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百井峠を越えて京都ドライブ

最近は鉄道旅行からレンタカーでの旅行へとシフトしているのですが、関東圏外の移動となると、現地まで鉄道or飛行機で移動してからレンタカーを手配して周辺をドライブするというのが今までのスタイルでした。

 

ところがある日「もしかしたらレンタカーでもっと遠出しても良いのでは?」とふと思い立ったので、都内でレンタカーを借りてから、新東名を通って西の方へと行ってみることにしました。

 

 

当初の予定では東京を深夜に出発し、三重県の中央に位置する志摩半島へと向かい、志摩半島を一周して、鳥羽水族館伊勢神宮あたりを見学してみようかなと思いつつ新東名→伊勢湾岸道→東名阪と走行していたところ、弥富市を抜けて三重県に入ったと同時に大雨が降り出し、さらに調べてみるとこの日の三重県の天候はずっとよろしくないということが判明。

 

「まあ、雨が降ってもドライブしつつ、屋内で楽しむ観光スポットなら問題無いかなー」とは思いつつも、やはり天気が良いに越したことはないのでこれ以上三重県を南下する気が失せたところで「京都80km→」などという標識を見てしまい、気がついたら新名神高速道を走っていました(笑)

 

「(笑)」じゃねーよってレベルですけど、昔からカーナビなどほとんど設定しないで長距離ドライブするような人間なので、こういう突発的な予定変更自体は全く問題無いのですよ。

 

亀山JCTから鈴鹿山脈へと突っ込んで行くにつれさらに雨が強くなり、これはもうだめかもしれないと思いつつ山を越えて甲賀市に入るとなんとそこは快晴! 俺の読みは大当たりだった!

 

・・・

 

そして、そのまま道なりにやってきたのが京都府南丹市。ここから国道477号線を使って京都市内へと入りましょう・・・って、さらっと書いていますが、ここは知る人ぞ知る京都の酷道こと国道477号線で、その道路の酷さは一級品なのです。

 

 

京都市北部の山中をぐるっと迂回するような、一見すると南丹市亀岡市から京都市内を避けて最短で滋賀県へ移動できる便利な抜け道にも見えます。ちょっとがたついている所が多いのが気になりますけども。

 

今回はこの地図の左中央から国道477号線を使って国道367号線と合流するところまで走行してみました。

 

 

まだまだ道も広いし"国道"そのもの。

 

廻り田池なる池に到達。

 

 

池の真ん中に小さい島があるのがポイントですね。

 

近くには集落もあるので、まだ酷道になるのはもう少し後かなと思った矢先・・・

 

 

これは酷い。

 

 

祇園四条河原町といった京都市の繁華街からは想像ができないほどの山奥感に圧倒されます。しかもこんなに山奥なのに、ここも四条大宮太秦などがある京都市右京区というのがすごい。ここは京北区とかにした方が良かったのでは・・・?

 

これからどんなに激しい酷道が来るのだろうか!? と期待しつつさらに進むと、あっさり広い道路に出て拍子抜け。あれ、こんなものなのか・・・?

 

 

田舎の夏って感じがして良いです。でも、ここも京都市右京区なのですよ。

 

どこにでもある国道のような道(というか国道なんだけど)を進んでいくと徐々に山深くなっていき、花脊峠に到達。

 

 

この辺は山道とは言っても道幅も広いし、交通量もそれなりにあるから酷道ってほどじゃないなぁ、イマイチじゃないのかこの酷道・・・とぶつくさ言いながら少し進むと、今回のハイライトである「百井別れ」に到着。

 

 

国道はここで左折します。標識がなければ100%直進するだろうし、標識があっても直進する人は多そうです。

 

 

肝心の行き先が隠れて見えないんですが・・・

 

で、なぜ「百井別れ」が最大のハイライトなのかというと、おそらく国道の中では日本で一番角度がキツい分岐なのです。どれぐらい鋭角なのかというと、一般的な車は一度では曲がりきれないレベルで、今回も2回ほど切り返ししながら出てきた車に遭遇しました(ちなみに俺レンタカーは小回りがきくスイフトだったので、思いっきり右に膨らんでギリギリ一発で曲がれましたよ!)。

 

 

実際には「百井別れ」で検索していただけると、いろいろ関連動画が上がっているので、そちらをご覧いただければその激しさがおわかりいただけます。

 

無事に百井別れを切り抜けた直後、上の写真の左側に小さく見える林道のような道路が国道477号線なのですが、これがもう今まで経験してきた国道の中では最高レベルの酷さでした。国道265号線や数年前に走った国道425号線でもこのレベルの酷さはあまり記憶にございません!!

 

 

これまた写真ではわかりにくいのですが、道幅が極端に狭い上にかなり急な坂が続き、そしてガードレールなんてものは存在しないという有様。この手の道になれていなければ間違いなく引き返すレベルですが、転回場はおろか、離合箇所すらほとんど無いので普通車ならば引き返すことすら困難な区間でした。いやはや、これは東京からわざわざ高い高速代支払ってもやってくる価値大ありですよ!(国道マニア限定ですが)

 

百井峠を越え、水道の配水場や簡易浄水場の横をすぎると集落に入り、もうひとつ小さい峠を越えると国道477号線の一番の見せ場は終わりとなります。

 

 

途中で一休み。冷たく美味しい水でした。

 

この後、国道477号線を終点(というか起点)の四日市市までたどろうかと思いつつも、いい加減腹も減ってきたところだったので、お食事処を求めて国道367号線を使って左京区の中心街へと進んでいきました。

 

気温35℃を記録した猛暑日だったので、途中に見えた大原三千院などの観光地などには一切立ち寄らず、京都観光は車の中だけで済ませ、俺の京都ドライブは終わったのでした。

 

 

修学院駅付近の「けいおん!」で有名になった(?)踏切。

 

 

さようなら京都、また来るぜ!

 

というか、京都市内はマイカーやレンタカーで来ると、駐車場代が高いし、大通りはどこも渋滞しているし、裏道は狭い一方通行ばかりでカーナビあっても難易度高いので、市内観光は電車とバスが良さそうですね。今更ですけど。

 

・・・

 

三重県鈴鹿市内で1泊した後、翌朝は東京へ帰る途中、帰り際に以前からお世話になっている@LAEVEさんが一軒家を手に入れたという情報を得たので、ちょいと愛知県にお立ち寄りして住宅見学させていただき、その流れでLAEVEさんご家族とご一緒に近所の喫茶店でモーニングしてきました。愛知県ですし。

 

 

コーヒーが410円だったかな。コーヒーが410円なのに、フレンチトーストやサラダなどがついて410円! ってか何その値段設定間違ってるのでは? しかもフレンチトーストも美味しかったしこれは良い愛知の文化だと思いました!

 

・・・

 

どうでも良いことなのですが、行きは新東名使ったので、帰りは旧東名で帰ってみました。その途中、浜名湖SAから浜名湖を眺めてみたり・・・

 

 

浜名湖大きい!

 

ここまで来たら、これは押さえておきたいものがあります。

 

 

さわやかのハンバーグ!

 

静岡インター近くのさわやかでいただき、満足したところで適当に東京に向けて帰りましたとさ。めでたしめでたし。

 

今回、木曜深夜に東京を出発し、ETC深夜割引を存分に使って京都まで行ってから酷道巡りなどなど好き放題やってみたわりに、意外となんとかなったので、次回もまたやってみたいですね。

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