NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

ハイウェイスタンプラリーついでに帝釈峡を歩く

最近、ツイッターの知り合いの方に勧められてハイウェイスタンプなるものを集める、一種のスタンプラリーなんてものを始めたのですが、これは簡単に説明すると、日本全国の高速道路のSA/PAに設置されているスタンプを公式のスタンプブックに集めていく遊びです。

スタンプが北は北海道から南は沖縄まで日本全国に散らばっており、さらに高速道路の同じサービスエリアでも上下線で異なるスタンプがあるため、鉄道会社が良くやるスタンプラリーよりも難易度が数段上になっています(たまに上下集約型や上下線を行き来できるSA/PAもある)。

ただ、高速道路の管理会社別に東・中・西日本の3つの地域に大きく分けられて、それぞれスタンプブックがあり、その中でも西日本では地域別(関西、中国・四国・九州)にもう少し細分化されています。その細分化された地域をコンプリートすれば、地域別の認定書がもらえるとのことなので、とりあえずは近場の中国&九州地方のコンプリートを目指して頑張っているところです。

で、まだ始めたばかりでほとんど埋まっていないので、手始めに広島県をぐるっと時計回りで一周(広島IC→広島道中国道→・・・→山陽道→広島IC)して、いくつかのスタンプを集めてみることにしました。

 


レンタカーを手配し、その足で広島ICから高速に乗り込み広島自動車道の久地PAでスタンプ回収、そして中国自動車道に入って、本郷PA七塚原SAなどでもスタンプ回収。

 そんな七塚原SAで休憩中、広島県庄原市の観光案内を眺めていたら、わりとすぐ近くに帝釈峡という観光地があることに気づいたので、いったんここでハイウェイスタンプラリーは中断して、帝釈峡へと行ってみることにしました。



駐車場に近づくと、問答無用で環境維持料と言う名のお金を徴収されるので要注意です(笑)

渓谷沿いに歩けるらしいので、気分転換がてら、進んでみましょう。



かなり綺麗な清流が流れています。この時はまだ紅葉の時期ではなかったので、木々の葉っぱは青々としていますが、広葉樹が多いので11月頃になれば素晴らしい光景を眺めることができそうです。

特に代わり映えのない峡谷沿いの道を歩いていると、帝釈峡のハイライトとも言える雄橋にたどり着けます。



帝釈川の上に天然の橋が架かっており、この橋のことを雄橋というそうです。



どうしてこういう地形ができあがったかという説明については、しかるべき情報手段にゆだねるとしますが、世界的にも珍しい地形であることには間違いないので、一見の価値ありです。実際に見てみると、そのスケールの大きさに圧倒されます。

さらに進んでいくと断魚渓という場所にたどり着きます。



名前から察するに、川が急流になっていてここから先に魚が遡上できないから断魚渓と呼ばれていると思われます。

もう少し先をゆくと小さいトンネルがあり、トンネルを抜けるとそこには廃墟がありました。



その裏側には釣り堀っぽい施設もあったので、かつては賑わっていたのでしょう。

この先には素麺滝という滝があることが案内板より判明していたものの、上の写真を見てもわかるとおり、道路がぬかるんでて歩きにくく、これ以上進むと戻るのが大変そうだと思ったのでこの辺で切り上げて戻ることに。

 

・・・


帰り際、白雲洞という鍾乳洞の脇に面白い地形があったので、少しだけ覗いてみました。



遊歩道から少し入ったところにあるこの洞窟っぽい地形、鬼の唐門というらしく、ここも先ほどの雄橋と同様に石灰岩が浸食してできた地形なのでしょう。

とまあ、こんな感じで短時間の帝釈峡巡りでしたが、なかなか楽しめました。いかんせん、観光アピールのやり方がうまくないのか、いろいろ残念なところもありましたが、同じ広島県内の宮島のようなアホみたいに観光客が集結して飽和状態になっている観光地に比べれば静かに自然を楽しめるので、これはこれでありなのかもしれません。

帝釈峡に満足した後は、神石高原町を南へ突っ切り、福山東ICから山陽道に乗り込んで、広島ICまでのSAやPAに途中下車しながら帰りました。

 

福山SAの尾道ラーメン、美味かった!


広島県内、西側の広島市周辺や瀬戸内海沿岸の各地域は比較的あちこち訪問できているのですが、県北東部の庄原や神石高原町あたりはほとんど行ったことがないので、これからも積極的に訪問していろいろ面白そうな場所を探してみたいですね。

←新しい記事 / 古い記事→