チェックアウト時間ギリギリまで旅館に居座ったあと、湯原温泉でどうしても行ってみたかったスポットに最後の最後に立ち寄ってみました。それがこの、オオサンショウウオ保護センター、またの名を「はんざきセンター」。はんざきはオオサンショウウオの別名です。
特に誰もいない無人の水族館のようなところで、無料で入ることができる穴場的なスポットです。
京都水族館などでおなじみのオオサンショウウオがたくさんいます。
しかしデカイ。明らかに他の両生類とはスケールが違いますね。こんなのが日本の川にいるというのが実に面白いなぁ。
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湯原温泉を出発したらあとは帰るだけ・・・なので、帰りは山陰周りで帰ってみました。というのも、湯原ICから高速に乗って広島方面に向かうとかなり大廻りを強いられるし、下道では昨日とほぼ同じ行程になってしまうことを考えると、同じ労力を使うなら普段あまり訪問できない山陰方面からまわった方が何かと楽しめそうだったんですね。
というわけで米子道に乗って終点の米子ICまですっ飛ばし米子市へ。
そして、インターチェンジを降りてすぐのところにあるお城のような土産物屋にピットイン。
ここには鳥取県で一時期話題になった、「スタバ」ならぬ「すなば珈琲」があるので少し休憩しましょうか。
鳥取県と言えば鳥取砂丘を連想する人は多いと思われますが、米子市は鳥取市から遠く離れた鳥取県西部に位置する街で、旧国名でも因幡と伯耆という具合に分かれているので、すなばもとい、鳥取砂丘などどこにもないと言えばないんですけどね(米子にも弓ヶ浜海岸という砂浜ならある)。雰囲気が重要なんですよ!
ちなみに地元客を観察していたら、エビフライ定食を注文している人が多かったようです。喫茶店と言うより定食屋的な位置づけなんでしょう。珈琲は美味しかったです!
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山陰道を西に進み、安来ICで降りて、下道の国道432号線などを駆使して亀嵩(かめだけ)方面へ向かいます。
布部ダム(ふべだむ)。ダムカードは感染症予防のために配布中止だとか・・・残念!
布部ダムを越えたの山の中進んで行き、小さな峠を越えると奥出雲町の亀嵩という街が登場します。そんな亀嵩に入ってまず目にとまったのが道の駅。
通常は飲酒運転防止のためか、道の駅ではアルコールの取り扱いは小さいのが一般的なのに、ここの道の駅は日本酒こそが主人公、お土産は酒の肴!と言わんばかりの日本酒がメインの道の駅で酒飲みには是非とも訪問して頂きたい道の駅でした。もちろん日本酒と肴を購入したのは言うまでもありません。
亀嵩からは国道314号線を使い、木次線に沿って広島方面へと進みます。
この辺の雰囲気は、福島県の会津鉄道沿線の雰囲気によく似ていました。ローカル線と寄り添う国道や、冬場は豪雪地帯で針葉樹中心の植樹っていうのもあるのでしょう。
出雲坂根駅が見えてきたので、立ち寄ってみます。鉄道ではなかなか訪問することができない木次線の超閑散区間にある駅の一つです(鉄道は1日3~4本しかこない)。そういえば昔、真冬に木次線を使って来たことありました。
ic-yas.hatenablog.com
この駅はスイッチバックの途中にある駅なので、宍道方面から来た列車は左側からやってきて、そのまま左側に折り返し少し上にある踊り場のようなところで再び右向きに方向を変えて急峻な山を乗り越えていきます。
鉄道の場合はこのようにして広島方面へと登っていくわけですが、自動車の場合は全く別の方法で標高を稼ぐことになります。それがこの、奥出雲おろちループ橋。
一般的なループは、1周で終わるのですが、ここのループは2周します。
地図を見て頂ければどういう構造なのかがわかるかと思われます。
奥出雲おろちループ橋は日本では最大規模を誇るループ橋だそうで、とにかく規模が大きい! これを体験してしまうと、他の一般的な一周ループが物足りなくなります。まあ、ループ橋マニアでもない限りは、そこまで気になるようなところでもないでしょうけど。
そして、そのまま国道314号線を南下し、庄原から高速に乗って帰宅したのでした。