まだ東京に住んでいた頃に出張ついでに似島へと足を伸ばしたのが2年前のこと。島巡りを終えた後に「またもう一度ぐらい訪問できたら良いなぁ」なんて思っていたのですが、その願い通り(?)、また行くことができました。
住まいが広島に移ったので、それこそ気軽に行けるようになったというのもあるのですが。
前回は広島駅から路面電車で広島港まで移動し、そこから船で似島へ渡り、徒歩で島内を散策したのですが、今回は・・・
自宅から普段通勤で使用しているクロスバイクで広島港まで移動し、そのまま船に自転車を乗せて似島へと渡ってみました。ガチなサイクリストが乗るような高級ロードバイクではないママチャリ＋αぐらいの性能の自転車ですけど、似島は小さい離島なのでこれでもオーバースペックなぐらいです。
デッキに上がって広島市内を会場より眺めている図。とても良い天気で絶好の島巡り日和。
なお、料金は片道大人440円＋自転車160円で、乗船時に自転車ごとフェリーに乗り込んでその場で支払います。
似島に上陸できたので、さっそく島一周と行きましょうか。
似島は島をぐるっと一周する道路が整備されています。一部、急な坂や道が荒れている場所もあるとはいえ、普通のママチャリでも余裕で一周できるぐらいには整備されていて、気軽にサイクリングするにはちょうど良いのです(港にはレンタサイクル屋もできたので、無理して自転車を持ち込む必要すらありません)。
では、帰りの船が出るまで1時間半ほどあるので、反時計回りで一周してみましょう。
集落を抜け、ちょっとした峠を越えると島の南端に到達します。南東側の向かいに見えている陸地は江田島です。
西側に見える小高い山は、宮島の弥山です。あっちは観光客でごった返しているんだろうなあ(こちらは観光客皆無)。
海岸線をひたすら走り抜けます。途中で何度かすれ違う自動車も、離島ゆえにゆっくり走っているので特に気にはなりません。
このあたりはこんなに静かで綺麗な海岸線が続いていますが、ここも広島駅などがある広島市南区なのが信じがたいです。
前回も訪問した慰霊の碑。詳しくは前回の日記を参照頂ければ。
似島学園の脇を抜けると、島の北側にさしかかってきます。この辺から先は、道が狭くなるという情報を得ていたので、少し警戒しながら進んで行ったところ・・・
至る所で土砂が流出していて、ちょっと危険な感じになりますが、広島市内からママチャリや原付で磯釣りに来ているおっさんが多いので、おっさん達を信じて進みましょう。
似島の北端から見える、大都会広島市内。最も市街地に近い北側ですら海は綺麗です。
その先も、洗い越しゾーンが続きます。それらの障害をやりすごせば、ゴミ処理場が見えてきて、荒れた道路は終わって一般的な道路となり、出発地点の似島港へと戻ることができます。
今回は少しペースを上げて一周したら40分弱でまわることができました。こんな事ならもっと風景でも眺めながらゆっくり走れば良かったのでは？とも思いつつも、似島ならいつでも行けるので次回行くときは今回の半分のペースでまわることにしましょう！
さて、早めに港に戻ってきてしまったので、どうやって時間をつぶそうかなと思ってうろうろしていたら、島猫に遭遇。
近づいても全くこちらを気にしないマイペースな茶トラ。
島の猫と戯れていたり、集落内の狭い道を探検したり、堤防の上で時間をつぶしていたら帰りのフェリーがやってきたので港へと移動です。
黒猫がフェリーを待ってます。そういや前回もここで猫が陣取っていたし、たぶんここにいれば釣り客が魚でもくれるのでしょう。
そんな猫を眺めつつ、フェリーに自転車を乗せて広島市内へと戻ったのでした。
今回は広島港からすぐ近くの似島へと自転車で渡ってみたのですが、意外と良かったので、次回は思い切って瀬戸内海挟んで対岸の愛媛県は松山市まで渡って、自転車で道後温泉まで行ってみようかなと思います！
