NISHISAITAMA PROJECT

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ダムとウランとハワイと温泉を求めて岡山鳥取ドライブ

広島県の隣県である鳥取県を目指してドライブしてきました。

ちなみに鳥取県は隣県であっても、自宅のある広島市から鳥取県まではまともな鉄道はおろか、まともな高速道路すらつながっていません。なので、ただ訪問するだけでもそこそこ時間が掛かるので、今回はあんまり余計なところに立ち寄らず、最短ルートで向かうことに・・・・したつもりが、いつも通りの寄り道満載ドライブとなりました。

 
まずは広島市内より三次まで下道を走行してから、シーズン中の土曜日とは思えないほど空いている中国道に入って東へ。

そのまま、未回収のハイウェイスタンプなどを集めながら岡山最東端の勝央SAまで移動します。



もう、この時点で最短ルートではなくなっているという・・・なかなか訪問する機会の少ない地域なので、これもまた良いでしょう。

勝央SAの一つ先のインターチェンジで下道に降りて、少し戻って津山市内からは国道179号線を真っ直ぐ北上して山陰を目指します。

津山市のお隣、鏡野町の中心地を抜けると苫田ダムの入口が見えてきたので、お立ち寄りしようと調べてみたら、その近くに山田養蜂場のみつばち農園の看板が見えたので、休憩がてらに訪問してみました。

beekeeper.3838.com



さっそく、入口の売店で売っていた日替わりみつばちソフトを食べてみたところ、これはなかなか美味かった! 苫田ダムの直下にあるので、ダム巡りついでに立ち寄ってみる価値はあるかと思います。それ以外にも、ちょっとした動物ふれあいコーナーがあったり、土産物屋もありました。入場料も無料です。



あんまりえさをあげる人がいないからか、今までになくここの動物たちはみんな強烈なエサ乞いアピールしてました。これ、千葉の房総半島とか、埼玉の山間部あたりにあったら、かなりの人気スポットになっていそうな予感。

みつばち農園の脇の道を少し進むと、ロックフィル式ダムが見えてきます。



「なるほど、苫田ダムはロックフィル式ダムなのか、ふむふむ・・・」と、ダム横の道を進んでいくと・・・



?????

こちらが苫田ダム本体であり、先ほどのロックフィル式ダムは苫田鞍部ダムという別のダムと合わせて、一つの奥津湖を作り上げているという、珍しい形式のダム湖になっています。



苫田ダムの管理事務所も、他のダムではあまり見かけない斬新なデザインの建物。



そしてなんと、ダムカードも2枚あります。いろいろと他のダムとは違った雰囲気のあるダムなので、ダム巡りしている人ならば楽しめることでしょう。



紅葉もお見事!



しかし、紅葉シーズンであるにもかかわらず、土曜日の午前中に岡山の山奥まで来るような人はそうそういないのか、どこに行っても人がいないのが不思議な感じです。

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国道179号線をさらに進むと、岡山と鳥取の県境の人形峠にさしかかります。人形峠と言えば、国産ウランが産出される地域として、ご存じの方は多いかと思われます。

国道自体は人形峠の直下をトンネルで一気に通り抜けるのですが、今回はあえて旧道を通ってみました。寄り道しすぎですね・・・



山の上に日本原子力研究開発機構の施設があります。当然のことながら一般公開されていないため近づくことすらできない代わりに、正門の脇にアトムサイエンス館という子供向けの資料館が無料公開されているので、そちらに入ってみました。

中にはウランや原子力発電所に関する紹介を子供にもわかりやすく解説したり、簡単なゲーム形式で身をもって体験できるような展示がある一方、2011年に発生した東日本大震災の影響で予算が打ち切られているからなのか、いかんせん全体的にちょっと古い感じが否めないのと、一部展示が公開中止になっていたあたりが、妙に悲しい雰囲気でした。

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人形峠を越えると、そこは山陰・鳥取県です。

地図を見ればわかるとおり、中国地方は山陽側の県(広島・岡山)に比べると山陰側(島根・鳥取)は南北に薄いので、峠を越えるとすぐに日本海側へ到達できてしまいます。ということで、あっという間にハワイに到着です。ハワイ!?

ちょうど昼時だったので、その場で見つけた焼肉屋鳥取牛なんてものを頂いてみました。



あかまる牛肉店 ハワイ店。

建物もどことなくアメリカンな感じでハワイらしさを醸し出してくれてます。



お肉の方もとても良く、野菜を含めて美味しく頂けました! お値段もお手頃価格だったので、またこの辺に行くことがあれば是非とも食べに行きたいですね。

焼肉に満足したので、次にハワイの海でも眺めてみようと、海岸線に出てみました。



ハワイビーチ。



天気は良いけど寒い! 瀬戸内海側に比べて気温が低く、荒々しい日本海の海を見ていると、ここがハワイだとはとうてい思えません。いやまあ、ハワイではなく羽合(はわい)町なんですけど。

身体が冷え切ってしまったので、今回の最大の目的である鳥取の温泉へと向かってみました。

向かった先は、鳥取県の少し内陸に位置する三朝温泉(misasa-onsen)。鳥取県の温泉ランキングで検索すると必ず上位にヒットするぐらい、鳥取県を代表する温泉の一つです。



三朝温泉 依山楼 岩崎。

izanro.co.jp


数ある三朝温泉のホテルや旅館、外湯の中からここをチョイスした理由は、俺と同じ名字だから目にとまりやすかったと言うのもあるんですけど、それをさっ引いてもここが一番良さそうだったので突撃してみました。

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ここの温泉、湯質はもちろんのこと、内湯や露天風呂など、どこをとっても甲乙付けがたいぐらいの素晴らしい温泉でした! ホテルの温泉なのにスーパー銭湯並の広さと設備を兼ね備えていて、しかも大衆向けスーパー銭湯のようなチープな張りぼて感がまったくなく、入っていて実に気持ちの良い温泉でした。ここは絶対にまた訪問したいし、今度は日帰りではなく宿泊を兼ねてきてみたいです(日替わりで男湯と女湯が入れ替わるので、宿泊すれば両方体験できる)。

前回の有馬温泉の時もそうですけど、やはり多少グレードの高い旅館やホテルをターゲットにした方が満足度は高いし、あとあと良い思い出になることも多いんですよね。やっとこの年齢になってわかってきたというか、やっと貧乏学生旅行的なノリから一つ上のステージに上がれたような気がします(笑)

温泉に満足した当たりで日が陰り始めてきたので、あとは広島へと戻るだけです。

まずは三朝温泉から大山の麓を通ってハイウェイスタンプのためだけに蒜山高原SAへ。



そして米子道中国道経由で庄原へ・・・この、中国道の北房JCT~庄原ICの区間は、高速道路なのに首都高並みの制限速度60km/hの区間もある、急カーブやアップダウンの激しいルート、土曜の夕方だというのに、95kmも走行して追い越し&追い抜きが一度も発生しなかったぐらい誰もいない寂しい高速道路でした。高速道路でこれだから、併走する芸備線の東城~備後落合が1日3本ってのも無理もない気がしますね。あちらは廃止になりそう・・・

庄原ICを越えると、走行する車も多少増えてきて、やっと見慣れた高速道路の光景になってきたところで、七塚原SAです。



あと一つで中国地方コンプリート!

三次からは高速代節約(!)のため、下道で広島市内へと戻ったのでした。

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