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大連快軌3号線で真冬の金石灘へ

2ヶ月前に引き続き中華人民共和国遼寧省にある大連市へ出張になったので、出張中の休日に合わせて観光がてら、金石灘という場所へ訪問してみる事にしました。金石灘と書いて「じんしたん」と読みます(ローマ字見るまで、「きんせきなだ」って読んでた)。

金石灘は大連の市街地から北へ約50km離れたところにある海岸で、なんでも真夏になれば中国各地や遠くロシアからも観光客が押し寄せるという一大観光地らしいのですが、いまは最高気温が氷点下の1年で最も寒い1月中旬。でもまあ、観光客がいない観光地も面白そうだったし、行ってみるか・・・というのは建前で、一番の目的は、大連駅から金石灘へと伸びる大連快軌3号線に乗る事だったので、それらひっくるめて拝見してきました。

この路線は大連地下鉄の路線と言う位置づけですが、実際はほとんどが高架でトンネル区間が皆無の郊外路線だったりします。イメージ的には日本の「つくばエクスプレス」あたりが最も雰囲気が近いですね。つまり、地下鉄ではなく都市部と郊外を結ぶ私鉄路線と思って頂ければ間違いないです。なぜか地下鉄扱いですけど。

 

大連地下鉄については↓の記事を参照願います。

ic-yas.hatenablog.com


まずは大連駅から乗車です。

 


大連地下鉄と同様に、駅のコンコースで切符や交通系ICカードを自動券売機で購入し、中国大陸ではお約束のセキュリティチェックの後に自動改札を抜ければホームへとたどり着けます。電車は10分おきに出ている単純明快なダイヤを元に運行されているので、日本の一般的な大手私鉄や都市部のJRに近い感覚で利用できます。



ちなみにこの3号線、途中の開発区駅で本線と九里支線の2方向に分かれる上、本線側も保全区駅止まりの区間運転もあるので、何も考えずに乗車すると終点の金石灘駅に行く事ができないこともあります(しかも行き先表示がわかりにくい)。ただ、仮に区間運転の電車だとしても終点で降りてホームで後続の電車を待っていれば、いずれは終点に行けるので心配ご無用。日本の鉄道と同じです。



大連駅を出発すると、しばらく大連の市街地を進んでいきます。



他の地下鉄路線のほとんどが島式ホームであるのに対し、3号線はほぼすべてのホームが対面式です。駅のデザインもだいたい同じという量産型途中駅が続きます。



金家街駅のすぐ先には3号線唯一のトンネルがあります。トンネルに入ると、車内の電光板に「トンネルの中だから注意しろ」ってメッセージが出るんですが、特に危険な場所ではない・・・はずです。なお、トンネル内でも携帯の電波は届きます。さすが。



基本的に高速道路に沿った高架や盛土の上で、線形も良い区間ばかりなので「つくばエクスプレス」や「北総線」のように軽快に飛ばしていきます。



途中から空き地が目立ちますが、この辺はこれから開発されるのでしょう。というかこのすぐ脇におもいっきり軍事施設っぽい建物があったのですが、写真など撮っても良かったのか・・・



なぜか大連駅方面の片方しかホームのない駅もあり、金石灘方面の電車はホームがないので通過します(この駅の裏には車両基地があるので、職員用の駅?)。

日系企業が多く集まる開発区駅で九里支線とわかれ、このまま終点まで一気に行くんだよな! と思った矢先、そのひとつ隣の保税区駅が乗車中の電車の終点だとわかり、ここで下車。どうやら半数の電車はここで折り返すようです。



いま乗って来た電車が折り返して戻っていく図。

その10分後、終点まで行く後続の電車がやってきたので、それに乗り込んで20分ほど乗車すると、終点の金石灘駅に到着します。



ここまで8元(=約130円)。50km乗ってこの価格は安い・・・!

冒頭でも紹介したとおり、大連の一大観光スポットのひとつでもあるためか、大きな旅行カバンを手にした客もちらほら見えますが、ほとんどは地元民で、その大半は接続しているバスやタクシーなどに乗り込んでどこかへと行ってしまいました。

なにはともあれ海岸線にでも眺めてきましょう。



誰もいない観光地の歩道を道なりに歩く事10分弱で、黄金海岸という広い砂浜に出られます。ほとんど人はいないのに駐車車両がやたら多いのはなぜだろう。



入口に「この砂浜は我らが海岸会社の敷地内だから、立ち入るなら20元をその辺のスタッフにデポジットしろ(意訳)」みたいな立て看板がありましたが、完全に無人状態だったのでそのまま砂浜へ。おそらくシーズン中は砂浜に入るだけでも入場料が発生するのではないかと思います。違うかも。



失礼ながら、中国の海とは思えないほど透明度のある綺麗な海水でした。ただ、この日の気温は−2℃で、それなりに風も吹いていたのでメチャクチャ寒かったので、泳ぐ以前に海水にさわる事すらためらうほどでしたが。



ここいらでタクシーをチャーターして、もっと先までいってみようかなとも思いつつも、あんまり下調べもしないで遠いところまで行くと大変な事になりかねないので、素直に宿に戻る事にしました。

・・・

金石灘駅に戻り、大連駅へと向かいます。

ところでこの金石灘駅、現金が使える自動券売機がないうえICカードにチャージすらできないので、帰りの切符を購入するためには窓口に並ぶ必要があります。メモ用紙なりスマホで「大連火車站!」って表示させてアピールしつつ現金8元を渡せば無言で売ってくれると思うので(こんなところまで来るような人なら)そこまで気にする必要はないとは思いますが、面倒でも往復分チャージした交通系ICカードを準備しておいた方が何かと良さそうです。

帰りはところどころ車窓も動画で撮ってみました。



終着駅手前では車窓からIKEAが見えました。この辺の風景、知らない人がこれだけ見たら、それこそ千葉県の幕張あたりと勘違いするかもしれません(さすがにそれはないか?)。

とまあ、こんな感じの3号線を乗りつぶしでした。近いうちに3号線の支線である九里支線が延伸するらしいので、その辺もチャンスがあったら乗りつぶしたいですね!

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