そういえば1月中旬に広島滞在中、大雪が降ったときの出来事を書いていなかったことを思いだしたので、簡単に書き残しておきましょうか。
今年の西日本、特に山陰地方は今までになく大雪に見舞われていますが、その影響で普段はそれほど雪の降らない瀬戸内側にも積もる程度の雪が降っているそうです。
この日は晴れていたら、広島市内の離島か三原の方にでも行ってみようかと思ったのに、朝目覚めてホテルから外を眺めてみると・・・
これは広島市内なのか・・・!? と一瞬思ったぐらいの大雪でした。
雪が降ることを想定していない出張だったので雪の装備などあるはずもなく、このままホテルに缶詰かと思われたところ、午前11時をすぎたあたりから雪が小康状態になってきたので、ちょいと広島市内へと繰り出してみました。
富山あたりにワープした気分です。
ニュースによると広島県内の鉄道・バス路線は大幅にダイヤが乱れて、飛行機は運休、高速道路も×ばっかという有様。路面電車も広島駅前から荒神橋(上の写真の橋)まで電車が連なっているぐらいは渋滞しており、ちょっと乗るのは難しそうだったので、歩いて繁華街まで行ってみることに。
そして、せっかくの大雪だし、ちょっと高いところから広島市内を眺めたいなぁなどと思ったので、普段あまり行かない段原の方から比治山の方へと行ってみました。
というのも、比治山には段原にあるイオンの脇から比治山スカイウォークというエスカレータがあって、一度使ってみたかったのです。
このエスカレータを登り切れば、比治山のてっぺんに到達します。
エスカレータを降りて道標に従って進んでいくと、広島中心地方面の展望が開けます。
思ったほど標高が高くなかったかな。
時計を見るとお昼にはまだちょっと早い時間だったので、もう少しどこかで時間をつぶそうと振り返ると、そこには広島市現代美術館が!
せっかくなので行ってみました。
そういや、広島駅や商店街に特別展の宣伝があったなぁと思いつつ、特別展を含む入場券を買っていざ突入。特別展は「世界が妙だ!立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」というもので、名前は存じ上げていなかったのですが、期待以上にかなり面白かったです! 最初は1時間ぐらい時間がつぶせれば・・・なんてつもりだったのに、2時間以上じっくり展示を見ていました。客がほとんど誰も居なくて静かだったというのもまた良かったですね。
現代アートに満足した御一行というか俺一人ですけど、次に向かったのは広島の繁華街。
せっかく広島に来たんだし、お好み焼きでも食べようかなと思いつつ、広島随一の繁華街こと流川や本通商店街を当てもなく歩いてみましたのに、どこもお好み焼き屋は閉店中。時間がちょっと遅かったというのもあるのですけども、この大雪のために臨時休業というのもあったのでしょう。というか、お好み焼き屋以前に、普通のお食事処もほとんどやっておらず、もうどこでも良いから何か食べよう! と心に誓ったところで目にとまったラーメン屋に入ってみました。
もんごいらーめん袋町店の「さんま油そば」
魚介系の油そばは記憶をたどった限りでは見かけたことがないぐらい珍しいと思いますが、これが美味しかったです。残った味の濃い魚介スープにライスを入れて食べるのがまたグッドでした!
お店を出るとすっかり快晴。このまま帰るのも勿体ないと思ったので、腹ごなしもかねてさらに西へと歩いて行くと、原爆ドームが見えてきました。
これ、雪が降っているときに見に来れば良かったかもしれない。
ここまで来たなら原爆資料館に行こうかとも思ったのですが、現代美術館で十分展示物系を眺めてきたので、今回はアストラムラインに乗る事にしました。
特に行き先も決めず、県庁前駅から乗車。
太田川に沈みかけている太陽。なんだかんだで楽しかった日曜日だった。
っと、感傷にふけっていると帰れなくなりそうなので適当に降りましょう。
ちょっと行き過ぎた感じがあったので、少し戻って白島駅で下車。なぜここで降りたのかというと、以前、広島市の地図を眺めていて気になっていた橋があったからです。
工兵橋という吊り橋。いろいろと歴史的経緯はあるそうですが、個人的にはこんな街中に吊り橋があることに興味があったわけで、早速渡ってみましょう。
アストラムライン! あちらの国道54号線とアストラムラインが通っている橋は、新こうへい橋というそうです。
工兵橋を渡り終え、国道に戻ったところにあったバス停から広島交通のバスに乗って広島駅に戻り、俺の楽しい広島散策が終わったのでした。