NISHISAITAMA PROJECT

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琴平参宮電鉄の廃トンネルを見に行く

前回からの続きです。

円座駅からは、ことでん琴平線に乗って琴平駅まで移動します。



こちらの電車は逆方向なので、この後に来た琴平行きに乗ります。

出発直後から天気は急変。本当に間一髪でした・・・そういえば、この区間は、10年以上前に、出張ついでの乗りつぶしで乗ったのですが、そのときも雨だったような。

ic-yas.hatenablog.com



ものすごい雨が降っています。

ギリギリ雨に当たらなかったのは助かりましたが、このあとはどうしましょうか・・・ここで切り上げて18きっぷで広島まで帰っても良いとはいえ、イマイチ不完全燃焼な気もします。だからといって、大雨の中、琴平の金比羅山に行くのも乗る気がしません。琴平の温泉に行くのはありかもしれませんけども。

さて、どうしたものかと車窓をぼんやり眺めながら考えていると、電車は終点の琴平駅に到着しました。

そして、駅の外に出てみると・・・!



突然の快晴! 雨雲レーダーで確認してみれば、大雨を降らせていた雨雲の塊は、高松市内へと流れていき、運良く雨の降っている区間だけを琴平線で回避できたようでした! これは運が良い!



先ほど乗った電車が止まってます。琴平線の車両は、必ずしもクリーム色と黄色のツートンカラーとは限らないようです。

琴平の中心街まで行ってみましょう。



水はけの良いアスファルトは、すでに乾き始めていますね。たった十数分前まで豪雨だったとは信じられません。

一般的な観光客ならば金比羅山や温泉へと向かうところだと思いますが、一般的ではない(?)私は琴平に訪問できたら、ぜひとも立ち寄っておきたいスポットがあったのです。それがこの琴平参宮電鉄の廃線跡



右側にある線路はJR土讃線の現役の路線で、それに並行する形で琴平参宮電鉄が走っていたようです。緩やかなカーブが線路跡っぽいですね。

ちなみにこの琴平、現在ではJR土讃線と、ことでん琴平線の2つの路線が現存しているのですが、最盛期には琴平参宮電鉄と琴平急行電鉄の2路線の計4路線がひしめきあっていたのです。そんなわけで、琴平駅周辺は、いわば大都市圏のターミナル駅のような場所だったようですが、さすがにそんなに鉄道があっても乗る人がいなかったようで、後発の琴平参宮電鉄と琴平急行電鉄は早々に廃止されてしまったのです。

調べてみれば、どちらも鉄道路線が廃止されてからかなりの年月が経過しており、ほとんど何も残っていないようですが、琴平参宮電鉄の廃線跡に関して言えば、いくつかわかりやすい遺構があり、その一つがこれから向かおうとしている、岩崎隧道になります。



一般的な道路のトンネルに比べると幅広で、かまぼこの断面図のようなトンネルです。廃止されてから60年近く経過しているのに、これだけの形で、しかもある意味現役で残っているのが良いですね。



ところで琴平参宮電鉄は1067mmで狭軌複線の電車だったようですが、それにしては若干幅が狭く、高さも低い気がしますし、車両自体は路面電車軽便鉄道の車両みたいな感じだったのかもしれません。

また、一般的に廃線になるような鉄道路線は単線の路線がほとんどで、そのような単線の鉄道トンネルを転用した道路トンネルは幅が狭い場合が多いのに、この路線は複線だったことから幅が広いという点においてもかなり珍しい気がします。

 

・・・


トンネルを抜けると再び土讃線に沿って廃線跡が続いていきます。



突然、ものすごい速度で追い抜いていったアンパンマン特急。iPhoneのカメラを準備しているうちに遠くに行ってしまった笑

このまま、琴平参宮電鉄の廃線跡をトレースするのもありかなとも思ったのですが、元々、路面電車のような併用軌道が続く路線で、痕跡もほとんど残っていないと事前調査で分かっていたし、一番見たかったトンネルもくぐることができて満足できたこともあって、この後は鉄道とは無関係に西へ向かってみることにしました。

というのも、なんとなく帰りは瀬戸大橋ではなく、しまなみ海道で帰ってみようかなと思いついたので、できるだけ西へ進んでから電車に乗りたくなったのですね。18きっぷなので、どこから乗っても金額的には同じだし、「お得感」という意味ではむしろマイナスなんですけど。



ついさっきまで雨が降っていたおかげで、山の上にはまだ雲が張り付いています。



高台に登って振り返ると、後ろには雨雲が。あの雲の下を雨雲レーダーで確認すれば、真っ赤な表示の1時間に80mmという豪雨が降っているとのこと。巻き込まれなくて本当に良かった。

善通寺市に入ってからも引き続き西へと向かい、ちょっとした峠をガンガン登っていきます。



汗だくになりながら大日峠を越えると、三豊市へ。ここから一気に下っていきます。



峠を下った先には高瀬駅があり、時間的にもちょうど頃合いなので、ここで撤収しましょう。



琴電志度駅から円座駅までの25kmに加えて、琴平駅から高瀬駅までの13kmを走りきり、これだけ走れれば十分でしょう!

少し長くなってしまったので、続きは次回

 

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