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DAHON Dove Plusを買って1年経過したので改めてレビューしてみる

ゴールデンウィークが始まりましたが、外出自粛が強まっているおかげで毎日がステイホームでやることがないので、1年前の4月頃に買ったミニベロのDove Plusの感想でも改めて書いてみましょう。なお、アフィリエイトは一切やっていないので、リンクをクリックしても誰も得しません(笑)

 容易に持ち運びができる折りたたみ式の自転車が欲しいなぁとふと思い立ったので、ミニベロと呼ばれている自転車を買ってみました。何を買ったのかというと、表題の通り、DAHON Dove Plusです。

ロードバイクやハイエンド折りたたみ式自転車などに比べれば十分低価格とはいえ、(2019年現在での実売価格が)73,000円程度、公式の輪行袋(Dove Uno用の14インチ)が4000円ぐらいしたので、決して安くは無かったのですが、買って良かったと思います。間違いなく2019年のベストバイです。

このDAHON Dove Plus。細かい仕様などは公式HPや各レビューサイトを見て頂くとして・・・
 

www.dahon.jp↑自転車本体

www.dahon.jp輪行袋、ここのSlip Bag mini (Dove Uno, EEZZ用)が使用可能です。


ここで言いたいことはこれですね。とにかく軽くて小さくて持ち運びしやすい! 

まず見て頂きたいのが、輪行袋につっこんで自転車本体を畳んだ状態の様子。

サイズが小さいだけではなく、重さも6.97kgという軽さ。5kgの米袋に2Lペットボトルを合わせた重さですよ。柴犬よりも軽いレベル。


そして組み立てします。組み立てというか展開というのでしょうか? 



ここまで僅か40秒弱。工具も一切必要無いので自転車に乗りたいときにすぐ広げられるし、電車などに乗り込みたいときも、2~3分程度で輪行袋に収納できます。ただし、収納するには少しコツが必要なので、慣れるまでは10分程度は余裕を見ておいた方が良いかと思います。

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そして、この自転車の乗ってみた印象は「意外と進む!」ですね。

だいたいの人にこの自転車を見せると「タイヤが小さいからスピードも出ないだろうし、漕ぐのも大変なのでは?」と間違いなく指摘されますが、少なくともホームセンターで売っている1万円前後のママチャリとタイマン張れるぐらいの速度は余裕で出せますし、本気出して漕げばママチャリ以上の速度が出せるような気がします。それに重さが7kg未満の軽量マシンなので、ある程度の登り坂なら普通に登ることも可能です。

なので、体力に自信のある人ならば1日に連続で50km前後なら余裕で移動できます(自己最高記録が岩国の山の中から広島市の自宅までの80km)。

ただし、一般的な自転車とは異なりミニベロの特性からか不安定になる立ち漕ぎはほぼ不可能だし、走行中に後ろを振り向くこともちょっと難しいので、その辺は神経を使います。特に危険なのが走行中の後方確認で、道路を斜めに横断するときなどは一旦停止してから後ろを確認することが必須となるでしょう。それ以外でも交通量がそこそこある歩道のない車道などを走行するときは常に後ろを気をつける必要があるので、バックミラーは必須アイテムです。

www.cateye.com

もちろんバックミラーを装着したまま、Dove Plusを折りたたむことも可能なのでご安心を。

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ここから先は、いろんな乗り物に乗せて移動してみた結果を紹介していきましょう。

このDove Plusは、自転車を畳んだ状態のサイズが、自転車にしてはかなり小さく、JR西日本227系車両のクロスシートならば、両足に挟んで椅子に座ることも可能です。



隣にガタイの良いお兄さんが座ってきましたが全く問題なかったです。でも、畳んだサイズも実際には大きめの旅行鞄レベルのサイズなので、満員電車や途中で降りる予定がある場合は迷惑かもしれません。その辺は適宜、配慮した方が良さそうですけど。ちなみにJR九州の817系車両のクロスシートもなんとかなりましたが、混雑時は避けた方が良さそうでした。

また、山陽新幹線こだま自由席も同様に足に挟んで座ることも可能でした。



シートピッチは500系N700系も普通車なら1040mmらしいので、車両端の荷物スペース(?)を確保する必要もなさそうです。でも、満席になる東海道新幹線の東京~名古屋間に乗るなら、荷物手数料的なお金を支払ったつもりでグリーン車に乗った方が迷惑にならないと思います。

一方で、芸備線を走るキハ47ボックスシートでは・・・



平日昼間に山間部へ向かう乗客皆無の車内でない限り、座席に座るのは諦めた方が良いです。それに、在来線車両の場合ならロングシートなら混雑時でなければ迷惑になることはないと思われるので、そちらに座るか、あとは運転席後ろの広いスペースに立って移動しましょうか。

あとJR九州の特急(ソニック885系、にちりん783系、787系)フットレストの有無にかかわらず、サイズ的に無理でした。しかしながらJR九州の特急は荷物置き場が用意されているし、デッキにゆとりがある場合が多いので、どうにかなりそうですね。日豊本線のにちりんなら乗客も少ないですし。



変わったところだと、宮島フェリーではこんな感じでした(スオーナダフェリーの場合はもっと余裕がある)。



フェリーの場合、たいていは自転車料金支払って畳まずに乗せることも可能なので、あんまり意識する必要はないはずです。ジェットフォイルのような高速船でも、荷物を置くスペースぐらいはあるので船と自転車は相性良さそうです。

逆に、輪行するときに注意する必要がある乗り物と言えば高速バスや路線バスでしょう。

 

路線バスの場合、通勤通学時間帯の混雑するバスは避けた方が良い反面、田舎を走る路線バスなら、サイズ的には(輪行袋に入れてしまえば)そのまま乗せてもだいたいOKだと思われます(今のところ、伊予鉄バス宮崎交通広電バスはOKだった・・・・というか、自転車と認識されてなかった可能性もある)。

よーく規約を調べてみると、手荷物料金が発生する場合もあるし、バス会社によっては自転車自体が×の場合もあるので、よくわからない場合は予めバス会社に問い合わせておくことは必須でしょう。

 

高速バスの場合は、事業者によって行ける場合と行けない場合があるので、いずれにしても問い合わせ必須かと思われます(参考までに、広島電鉄広島交通備北交通石見交通中国バスはOKだった)。


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最後に、ここ1年の実績を改めて振り返ってみます。

これはDove Plusを買って初めて輪行に出た記念すべき記事。当時はまだ特急列車に乗ったことがなかったので、帰りの呉線で今は亡き瀬戸内マリンビューに乗れるチャンスあったのにスルーしてしまったんだよなぁ。惜しい。

初めて新幹線に乗せて県外へ行った記事。徳山からフェリーに乗って国東半島へ渡って半島サイクリングしてきました。今思えば竹田津港から35km先の宇佐駅ではなく、60km先の大分空港経由の杵築市駅を目指しても良かったけど、宇佐の手前にある珍しい温泉や、そこそこ秘境駅西屋敷駅に訪問できたので、これはこれでよかった気がします。

秘境と呼ばれる宮崎県椎葉村から日向市へ向かって山下りにチャレンジした意欲的な記事。人生初の宮崎交通の路線バスに乗ってバスで椎葉村に向かってから、ひたすら山下りしてきたわけです。この時は途中で中断してしまったので今年はこの続きをやりたかったんだけどな!

八幡浜から伊予長浜までの30km程度の道のりを走行した、人生初の四国サイクリング。伊予灘に沿って進む国道378号線からの眺めは素晴らしく、それだけでも最高に楽しかっただけではなく、1日でフェリーや高速船を2回乗り継いだり、JR四国九州&伊予鉄を次々に乗り換えて宮崎から広島を目指すという今までに経験したことのない旅程は、間違いなく昨年の俺の中でグランプリを獲得(?)したといっても過言ではないでしょう。

今までは丸一日ぶっ通しで走行することがなかったので、朝から晩まで徹底的に走り込んでやろうと思って挑戦したのがこの記事。帰宅後に走行距離を調べてみたら岩国→自宅で80kmを越えていたので、だいたいこの辺が限界値ってのが判明しました(自宅→新白島駅をカウントしたら、さらに走行している)。

初めて一般的にサイクリングコースとして紹介されているコースを走ってみた記事。ミニベロの特性を活用したかと言えばそうでもないけど、いずれ挑戦してみようと思っている「しまなみ海道サイクリング」に向けての島巡り的なサイクリングの予行演習になったかな。

自宅最寄り駅から鉄道を使うネタが続いたので、あえて路線バスを使ってみた記事。広島は市内からもそこそこ長距離を走る路線バスがいくつかあるので、一度乗ってみたかったというのもあるんです。次回は三段峡方面や豊平・大朝方面の路線バスにチャレンジしようか(というか今年のゴールデンウィークにやる予定だった)。

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この1年を振り返ってみると、いろいろな事にチャレンジしてましたね。これ、広島のような海あり山あり島あり都会ありの土地柄だからこそ、ここまで多種多様な楽しみ方ができたような気がするので、もしこのDove Plusを東京在住時に手に入れたとしても、ここまで全力で楽しむことはできなかったような気がするし、本当に今このタイミングで手に入れることができて大正解でした。

 

それになんと言っても、今までの公共交通機関を使った旅行だと、鉄道・バス+徒歩になることが多く、旅先でレンタサイクルを借りたとしても、短時間で周遊することしかできなかったのに、容易に運べるミニベロを手に入れてからは、「鉄道を降りたあとに別の街まで自転車で移動してから鉄道で帰る」「駅から遠く離れたフェリー乗り場までサクッと移動する」「島を横断して別のフェリー乗り場から帰る」みたいな旅程を組めるようになったので、旅のバリエーションが広がったような気がします。

 

そんなわけで、今年も積極的に外出したいのですが、まだ厳しいですね・・・特に今年はしまなみ海道サイクリングにチャレンジしたい! だから、さっさとコロナ収束してくれ!

 

追記:

その後、しまなみ海道へ行ってきました!

ic-yas.hatenablog.com

別記事では、さらにキャンプもやってきてます。DovePlus輪行キャンプは万人にはお勧めできませんが、できないことはないです笑

ic-yas.hatenablog.com

 

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