前回からの続きです
鳥取市内で迎えた翌日。この日はサイコロきっぷ本来の目的地である松江方面へ行くことにしました。
まずは鳥取駅より山陰本線で島根方面へ向かいます。
まだ、早朝7時前なので誰もいない鳥取駅。
今回乗るのはスーパーまつかぜ。サンライズ出雲以外の山陰線の特急に乗るのはいつぶりだろうか・・・ってぐらい久しぶりです。
スーパーまつかぜはものすごい勢いでほとんどの駅をすっとばし、1時間ほどで米子駅に到着します。昨日は2時間以上かかった道のりを、その半分以下の速さで移動できてしまう、この特急は大変便利で助かります。
さて、米子に着いたわけですが、当初の予定では米子で境港線に乗り換えて境港方面まで輪行し、終点近くの駅で降りてから中海という日本で5番目ぐらいに広い湖を突っ切って松江まで行く予定でした。しかし、時刻表で調べてみると、休日朝の鳥取方面から山陰本線と境港線の接続が壊滅的に悪く、どうやっても効率よく乗り換えができないことが判明。
路線バスで行くという手段を考えつつも、どうせならということで米子駅からはdoveplusに乗って移動してみることにしました。
交通機関の接続が悪いときは、ひたすら待つのではなく自転車で移動してしまうスタイル。一箇所にじっとしていられない性格の人ならば、間違いなくこの手の折りたたみ自転車は鉄道旅のお供に最適かと思います笑
本来乗るはずだった境港線と並行して走る国道431号線などを伝って弓ヶ浜半島を北へと進みます。
しばらく国道を走り続けていると、右手側に松林が現れました。その先には砂浜があるだろうからちょっと見てみましょうか・・・と、そちら側へ行ってみると。
なんと、こんなところに自転車道 - 弓ヶ浜サイクリングコース - があるじゃあないですか。
元々、米子市内は自転車で走る予定もなかったし、以前この辺をレンタカーで走ったときは、そんな自転車があるとは気にも留めていなかったので、まさかの自転車道に出会えたとは嬉しい誤算!
さっそく海岸線に出てみると・・・・
雲がかかっていて大山(Daisen)が見えないのは残念ではありますが、山陰地方に快晴の天気など、初めから期待していないのでこれでも十分。
美保関側はバッチリですね。天気も良いし、すべての計画を破棄して、あの半島の先端まで行ってみても良いかもしれません。
弓ヶ浜サイクリングコースは、しばらく国道の歩道のような位置づけで国道に寄り添いながら進んで行き、途中から国道から離れて海岸線を行く専用道となります。
土曜日の午前中だというのに、全然人がいない・・・さすが山陰。
米子空港の脇などを通過し、快適な自転車道をどんどん先へ走っていると境港市へと入っていき、そこで見覚えのある建物を発見。
前回、境港方面にドライブしたときにも立ち寄った境港さかなセンター。この前は大きく肉厚な岩牡蠣などを頂いたので今回も食べようかと訪問してみたところ・・・岩牡蠣のシーズンは終わっていて食べることができず。残念!
その代わりに、荷物にならないような薄い乾物などを適当に買っておきました。
・・・
ここで弓ヶ浜サイクリングコースとは分かれて、計画通りに西へと向かいます。
遠くに見えるのが境港線の余子駅(Amariko sta.)。元々はこの駅まで輪行する予定でした。ただまあ、境港線自体は2回ほど乗ったことあるし、境港線に乗らなかった事で弓ヶ浜サイクリングコースにも出会えたから、結果としては米子駅からここまでチャリで来て正解だったかな?
少し西へ進むと、巨大な橋が見えてきます。こちらは鳥取と島根の県境に架かる江島大橋で、「ベタ踏み坂」の愛称で名前ぐらいは聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
こうしてみると緩やかですけどね(ただし、doveplusにはかなりキツい坂)。
橋の中央部には歩道利用者専用の展望台などもあります。
そして、橋を渡りきれば島根県です!
ちなみに、これがベタ踏み坂と呼ばれる所以は、その撮影方法にあります。
先ほどの写真のように橋のすぐ近くで写真を撮っても、どこにでもあるようなただの道路橋になってしまうため、激坂のような写真を撮るためには遠く離れた大根島にある撮影スポットまで行く必要があります。
あと、2022年現在のスマホカメラでは撮影するのはかなり厳しいかもしれません。逆にズームができるデジカメなら、古いコンデジでも期待通りの絵になるかと思います(↑の写真はコンデジの光学ズームで撮影)。
少し長くなってしまったので、この続きは次回。