、そこそこ展望の効くスペースを見つけたので、昼食としましょう。



山の中でのチェアリング。

ヘリノックスのチェアとローテーブルを設置して、ゆっくり昼食を頂き、おまけに食後のコーヒーなど淹れて本などを取り出してしまうと、1時間ぐらいあっという間に過ぎ去ってしまうので、これまた要注意ですね笑

休憩スポットから20分ほど歩いて、標高859メートルの堂床山の山頂に到達です!



比較的広い山頂なのですが、展望が一切無いのが残念なところ。先ほどの昼休憩で時間を使いすぎてしまったこともあり、ここでは休憩せずにさっさと次の目的地へと向かいます。

床山から可部冠山にかけての縦走路は、時折眺めの良い区間があり、意外と退屈しません。



北広島町から十方山・恐羅漢山方面の眺め。あの辺の山も行ってみたけど、公共交通機関を使っての登山が非常に難しい地域なのが残念。関東近辺以外で本格的に登山をやるとなると、自家用車は必須ですね・・・



一方、広島市街方面を見ると、巨大な湖が見えます。こちらは、南原ダムの奥地にある明神ダムのダム湖となります。このダム自体は何年か前に訪問しているので、興味があればそちらを参照ください。

ic-yas.hatenablog.com

床山から1時間ちょっと歩くと、可部冠山に到着します。



山頂からは白木山から広島市街地方面の眺めが開けています。



可部の市街地がよく見えます。今日は天候にも恵まれ、最高の展望を得ることができました。マイナンバーカード+eTaxでさくっと自宅で確定申告を終えていたら、ここに来る機会はなかっただろうし、マイナンバーカードがロックされてしまったことは、それはそれで悪くなかったのかもしれません。



手前は備前坊山、奥の平らな山が白木山。志和口駅付近からスタートして可部まで行く白木山縦走も機会があればやってみたいところです。

・・・

そろそろ帰りましょう。

可部冠山から先は、そのまま北へ抜けて可部峠から石州街道を通って南原峡へ戻るルートと、いったん西冠山へ戻ってから、尾根道を南原峡へ戻る2つのルートがあります。

前者は古くからある旧街道で、なんでも日露戦争の旅順攻略などで活躍した乃木希典がここを通り抜けて、そのときに休憩した水場があるとかそういう話もあるようなところであり(と手持ちの登山ガイドブックに書いてあった)、後者は先ほど見えた明神ダムに最大限近づくことができるような道となっています。話の重み的には前者だろうというところですが、こちらは1時間ぐらいアスファルトの道を歩くことになるようだったので、後者の尾根道ルートで帰ることにしました。

 

いったん来た道を戻って西冠山へ・・・




西冠山の山頂。この辺は基本的に眺めのない山が多いですね。



明神ダム経由のルートがあることが判明したので、予定を変更してダムにも行ってみます。ちなみにダム経由だと余計に時間がかかるうえ、道も悪いので、時間に余裕がない場合や、そもそもダムなどに興味が無い場合は、まっすぐ素直に南原峡へ向かった方が良いです。

崖のような急斜面の下り道を滑るように下っていくと、分岐点からすぐに明神ダムの下に出ました。



今からダムの上に行くのは時間的に厳しそうなので、明神ダム自体には立ち寄らず、舗装されたダム管理道を歩いて行きます。



西冠山登山口から5分ほど歩くと、厳重に封鎖されたトンネルが現れます。もちろん中に入ることなど不可能なので、トンネルには入らず、その脇の山道を行きます。



明神ダムへ向かう登山道、前回訪問した時よりも、さらに道が荒れていたので、もしかするとあと数年後には廃道になってしまう可能性すらあります。



無事に南原峡キャンプ場へと帰還。そしてdoveplusで一気に山を下り、その勢いで自宅まで走りきりました。



振り返ってみると今回は、自転車だけで往復40km超、しかもそれに追加して標高859メートルの堂床山等に登る登山で5時間ぐらい歩き通すという、普通の人なら2回に分けてやるようなことを一気にやってみたわけですが、案外できるものですね。

 
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