NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

一畑電車完乗とサンライズ出雲

三江線の旅を終えた後は大田市駅から山陰本線に乗って東京に向かうだけでしたが、時間的にはかなり余裕があったので、ちょいと寄り道することにしました。もちろん突発的な思いつきではなく、この寄り道をするための時間捻出をいろいろ考えた上で、三江線を全線乗らずに粕淵からショートカットというルートを探し出したという経緯があるのです(詳細は前回の日記参照)。

 

さて、出雲市方面へと向かいましょう。

 

・・・の前に、大田市駅でこんな物を発見したのでちょいと見学。

 

 

 

 

階段部分は頭をぶつけるのではないかってぐらいに屋根が低かったので、相当前に設計され建築されたんじゃないかなと思って見上げてみたら、なんと現存する日本最古の跨線橋

 

 

アクアライナーに乗車しましょう。

 

山陰地方は天候も良く、順調に列車も運行しているのだろうと思いきや、伯備線経由でやってくる特急列車の遅れが影響しててこちらも5~10分程度の遅れでの運行。俺にしては珍しく余裕のある旅程だったため、全く影響なしですけどね。

 

 

海がとっても綺麗で良い眺め。

 

さて、アクアライナー出雲市に到着しました。当初の予定ではここで下車して一畑電車北松江線に乗り換えて松江しんじ湖温泉駅まで行って、松江駅からサンライズ出雲に乗ろうかなと思っていたのです。ところが、このままアクアライナーに乗って松江駅まで行って、予定とは逆の松江しんじ湖温泉駅から出雲市駅へと戻ってきた方が後述するお楽しみが一つ追加されることが判明したので、そのままアクアライナーに乗ることにしました。

 

 

島根県の県庁所在地、松江駅で初めての下車。

 

そのままグーグルマップさんが指し示すとおりに松江しんじ湖温泉駅まで徒歩で移動です。

 

 

宍道湖はでかい!

 

 

宍道湖大橋を渡れば一畑電車の駅はすぐそこです。徒歩での乗り換え時間は30分見ておけば十分、早歩きならば20分程度でいけそうです。

 

 

松江しんじ湖温泉駅に到着。かなり綺麗な駅というか、駅じゃないみたいです。しかも、駅の横には足湯まで併設されていてサービス満点。

 

 

でも、時間が無いので片手を突っ込んでおしまいです。ここの温泉もいずれ訪問してみたいところです。

 

では、切符を買って一畑電車に乗りましょう。

 

 

って京王線じゃないですか! いや、俺の見間違いか? と思って乗車してみると・・・

 

 

やっぱり京王線のお古でした。まさか京王線にこんなところで出会えるとは・・・などと考えていたらいつの間にか出発してました。

 

一畑電車北松江線宍道湖の北側を走る地方ローカルの私鉄で、松江から出雲市駅の他、出雲大社方面へと行くことができるのですが、今回は素直に出雲市駅まで向かうことにしました。現時点で出雲大社駅まで行ったとしても、肝心の出雲大社へ参拝する時間がちょっと取れなかったので仕方ない・・・

 

 

宍道湖に沿ってそこそこの速度で西へと向かいます。

 

 

他に路線などないはずなのに別の路線が合流してきた? と思ったら一畑口駅に到着します。一畑口の駅でスイッチバックして、先ほど合流してきた路線の方へと進んでいきます。この辺の歴史的なお話はwikipediaなどを参考にしていただければ。

 

進行方向が変わってさらに西へと進んでいくと徐々に乗客も増えていき、雲州平田駅へと到着。一畑口駅雲州平田駅では途中下車ができるらしいので降りてみたい衝動に駆られたものの、時間的な余裕がなかったのでそのまま乗車続行です。

 

川跡駅出雲大社方面との電車と別れてしばらく進めば終点の電鉄出雲市駅に到着。

 

 

出雲市に戻ってきたので、あとはもうサンライズ出雲に乗って東京に帰るだけですね。おっと、時計を見るとまだ1時間半ほど余裕がありますよ?

 

1時間半もあれば松江市内や旧平田市内、または出雲大社のいずれかの観光ができたのではないか!?と突っ込みが入るかもしれません。もちろん、それらをすべて諦めて出雲市駅にやってきたのには訳があります。それが冒頭で書いた「お楽しみ」こと、出雲市駅のすぐ近くにある温泉です。

 

 

これが出雲市駅のすぐ近く、駅を出て徒歩2分ぐらいでお立ち寄りできる日帰り温泉施設、出雲駅前温泉らんぷの湯。中は内湯の大浴場が1つと小さいサウナ、あと小さい露天風呂(1人用の風呂が3つある)があるこぢんまりとした温泉で少し狭いと言えばそうかもしれません。でも、泉質はわりと珍しい鉄分の濃い茶色い熱めの温泉で、十分満足できる温泉です。

 

特に夜行列車に乗る直前まで、ぎりぎり温泉に浸かっていられるという点がポイント高めですね!

 

温泉で汗を流した後はもう帰るだけです。

 

 

夜行列車がほとんど無くなってしまった現在の日本において、唯一定期運行している夜行列車がこのサンライズ出雲・瀬戸。そのおかげで週末の特急券がかなり確保しづらくなっているのですが、土曜日の出雲市発ならばそこまで苦労せずに取ることができるので、とりあえず乗ってみたいって人はこちらから乗って見ることを強くオススメします!

 

 

個人的に一番狙いだと思われる7号車11番個室です。ここは運転席のすぐ隣の中2階で天井が高く、一番端っこの部屋なのでとても快適に過ごせます(車両中間の部屋だと意外と人間様の扉の開け閉め音がうるさい・・・)。ただ、車輪の上である関係上、線路の継ぎ目の走行音やブレーキ音が気になる人は気になるかもしれません。まあ、そういう人は夜行列車には向いていないので飛行機でも使うべきでしょう(適当)。

 

 

個室で音楽を流しながら温泉後のビールを飲みつつ、前回出雲市から乗ったときにも食べた焼きさば寿司弁当を頂く至福の時。

 

そういや、初めてサンライズ出雲に乗ったときはまだ一人旅行スキルも路線図的な知識も全然なかったからいろいろ手探りで行動していたけど、あれから10年近くたって成長したもんだなぁ。などとしみじみ考えながら東京へと向かったのでした。

 

・・・

 

翌朝、目を覚ますとそこには太平洋が!

 

 

ちなみに富士山は進行方向逆側の部屋なので見えませんでした!

 

そんでもって無事に定刻通り、東京駅に着いたのでした。

 

 

やっぱ夜行列車は楽しいので、また乗りたい!

 

今回は広島を早朝に出て、三江線一畑電車を乗り継いでサンライズ出雲で帰って来たのですが、関東の人間でも広島で1泊してサンライズで帰ってくれば、かなり自由度の高い旅行が楽しめることが判明したので、チャンスがあればいずれまたやってみたいですね。特に三江線はいつまで健在か現時点では不透明な部分が多いし、サンライズも5年後残っているかもわかりません。なので、もしまたこういう機会があったらほとんど同じルートでまた広島から東京に帰ってみても良いかななんて思いました。

 

おしまい。

←新しい記事 / 古い記事→