NISHISAITAMA PROJECT

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冬の阿武山ハイキング

最近は登山にも再び興味を持つようになったので、体力作りや過去の勘を取り戻すため、小手調べに近所の山に登ってみることにしました。

向かった先は阿武山です。



緑井駅を出発し、そこから権現山に向かって住宅地の中の車道を歩いて行きます。



中央に見えるあの高い山が阿武山です。標高586メートルの低山ではありますが、出発地点の緑井駅の標高がせいぜい10メートル程度なので、高低差を考えればそこそこ登りがいのありそうな山に見えます。

登山と言うよりも近隣住人の散歩道のような林道を進んで行くと、毘沙門天へ行ける駐車場のような広場に出て、ここから本格的な登山道が始まります。



毘沙門天駐車場より、直登する東廻りコースと、毘沙門天境内を経由する西廻りコースがあるので、ここは東廻りをチョイス。ちなみに時間があるときは遠回りでも見所が多い西廻りの方をオススメします(2年前に一回そっち経由のルートを使ったことがある)。



駐車場から15分弱で権現山に登頂です。標高が低い割には眺めの良い山頂で、特に広島市街方面の眺めは素晴らしいですね(写真撮り忘れた)。

しばしの休憩後、山頂まで続く林道を逆行し、阿武山へと進みます。



権現山の山頂付近から真っ直ぐ北へ進む道が東屋の裏にありますが、そちらは下山ルートなのでお間違いのないように・・・↑が本当の入口になります。

誰もいなくなった登山道を進んで行くと鳥越峠が見えてきます。



筒瀬の方へ抜ける道は廃道になっているようで踏み跡はほとんど確認できませんでした。逆に七軒茶屋駅方面の踏み跡ははっきりしていたので、こちらはエスケープルートとして機能しそうです。

鳥越峠をすぎると阿武山へ向けての登りが始まります。途中で大きく巻きながら進むルートと直登ルートが登場するので、この辺は好みのルートを選択して進んで行けば良いかと思います。



直登ルートは急すぎるので、下りにはオススメできませんね・・・!



登り切ったところが今日の目的地、阿武山山頂です。展望は東方面に若干ある程度なので、展望の良さでは権現山の方に軍配が上がります。でもこちらは、権現山とは異なり、山頂に巨大な人工物やコンクリートの林道などもない分だけ、より大自然を感じ取れるかと思います。



高陽ニュータウン方面が少し見えます。

さて、ここで昼食を・・・と思ったのですが、先客がいたのでもう少し先に進みましょう。この先は阿武山の北斜面になるため日当たりが悪く、雪も多く残っていました。



ただ、それなりに通行する人もいるようで、道に迷うことはなさそうです。

尾根伝いに進んで行き、阿武山の隣にある名もなきピークの手前に、日当たりの良い広々とした平坦な場所があったので、そちらで昼食タイムとしましょうか。



前回と同様、カップラーメン&ソーセージ&ビールという組み合わせ。ついでに手羽先なんてのも焼いてみました。残雪残る寒空の中で食べる暖かいラーメンや手羽は最高に美味い! ビールにも合うぜ!

ただまあ低山といえども単独行動なので、ビールはミニサイズですよ。

ラーメンの残り汁を残らず飲み干し、30分ほどの休憩後、出発です。



阿武山ハイキングコースの本ルートと思われる太田川方面と、別所団地経由で上八木駅方面へ下るルートの分岐点に到着です。実を言うと上八木方面に降りるルートがあるとは知らなかったので当初の予定通りに太田川方面へ抜けようかとも思ったのですが、太田川方面に抜けたとしても最終的には上八木駅へと向かうことになるので、ここはショートカットも兼ねて上八木駅方面に向かうことにしました。



急な下り坂を転がるように下っていくと、突然目の前に現れたのが土砂崩れの跡と思われる場所。おそらく2014年の大規模土砂災害の残痕だと思われます。

ja.wikipedia.org
標高300メートル付近から下は、ところどころ登山道も土砂崩れで流されているので、このルートを下りに使うのはあまりよろしくないような気がしますね・・・全体的に足場も悪く突然登山道が崩れて消えている箇所もあるので、登りはともかく下りに使うと勢い余ってルート外に転落したり、コースをロストしてしまう可能性がありそうです。

・・・というか、実際に自分が途中からコースを見失ってしまったんですが。



赤テープを頼りに進んで行ったはずなのに、目的の別所団地ではなく、なぜか建設途中の砂防ダムの上に出てしまいました。なぜだ・・・

この日は正月休みの最終日だったため現場も稼働していなかったので、砂防ダム建設用の作業道をこっそり拝借して、想定とは別のルートで上八木駅を目指します。



そして、上八木駅に到着しました!

上八木駅からは可部線に乗って自宅最寄り駅まで移動し、無事に帰宅することができました。

今回は休憩含めて5時間程度の軽い行程で、体力的にはまだまだ行けそうな感じであることがわかったので、次回はもうワンランク上の山を目指していきたいところです。

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